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新年度が始まり、1ヵ月。4月に入社した新社会人たちは、まだまだ研修途中という人もいれば、すでに現場に配属され上司のもとで切磋琢磨する人も。

 

そんな部下を成長させ、活躍させるのは上司の大切な役割。だからこそ上司となる側も「どんな上司になれば良いのか」悩む人も多いだろう。

 

最近では、昨年のWBCで優勝した日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督(63)の名前を理想の上司としてあげる人も多い。そこで、球界の監督達について、20代〜30代の、会社員や公務員などを対象に、「上司にしたい」のは誰なのかを調査した。

 

3位に選ばれたのは、阪神タイガースの岡田彰布監督(66)。’04年に阪神タイガース第30代監督に就任。翌年、阪神をセ・リーグ優勝に導いた。だが’08年に、一時は13ゲーム差をつけていた巨人に終盤で逆転されるという歴史的V逸で阪神監督を辞任。その後、再就任すると、復帰1年目となる‘23年、セ・リーグ、日本シリーズともに優勝を達成した。

 

そのため、「優勝時の人柄が良かった」「粘り強さでチームを率いて念願の日本一に導いた事」など、岡田監督を挙げた理由として優勝に導くリーダーシップを指摘する声が多く寄せられた。

 

‘23年は徹底的に守備を強化することを掲げた岡田監督は昨シーズンまでの反省を踏まえ、ダブルプレーを確実にとるという具体的な目標を設定し、失点をリーグ最少に抑えることに成功。普段はあまり選手達とコミュニケーションをとらないとされているが、優勝後の記者会見では、「今年は自分がやりたい、守り重視の野球を伝えていけないと思い、選手と話す機会が増えた」と語っていた。

 

また、’23年は岡田監督の采配が神がかっていたことも注目を集めた。昨年12月に放送された『しゃべくり007』(日本テレビ系)で、大竹耕太郎選手は、岡田監督について「全くコミュニケーションはとらないけど、見てもらえてる感じはすごいする」と語っている。チームメンバーの仕事ぶりをよく見ていることが、選手の実力を発揮させることにつながるのだろう。

 

第2位に選ばれたのは、第20代読売ジャイアンツの阿部慎之助監督(45)。’20年から巨人の二軍監督に就任し、’23年10月より一軍監督に就任した。

 

現役時代には主将も務めていた阿部監督。当時から、後輩を連れて自主トレを行うなど面倒見の良さは評判だった。一方で、二軍監督就任当初には会見で「2軍選手にはまだ言ってないけど、2軍は読売ジャイアンツじゃない。読売巨人”軍”だ」とスパルタ指導を宣言。愛の鞭で、選手たちを成長させてきた。

 

厳しさを受け入れさせるのは選手らとの”対話”の多さかもしれない。昨年の秋季練習初日、スタッフや選手とよく話すことについて問われると、阿部監督はこう語っていた。

 

「LINEするよりもしゃべった方が良いかなと。その方が話も伝わるだろうし、相手の顔を見て話すことも大事だと思うので。今はいろんなツールがあって、連絡が誰とでも取れてしまう。でも、真意が伝わってなかったら意味がないなと思っているんで、それだったら話した方が早いかなと思いますね。ずっと思ってたことなんでそういうのは実践していこうかなと思います」

 

実際キャンプでも、若手らと明るくコミュニケーションをとる様子が報じられている。そんな阿部監督には、互いを理解し、厳しい指導も受け入れられる雰囲気を作り出している点を評価する声が多く寄せられた。

 

《優しくて、何でも素直にいってくれそう》
《選手との距離の縮め方、取り方がうまいと思ったから。チャラチャラしてるわけでもなく、とっつきにくいわけでもないため》
《リーダーシップもあるしユーモアもあるし若手の立場になって考えてくれるから》

 

そして上司にしたい野球監督1位に選ばれたのは、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督(52)。現役時代、MLBでも3年間プレーした経験を持つ新庄は2022年シーズンより北海道日本ハムファイターズの監督に就任。就任直後は「BIGBOSS(ビッグボス)」を登録名としたり、派手な服装やパフォーマンスも注目を集めた。

 

明るく率直な人柄が知られている新庄監督。監督業では堅実なリーダーシップを発揮している。監督就任の会見では、「優勝なんかいっさい目指しません、僕は。『高い目標を持ちすぎると、選手というものはうまくいかない』と思っているんですよ。一日一日地味な練習を積み重ねて、シーズンを迎えて、何気ない1日を過ごして勝った、勝った、勝った。それで9月あたりに優勝争いをしていたら、『さあ優勝を目指そう』と気合の入り方が違うと思うので、そういうチームにしていきたいなと。優勝なんかは目指しません」とコメント。現実的で、選手たちの目線にたった発言は注目を浴びた。

 

就任後の22年、23年は2年連続でリーグ最下位の成績となった日ハムだが、今年は様子が違う。4月23日に行われた、楽天戦では昨年8月以来の5連勝を達成。順調な滑り出しを見せている。その裏には、選手のやる気を高めるための査定改革が効いているのではないかとの見方も。

 

やる気に満ち溢れる日ハムメンバーらを見てか、アンケートでは社内の雰囲気が良くなりそうだとのコメントが相次いだ。

 

《フランクに接してくれて時には厳しく指導してくれて気取らない性格が良い》
《社内が明るくなるから》
《選手の起用法が的確。選手も監督の意図を理解してプレイしている印象》
《ポジティブに、毎日楽しく仕事ができそうだから》
《ミスしても積極的であれば多少目をつぶってくれそうだし、正しい評価をしてくれそうだから士気が上がると思う》

 

野球監督らの振る舞いを、仕事でも真似してみてもいいかもしれない。

 

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出典元:

WEB女性自身

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