まめ日和の最新ニュース
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ストーリーテラーゆめこ『まめ日和』第422回
2024/06/07 06:00絵本を読んでもらうことが大好きなゆめこですが、小さかった頃は読んでいる途中に突然アレンジを入れ始めては全く違う展開にしてくることも多くあり、「こんなに話が聞けないようで大丈夫なんだろうか」などと心配したこともありました。さすがにみんなで読み聞かせを楽しむ場面などでは茶々を入れるようなことこそしませんが、やはり我慢しているのでしょう、家族が相手になると独自のアレンジが大爆発します。いまでは「お話リレ -
お迎え時のミッション『まめ日和』第421回
2024/05/31 06:00いまだバス通学に慣れない娘を迎えに学校まで出向くことが多い毎日。ただ迎えにいくだけでは芸がないのでちょっとしたミッションを課しているのですがこと「電話で連絡を取り合う」ミッションのクリアが難しい。どこにいるのかと聞けば学校だと答えられ(それは知っている)、その場所から何が見えるかと聞けば赤い虫が見えると返ってくる(もう少し大きな目印が欲しい)。本人は大真面目なので状況を改善するための説明がなかなか -
毎朝の儀式『まめ日和』第420回
2024/05/24 06:00忘れ物が激しい、というよりは「持っているべきものを持っていないことに気がつかない」という致命的なふわふわっぷりを発揮する我が家の兄妹。細かいものを学校に忘れてくるなんていう生やさしいものではなく、リュックやランドセルごと失ってくるので彼らのカバンには紛失防止のタグがついています。手元から離れるとすかさず通知が来るのがたいへんありがたいこのタグ。見守りの役にも立つ優れものですが、それぞれに子どもたち -
結局最後まで立っていた奴の勝ち『まめ日和』第419回
2024/05/17 06:00どうやらまめはいわゆる「お勉強」が得意ではないと自己分析している。テストの点数以外の良いところもしっかりと認めて伸ばしてくれるような学校に通っているものの授業の大半はいわゆる通常の学習であるため、「できない」「苦手だ」と感じる回数は当然勉強が得意な子よりも多くなり自分のことをできない子だと感じて落ち込んでしまう……そんなシーズンがごくまれにやってきます。学生である以上「お勉強」と距離を置くことはで -
どんなに小さなことだとしても『まめ日和』第418回
2024/05/10 06:00子どもとの向き合い方、方針などについては家庭によってそれぞれの考え方があると思いますが我が家では基本的に、誰かのためになにか行動を起こしてくれたら、それがどんなに小さなことだとしても感謝を伝えまくります。自分が暮らしている家の中のことですから家事も雑用も当然「やるべきこと」です。だからって、せっかくやってくれたことにたいして当たり前のことだからと切り捨ててしまったりスルーしたりするのはね……我がこ -
曇りなき眼で『まめ日和』第417回
2024/05/03 06:00「あの時こういう考え方ができていたらどれだけ気持ちが楽だっただろう」と思うこと、たくさんあります。ある程度の経験を経てから改めて考えることで気づくことができることもあれば、経験値が少ないからこその鋭い一言っていうのもあるのだな。曇りなき眼ってやつ。私はそういうひらめき的な部分がかなり鈍い方なので、まめと話しているとフレッシュな気づきがあって楽しい。あの頃の答え合わせをしているような気持ちで聞いてい -
目についた情報の意味『まめ日和』第416回
2024/04/26 06:00ネットに転がっている育児情報に踊らされてばかりいるのはあまり健全ではないと思うけど、ふと目についたものってやはり自分の中に何か思うところがあって目につくわけなのでちょっと目を通して考えてみるのもいいかもしれないと思った出来事。これは私自身のために、です。 -
重力が辛いのよ『まめ日和』第415回
2024/04/19 06:00昔からお風呂に浸かるのが好きで状況が許せば水などを持ち込んでかなり長時間入っていることもあるのですがなかなか理解されづらい場面も多く、面倒なので説明を諦めていました。が、息子に尋ねられれば場当たり的な説明で誤魔化さずにきちんと答えねば。そう思って自分が1番大切にしているお風呂への思いを言語化しましたらその理由は意外にしょぼく、残念な感じで響いてしまったのでした。もう誰にもわかってもらえなくていい… -
将来の夢はなんですか『まめ日和』第414回
2024/04/12 06:00「将来の夢はなんですか」子どもの頃から幾度となく聞かれてきましたが当然職業を答えるものだとばかり思っていたので、まめの「こんな生き方がしたい」という部分にフォーカスを当てる感覚がなんだか新鮮だった。まめがいいなと思う生き方が私自身だったと言うのは正直とても嬉しい。だけど将来の夢を聞かれるたびにのらりくらりと大人が喜びそうな職業(つまり嘘)を答え、なんとなくやりたいことをやったりやめたりしながら行き -
全方向に優しい説明『まめ日和』第413回
2024/04/05 06:00大切な我が子です。可能な限り綺麗な言葉だけをかけて暮らしてきたつもり。それは現実を見せないだとか、甘やかすのとはわけが違います。心ない言葉を浴びせられるなんて経験はしないですむならその方がいい。心ない言葉をかける方がどうかしているのです。そういう行動をとってしまう背景には、自分も同じような言葉をかけられてきたという経験の連鎖があると思っています。しかしそれを説明することは難しく、こうして時間をかけ -
「反抗期が来るのがいや」と言うまめ『まめ日和』第412回
2024/03/29 06:00反抗期が来るのがいやだと悩むまめに詳しく話を聞いてみましたら「だって親に悪口を言うとかダサくない?」なんていう理由だったのでまだまだ可愛いもんだなと内心ほっこりしつつ、しかし良い機会でもあると思ったので反抗期についてゆっくり話をしました。いざそのときが来たらもちろん私もショックを受けるのでしょうけれど、成長過程においても大切な時期。気持ちをぶつけてくれるのであれば全力で受け止めるし干渉が嫌なら頑張 -
お金持ちじゃなくていい『まめ日和』第411回
2024/03/22 06:00夫との結婚を決めた理由のひとつに「とにかく楽しみ上手な人」というものがありました。派手にお金を使うわけでもないのに楽しみ切るスキルが高い。そこにまめとゆめこの運の良さが加わってなんとなく豊かな感じで過ごしていますが実はそうでもないんだ。わたしたち毎日必死。しかし「毎日が豊かで楽しいから自分たちはお金持ちなんだと思っていた」なんて、嬉しい勘違い。親冥利に尽きますね。 -
“レベル上げ”がムズくなっていく『まめ日和』第410回
2024/03/15 06:00人生ってRPGみたい……という投稿を以前にもやったことがある気がするのですがあらためてこんなことを考えてしまう背景には40という自分の年齢が大きく関係しています。もうね、ゲームでもそうなんですけどこのくらいのレベルが1番大変なの。レベル上げのための経験値がかなり必要な上に、楽に勝てるほど強くないっていう。とはいえストーリー上ほどほどにイベントは起きるしそれなりに楽しいわけなのですが。そんな会話をし -
“老いること”の楽しさ『まめ日和』第409回
2024/03/08 06:00歳を取るのが楽しみで楽しみで!!……というほどの境地にはまだ達していないのですが老いて行く過程を味わうのも悪くないなと最近とみに感じます。元気に動ける時間が少なくなった分やりたいことは厳選しなければならないし、その時間は意地でも大切にするようになったし。少しのお酒で酔えるようになったとかさっぱりしたものがものすごく美味しく感じられるようになったとか。細かいことだけど日々これでもかというほど変化して -
童話に学ぶネットリテラシー『まめ日和』第408回
2024/03/01 06:00ネットやSNSとの付き合い方、大人にとっても難しいものです。しかしもはや避けては通れない時代。完全に禁止してしまうよりも正しい付き合い方を親子で考える方が、この先色々と安心かもしれません。とはいえうまく説明するにはどうしたらいいだろうと悩んでいた折、夫が「王様の耳はロバの耳」という昔話を使って息子にネットリテラシーの一部を説明していました。「抑えきれない自己顕示欲や怒りに負けるな」「ここならどうせ -
けん玉と忘れ物癖『まめ日和』第407回
2024/02/23 06:00まめは比較的色々なことに興味を持つ割に、ある程度楽しんだら満足して辞めてしまうことも多い。まあ、まずはやってみることが重要ですし今は興味を惹かれることがあったら片っ端からどんどん試して合う合わないをジャッジすれば良いのだとのんびり観察していたらここにきて出逢っちゃったみたいです。学校のカリキュラムの一環でけん玉を購入する機会があったのですが、届いたその日からまめの生活はけん玉一色。学校でも家でもひ -
夫の“産後ハイ”『まめ日和』第406回
2024/02/16 06:00クールを装っている夫ですがまめが産まれたとき、ゆめこが産まれたとき、その成長を感じる出来事に直面したとき……もれなく大はしゃぎが隠せていません。第一子のまめの時なんてほんとうに顕著でした。あれだけこだわっていた自分の服や靴なんてほとんど買わなくなって、タンスの中には「いつか着る予定」の着られもしないサイズの素敵服がたくさん。そんな時期もさほど長くは続かず、生後数ヶ月であまりの汚れっぷりやサイズアウ -
どんな時でも言葉を『まめ日和』第405回
2024/02/09 06:00私は無視をされるのが嫌い。無視で相手を責めるのって本当に思いやりがない行為だと思います。今でこそ随分と変わりましたが私の父がそういうタイプの罰し方をする人でした。無視をされている間は必死になって機嫌をうかがい、謝ったり泣いたり、何が悪かったのだろうかと考えたり……生活のすべてがただの苦しい時間になってしまいます。その無視はある日突然解除され、それをきっかけに許されたことを知るのですが、何が悪かった -
「見て見て!」はネタの宝庫『まめ日和』第404回
2024/02/02 06:00子どもの「見て見て!」は際限がなく、全てに付き合っているといくら時間があっても足りません。手を止めて見に行ったらなんでもない箱やら石やらを見せられてリアクションに困ったり、ものすごい量の作品を見せられてそのひとつひとつに感想を求められたりと大変なことも多いのですが……やっぱりここに潜んでいるんですよ。最高の面白さが。それを絶対に見逃したくないという意地のみで付き合い続け、9年間ほぼ毎日絵日記を書き -
家族以外の人間との接点『まめ日和』第403回
2024/01/26 06:00自分でも危ないと感じることがあるのですが私はほんとうに外に出ません。子どもたちの送り迎えなどの用事であれば頑張りますが、仕事が立て込んできてしまうと夫が代わってくれるのでその僅かな外出の機会すらなくなってしまう。人と接する機会が少なくても平気な方ではあるものの、あまりに冬眠状態が長くなるとさすがに家族以外の「人間」との関わりが恋しくなり、お会計の時なんかに店員さんと交わすひとことふたことがものすご -
部屋に同化する作戦『まめ日和』第402回
2024/01/19 06:00かくれんぼが大好きすぎて家の中でも外でもひたすらかくれんぼを続けた結果、我が家(そもそも狭い)に隠れる場所はなくなってしまいました。そこで「私はオブジェです」という“てい”で、部屋に同化するという作戦に切り替えたゆめこ。しかしもちろんのこと同化なんてできていない。溢れ出る違和感、目があっていることを指摘しても良いものか否か……困惑の渦に巻き込まれた私はなすすべもなく立ち尽くすばかりなのでした。 -
桃好きな男、太郎『まめ日和』第401回
2024/01/12 06:00近所に住んでいる桃が好きな男、太郎の人柄について語るという斬新な流れに目も耳もギンギンでした。桃好きな太郎はしかし人柄がよく、いい子には桃を分けてくれるのだそうです。 -
まめとゆめこは“ジェンダーレス”世代『まめ日和』第400回
2024/01/05 06:00まめとゆめこは2歳の年齢差があり、性別も違いますが顔がそっくりなため下手をすると双子と間違えられるほどで本人たちもそれを面白がってよくネタにしています。まめの服で全身固めたゆめこから急に声をかけられると私ですら一瞬間違えてしまう。そんなふたりは、ある時から気軽にお互いの服を好きなようにシェアするようになりました。ちょっと男の子っぽい服装を楽しみたいとき、甘めなテイストをプラスしたいとき…シーンは様 -
引き継ぐその時まで『まめ日和』第399回
2023/12/29 06:0012月半ばからインフルエンザでバタバタと家族が倒れ、漏れなく感染した私は近年稀に見る治りの悪さも手伝ってほとんど使い物にならない状態でした。それでもなんとか仕事だけはこなそうと頑張るのですが、頑張ってもどうしようもないのがネタ探しです。満身創痍でアンテナが死んでしまっていたせいで旬なエピソードがまったくなく、プロット作りに苦しむ私。そこになんとまめからのプレゼントが。普段の私の様子を見て、自分も「 -
まさかの甘海老『まめ日和』第398回
2023/12/22 06:00「クリスマスといえばやっぱりこれでしょう!!」という言い方に、ローストチキン一択だろうと思い込んでいた自分たちの固定観念に喝を入れたい。子どもの発想の自由度を舐めてはいけないのだ。よくよく考えてみれば赤と緑でクリスマスにぴったり。あとは子持ちの甘海老の入手経路を確保するだけです……