マラソン瀬古利彦語る 34歳で旅立った愛息がくれた“金メダル”
記事投稿日:2021/06/07 11:00 最終更新日:2021/06/07 11:00
88年9月9日、瀬古家の長男・昴くん2歳の誕生日を妻・美恵さん、義母と祝う
「これが、昴がつくってくれた金メダルです」 そう言うと、瀬古利彦さん(64)は黄色い紙製の“心の金メダル”をしみじみと見つめた。日本のマラソン界の第一人者であり、レジェンド。現在の役職は、DeNAアスレティックスエリート・アドバイザーおよび日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダーだ。88年、最後のマラソンとなったソウル五輪から帰国した瀬古さんを、妻・美恵さんと、2歳...