《いつも温かい応援をいただきありがとうございます。シーズンも近づいておりますが本日は皆さまに結婚いたしました事をご報告させていただきます》
2月29日夕方、野球界だけでなく世界中に衝撃ニュースが走った。メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平(29)が、Instagramを通じて結婚を発表したのだ。
冒頭のように書き出した大谷は、《新たなチームと新たな環境でのスタートとなりますが2人(1匹も)で力を合わせ支え合い、そしてファンの皆さまと共に歩んでいけたらと思っております》と表明。
続けて《まだまだ未熟な点も多々あるかと思いますが温かく見守っていただければ幸いです》と、呼びかけている。またInstagramに投稿された声明の右下には、愛犬・デコピンのお茶目なショットも添えられていた。
昨年11月に自身2度目となるMVPに輝き、今シーズンからドジャースに史上最高額の契約で移籍した大谷。28日に出場したホワイトソックスとのオープン戦では、177日ぶりの実戦にもかかわらずホームランを放つ活躍ぶりを見せていた。
いまや世界的大スターである大谷の電撃結婚に、ネットやSNSでは驚きと祝福の声が溢れている。
そんな大谷と双璧をなす同じ’94年生まれのスターといえば、史上最年少で国民栄誉賞も受賞したプロスケーターの羽生結弦(29)だ。
’22年7月放送の『緊急特番 羽生結弦 感動をありがとう〜終わりなき挑戦』(テレビ朝日系)で、大谷はVTRを通じて「長い年数活躍したアスリートなので、同い年ですし。これからも活躍すると思いますけど、応援しています」と羽生にエールを送っていた。羽生も「逆境がいっぱいあったと思うんですけど、めちゃくちゃカッコいいなって。僕もそういう存在になれたらなって思ってます」と、大谷に尊敬の眼差しを向けていた。
活躍するフィールドは異なれども、いまや“大谷・羽生世代”と呼ばれる2人。互いにこれまで熱愛報道が取り沙汰されたことはなく、SNSで交際を仄めかすこともなかった。SNSを通じた結婚発表も共通しているが、その“中身”はやや異なったようだ。
昨年8月4日深夜、突如としてXで結婚を発表し世間を驚かせた羽生。だが結婚に関しては《この度、私、羽生結弦は入籍する運びとなりました》と、わずか23字のみで触れただけ。結婚相手との馴れ初めや交際期間はおろか、年齢や性別、一般人かどうかさえも一切明かさなかったのだ。結婚に際して会見やメディアの取材に応じる機会もなかった。
結婚発表に際して綴った文章は約500字に及んだが、そのほとんどがスケートに対する熱意や応援してくれる人々への感謝の気持ちで埋め尽くされていた。そんな羽生が結婚相手の素性に触れたのは、昨年11月に離婚を発表した際のコメントで《一般人であるお相手》と綴っただけだった。
いっぽうの大谷は結婚を発表した声明のなかで、《お相手は日本人女性です》と明言。さらに《明日の囲み取材で対応をさせていただきます》と、マスコミの取材に応じる意向を示している。またInstagramの投稿欄では、結婚相手について英語で《僕にとってとても特別な人》と綴っていた。
互いに切磋琢磨し合うアスリートだが、結婚発表に関しては価値観の違いが出たようだ。