■高級ホテル内の部屋には宿泊せずに……
ドジャース軍団が滞在しているのは、都内にある外資系の高級ホテルだった。
「このホテルが選ばれた最大の理由はセキュリティの観点からです。チームで移動できる大型バスの乗り入れが地下から可能だったことが大きかったそうです。球団は不審者の侵入を防ぐため上層階を借り切っています。都内が一望できる宿泊者専用のラウンジがあり、選手たちの要望に合わせ、和食の料理人数名に応援に来てもらっているといいます。ホテル内にはもちろん大谷選手の部屋も用意されていますが、宿泊してはいません」(前出・テレビ局関係者)
実はドジャースのデーブ・ロバーツ監督は来日直前にMLBネットワークの番組『ホット・ストーブ』に出演した際、大谷がチームの宿泊場所には泊まらないことを明らかにしていた。
「“SNS全盛でファンたちの熱狂がすごい”として、大谷選手自ら混乱を避けるため同じホテルに宿泊することを避けたというのです」(前出・在米ジャーナリスト)
大谷はドジャースナインとは別の高級ホテルに滞在していると思いきや……。
「エンゼルス時代から、日本帰国時に利用している都内のマンションも活用しているようです。当時の通訳・水原一平氏と近隣のジムに通っていたところを取材陣によく目撃されていましたね。リラックスできる場所でアットホームに過ごしているのでしょう。LAにいる真美子さんの体調が心配で、リモートで会話しているのかもしれません」(前出・テレビ局関係者)
真美子さんがいない今回の帰国。基本的に大谷は練習と試合の野球づけの日々を送っている。前出のスポーツ紙記者は言う。
「大谷選手が初めてプロ野球を生観戦した球場が東京ドームでした。かつて彼が所属していた日本ハムの準本拠地だったこともあり、“ホーム”の意識があるようです。
’16年秋、大谷選手は同所で侍ジャパンの強化試合に出場。ライト方向へ打った球は天井の隙間に入り込み、グラウンドに落ちることなく二塁打と判定されました。実は東京ドームの天井裏に打球が入り込むのは’02年、巨人・松井秀喜選手(当時)に続き2度目。2人の球はサイン入りでいまも東京ドーム内の『野球殿堂博物館』で常設展示されています」
いつまでも野球に真摯な大谷人気にあやかろうと、意外な人物からのオファーもあったようだ。
「帰国翌日の14日、佐々木朗希投手が官邸に招かれ、石破茂首相と対面していました。
当初、官邸側は“大谷選手と会いたい”と猛烈なラブコールを送っていましたが、球団側が首を縦に振らなかったと聞いています」(全国紙記者)