2月28日、ダーツ機器のレンタル事業などを展開している企業「10 Fields Factory」が、スポンサーを務めている、プロダーツプレイヤー吉田好宏選手との契約解除を公式サイトで発表した。
同社は理由について「この決断は、同氏がSNS上で繰り返し行った女性蔑視と捉えられかねない発言に起因します」と説明。
吉田選手はX上で7年ほど前から、女性を女性器で呼称し「女性は他責思考で融通が効かない」「繁忙期でも早く帰れるのは女性だけ」といった女性蔑視的な投稿を再三繰り返していた。
2月ごろから、SNS上で一連の投稿が問題視され批判が殺到すると、今月下旬に吉田選手はXのアカウントを削除。吉田選手をプロ登録しているダーツジャパンやスポンサー企業である「10 Fields Factory」らに対応を求める声が相次いでいた。
こうした事態を受け、契約解除を決断した同社は「公の場での言動は個人の品格だけでなく、支援する企業の価値観をも代表するもの」とスタンスを表明。その上で「当社の倫理規定、価値観、そして社会的責任に反する行為を行った同氏との関係を維持することはできないと判断いたしました」と説明した。
さらに「当社は今後もダーツを含むスポーツの発展を支援していくつもりですが、それは健全な精神と公正な競技の精神のもとで行われるべきであると考えます」とし、「このような状況を招いたことに対して、関係者の皆様、そしてダーツファンの皆様に心よりお詫び申し上げます」と謝罪。
最終的に「今後、当社はこのような事態を未然に防ぐため、さらに厳格な基準を設け、スポンサー契約を行う際の審査を強化してまいります」と結び、今後の方針を示した。
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