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ヤクルトスワローズとの大接戦の末にオリックス・バファローズが26年ぶりに日本一を果たすという、劇的な幕切れとなった2022年のプロ野球。栄光に輝いたチームの裏では、不振にあえいだチームも。

 

成績を大きく左右するのが指揮官である監督。これまでも監督が代わった途端に、急上昇するチームもあれば、低迷したチームもあったことだろう。

 

そこで本誌は、来シーズン「期待できない監督」についてアンケートを行った(12月6日~8日)。果たして、野球ファンから低評価の烙印を押されてしまった監督は――。

 

3位は、中日ドラゴンズの立浪和義監督(53)。現役時代は1987年にドラフト1位で中日に入団し、攻守ともに大活躍し、3度のリーグ優勝と07年の日本一に大きく貢献。中日一筋を貫き、ファンの間では“ミスタードラゴンズ”と愛された。

 

落合博満氏(69)が監督を務めていた2011年シーズン以来、リーグ優勝から遠ざかっている中日。それだけに中日ファンの期待を一身に背負って今シーズンから就任した立浪監督だったが、47年ぶりに開幕から本拠地で3連敗、2015年以来7年ぶりに最下位で前半戦を終えた。そして、6月23日から一度も順位をあげることなく、最下位のままシーズンが終了した。与田剛氏(57)が監督を務めた昨シーズンから順位を1つ落とすという、苦い監督デビューとなった。

 

アンケートでは、そんな立浪監督に対して《規律を押し付けるようなやり方が、現代に合っていない。2022年は最下位であり、トレードにも疑問が残るため》《現時点でもトレード等を敢行しているが、まだ選手層が薄いように感じる。采配もよくわからない》《主力選手をトレードに出したからです》というように、トレードの手腕について疑問を寄せる声が寄せられていた。

 

2位にランクインしたのは、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督(50)。現役時代から敬遠球をサヨナラ安打やユーモアあふれるパフォーマンスで常に注目を集めたが、監督になってもそれは変わらず。昨年11月の就任会見で「優勝なんか目指しません」と宣言し、“球団の顔”としてバラエティ番組などにも続々と出演した。

 

しかし、華々しい監督デビューとはいかなかった。開幕から5連敗し、各チームが熾烈な順位争いをするなか序盤から最下位が定着。その後善戦した試合もあったが、8月27日から一度も順位をあげることなく終戦。

 

3位の立浪監督と100票近く差をつけるなど、大きな話題を呼んだ分がっかりした度合いも大きかったようだ。《采配がイマイチなので》《指導者としての手腕に疑問を感じる》と監督としての力量を問う声に加えて、こんな声が。

 

《やはり監督と言うよりタレントっぽい感じ》
《登場を派手にしてるだけに見えるから》
《今シーズンも結果を残せていない。バラエティータレントみたい》

 

最下位で終わったことで、テレビへの露出やド派手なパフォーマンスが裏目に出てしまったようだ。ただ同時に行ったアンケート【期待できる「プロ野球監督」ランキング】では1位にランクインするなど、期待も多い。来シーズンはその声に応えることができるか。

 

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出典元:

WEB女性自身

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