大谷翔平はロッカールームで激しく動揺、真美子さんは涙…水原一平の“裏切り”に見せた「夫婦の憔悴」
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■「ベットする? 勝ったらいいなあ」

 

水原氏のスポーツ賭博は、現地の野球関係者の間では知られていた話だったようだ。在米ジャーナリストはこう語る。

 

「水原氏と親しい人によれば、2年前ほど前から、バスケットボールとサッカーの試合で『どっちが勝つかベットする(賭ける)? 勝ったらいいなぁ』といった会話が何度かあったそうです。スポーツ賭博はカリフォルニア州では違法ですが、38州では合法。ゲーム感覚なので水原氏もハマっていたのかもしれませんが、まさかそれほど巨額の賭けだったとは……」

 

今後、水原氏にはどのような処罰が下されるのだろうか。ニューヨーク州とカリフォルニア州の弁護士資格を持つ国際弁護士の清原博さんはこう語る。

 

「日本の法律とは違い、アメリカの法律は量刑が詳細に分類されているので、どういった罪状になるのかで変わってきます。カリフォルニア州の刑法で違法賭博罪となると、6カ月以下の禁錮刑または1千ドル(約15万円)以下の罰金刑になります。大谷選手の代理人は窃盗を主張していると報じられていますが、カリフォルニア州の刑法では窃盗罪は3年以下の禁錮刑または1千ドル以下の罰金刑です」

 

捜査が行われ、水原氏が起訴されれば裁判ということになる。

 

「また今回の件は、FBIの違法スポーツ賭博についての捜査の過程で発覚しています。水原氏は米国では外国人ですから、捜査の上で逃亡の恐れがあると捜査当局が判断した場合には逮捕状が出る可能性もあります。横領罪となれば量刑は重くなり、6年以下の禁錮刑または50万ドル(7千500万円)以下の罰金刑です。今後は水原氏が違法性を認識していたのか、大谷選手が賭博について知っていたのかが捜査の焦点となるでしょう。

 

また、当初の説明のように大谷選手自身が違法性を知ったうえで送金したのであれば、違法賭博に加担したと見なされ、責任を問われる可能性もあります」(前出・清原弁護士)

 

昨年6月、本誌は大谷を長年支えていた水原氏の奮闘を“10刀流”と報じた。(1)通訳、(2)ボディガード、(3)グルメ情報収集、(4)キャッチボールの相手役、(5)運転手、(6)トレーニングサポーター、(7)動画撮影カメラマン、(8)審判の心理分析、(9)メンタルサポーター、そして(10)友人――突然、その相棒を大谷は失ったのだ。

 

「ロッカールームで水原氏の告白を聞いた大谷選手は激しく動揺していたそうです。盟友のトラブルで想像を超える事態に巻き込まれたことに、とても傷ついたと聞いています」(前出・スポーツ紙記者)

 

傷心の大谷を支えるのは、やはり家族だった。水原氏の解雇で騒然となった開幕第2戦、観客席には大谷の父・徹さん、母・加代子さんの姿が。そして、間に挟まれる形で、左手薬指の指輪が輝く真美子さんが声援を送っていた。

 

「試合後、真美子夫人はグラウンドに降り、『ドジャース夫人会』の記念撮影を行いました。

 

同会の公式インスタグラムに投稿された記念撮影写真では、30人近い夫人たちが集まり、真美子さんは3列目の右端に。隣の夫人の肩に腕を回したり、笑い合ったり、素晴らしいコミュニケーション能力を発揮していました」(前出・スポーツ紙記者)

 

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