一般財団法人「東京マラソン財団」ホームページより 画像を見る

3月5日、4年ぶりに従前と同じ規模で開催された「東京マラソン2023」。天候にも恵まれ約3万8000人の一般ランナーが参加し、多くの人々が沿道で声援を送った。

 

コロナ禍では開催延期や定員が削減されたこともあり、万感の思いで都心を駆け抜けたランナーも多かったはず。だが一方で、一部ランナーによる“ある不適切な行為”が物議を醸しているのだ。

 

大会終了から2日経った7日頃から、複数の男性ランナーが道路脇の植栽に「立ち小便」をする動画がTwitterで拡散。大勢のランナーが歩いて進むなか、ウエアを着用した男性たちが植栽に並んで用を足す姿が確認できる。だが、彼らに直接注意をするスタッフはおらず、周辺には脱ぎ捨てられたウエアやゴミも多数散乱していた。

 

日本において「立ち小便」は軽犯罪法違反に該当する可能性もあり、Twitterでは不快感を示す声が相次いでいる。

 

《治安悪すぎるやろ。。。》
《東京マラソン改善必要 ありえない》
《えっ? 最悪なんだが… 何だこのモラルのない人達 自分が気持ち良ければ何でもいいのかな?》
《東京マラソン…こんなことになってたとは…。 あまりに酷いね。 モラルなさすぎ。 さすがに女性はいなさそうだけど》

 

一方、大会公式サイトでは参加者に向けた「ランナーマナー」として、《トイレ以外のところで用を足すことは禁止です》と明記。加えて、《衣類の脱ぎ捨てはやめましょう》《ご自身で持ち込んだごみは持ち帰りましょう》とも記されている。

 

そこで本誌は8日、東京マラソンを運営する「東京マラソン財団」に取材を申し込むと、広報部より文書で回答があった。

 

――まず、SNSで拡散している動画は、東京マラソンでの出来事でしょうか?

 

「運営担当からの報告にて把握しております。大変残念ですし、運営サイドとして重く受け止めています」

 

――こうしたランナーの行為は把握していましたか?

 

「運営担当からの報告にて把握しております。事前の参加案内や案内サインで、ランナーマナーを呼び掛けてまいりましたが、多くのランナーの方にルール、マナーを守ってご参加いただいている中、このような事態が発生したことは、大変残念なことであり、重く受け止めております。

 

大会終了後、散水し、清掃を行っております。ご迷惑、ご心配をおかけしました皆様には、心より深くお詫び申し上げます。今後はこのようなことが無いよう対策を検討し、注意喚起および対応を徹底してまいります」

 

――仮設トイレはどれぐらい設置されていたのでしょうか?

 

「合計1,114基[スタート650基、コース上397基、マラソンフィニッシュ67基]に加えて常設のトイレもご案内しています」

 

――ランナーたちの不適切な行為をどのように受け止めますか?

 

「今後の運営上の優先順位の高い事項としてとらえております。今後はこのような行為が無いよう対策を検討し、さらなる注意喚起および対応を徹底してまいります」

 

大勢が参加する大会だからこそ、マナーはきちんと守りたいものだ。

出典元:

WEB女性自身

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