医師の最新ニュース
81 ~121件/121件
-
「コロナは怖くない」自給自足選んだ元ウイルス学専門家が語る
2020/08/24 11:00「ここがうちの畑。あ、ちょうどズッキーニは食べごろですね。採れたては、何もつけなくても、うまいですよ」夏空の下、青々と茂る畑を眺めながら、白衣に長靴という出で立ちの男性は顔をほころばせた。その背後では、小学生の男の子が「わ、大っきなキリギリス、待てー」と、虫取り網を手に、元気に走り回っている。目を細めるのは、医師で、栃木県那須烏山市にある「七合診療所」の所長・本間真二郎さん(51)。本間さんは診療 -
高まる緊急避妊薬の必要性…NHKが紹介した慎重論に非難殺到
2020/07/30 17:037月29日放送の『おはよう日本』(NHK)で、緊急避妊薬の導入を巡る課題について紹介された。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、「予期せぬ妊娠」に悩む若年層が増えているという。いっぽう、番組で紹介された男性医師の発言が物議を醸している。「一斉休校や外出自粛が長期化し、交際相手や異性と過ごす機会が増えたことなどが要因のようです。性暴力の被害やパートナーが避妊に非協力的といったことから、“望まない妊娠 -
『ねんとな』話題の“僧医”を発見、45歳で僧侶が医学部入った理由
2020/02/21 11:00死を扱う僧侶と、命を扱う医師。一見、相反するような職業だが、“僧医”としての生き方は、両者に“深いつながり”があることを教えてくれたーー。死者の魂を弔う僧侶、そして救急救命医として病院に勤める2つの顔をもつ主人公・松本照円(伊藤英明)が患者を救うために奮闘する。医療ヒューマンドラマ『病室で念仏を唱えないでください』(TBS系・金曜22時~)では、そんな“僧医”の照円が、患者の心と命に寄り添う姿を魅 -
僧侶で医師――対本宗訓さんが病院で経験した“不思議な体験”
2020/02/21 11:00死者の魂を弔う僧侶、そして救急救命医として病院に勤める2つの顔をもつ主人公・松本照円(伊藤英明)が患者を救うために奮闘するーー。医療ヒューマンドラマ『病室で念仏を唱えないでください』(TBS系・金曜22時~)では、そんな“僧医”の照円が、患者の心と命に寄り添う姿を魅力的に描いている。このドラマは、『ビッグコミック増刊号』(小学館)で連載されている、こやす珠世の漫画が原作。しかし、“僧医”として生き -
絶対休めない医師は、風邪かな?と思ったらプールに入っている
2020/01/31 06:00「風邪をひいたら安静にしているように」と言われた覚えはない? 30年間、風邪をひいたことがない医師はプールで泳ぐというのだ! 日々アップデートしている風邪の新常識とはーー。毎日家事をこなさなければならない主婦たちは、風邪をひいたからといって休むことはできない。「私は医師になって31年になりますが、これまで一度も体調不良で休んだことはありません。体調不良を訴えて訪れる患者さんと毎日接していて、人より -
ドアノブやボタンは手のひらで押す、医師も実践する「風邪」対策
2020/01/31 06:00毎日家事をこなさなければならない主婦たちは、風邪をひいたからといって休むことはできない。「私は医師になって31年になりますが、これまで一度も体調不良で休んだことはありません。体調不良を訴えて訪れる患者さんと毎日接していて、人よりも何十倍も風邪をひきやすい環境にいるので、体調管理に気を配っています」そう語るのは、池袋大谷クリニックの大谷義夫院長。体調管理には3つの柱があり、マスクや手洗い、うがいなど -
団塊世代が85歳になる2035年、要介護者の急増で介護も崩壊
2019/12/06 11:00救急車はすぐに来ず、介護施設は閉鎖してサービスを受けられない。今は、いつでもどこでも受けられる日本の社会保障が崩れる未来。実はすぐそこに迫っているーー。「団塊の世代すべてが75歳以上になる2025年ごろは、医療機関や介護施設で大きな混乱が予想されます。しかし、それは日本の社会保障制度が崩壊する序章でしかないのです」そう語るのは、ベストセラー『未来の年表』(講談社現代新書)の著者で人口減少対策総合研 -
2025年から始まる医療現場崩壊…輸血用血液は86万人分不足
2019/12/06 11:00「団塊の世代すべてが75歳以上になる2025年ごろは、医療機関や介護施設で大きな混乱が予想されます。しかし、それは日本の社会保障制度が崩壊する序章でしかないのです」そう語るのは、ベストセラー『未来の年表』(講談社現代新書)の著者で人口減少対策総合研究所理事長の河合雅司さんだ。人口減少社会で、日本の社会保障サービスの根幹をなす医療はどうなるのだろうか。《'25年12月。人口8万人の△×市にある実家に -
スリッパ、古いポスター…医師が教える“ヤブ医者”の特徴
2019/11/22 06:00「私はこれまで医学部時代から十数年、医療の世界に身を置いていますが、適切な診療能力や治療能力を持たない“ヤブ医者”が多いことに心を痛めてきました。現役の医者の約3割がヤブ医者と言っても過言ではないのです」そう啓発するのは、関節リウマチと膠原病を専門とする内科医の金子俊之先生。あるとき、金子先生が特に危機感を抱いた出来事があったという。詳細はこうだ。関節リウマチで手足がパンパンに腫れた30代半ばの女 -
「コラーゲン」「岩盤浴」美容の常識は“ニセ医学”だらけだった
2019/10/31 15:50「『デトックス効果がある』『毒素を抜くことでアンチエイジングになる』……。いま、医師や美容業界の中には、お金もうけのために、それっぽい専門用語を使って“トンデモなウソ”を拡散する人たちがいます。そして彼らは、主婦層を狙う場合が多いのです」そう語るのは五本木クリニック院長の桑満おさむ先生。ちまたでささやかれる“医療のウワサ”を集め、論文をもとに真偽を確かめる“ニセ医学バスター”としてブログに記事を投 -
「血液クレンジングはニセ医学!」医師が論文と照合し検証
2019/10/31 15:50専門用語をそれっぽ〜く使われて、「○○すればキレイになります」と言われると、どうしても革新的な“美容知識”に聞こえてしまう……。だがそこに危険な落とし穴がーー。「『デトックス効果がある』『毒素を抜くことでアンチエイジングになる』……。いま、医師や美容業界の中には、お金もうけのために、それっぽい専門用語を使って“トンデモなウソ”を拡散する人たちがいます。そして彼らは、主婦層を狙う場合が多いのです」そ -
“余命は足し算”ガンになった緩和ケア医が辿り着いた境地
2019/10/02 11:00「今年6月に、妻と思い切って出かけたんです。車でたった30分ほどの場所ですが、今の私には、ギリギリの距離。消えそうになりながら、また力強く発光するホタルは、自分の命に重なりました」こう語るのは『緩和ケア医が、がんになって』(双葉社)を出版したばかりの大橋洋平さん(56)。愛知県JA厚生連海南病院の医師であり、10万人に1人といわれる希少がん・ジストの患者でもある。「緩和ケア医として15年間、末期の -
よりよく生きるは無理 緩和ケア医ががんになり気づいたこと
2019/10/02 11:00――夕闇の空から、次第に月がくっきり浮かび上がると、里山の小川でホタルが飛び交い始めた。「今年6月に、妻と思い切って出かけたんです。車でたった30分ほどの場所ですが、今の私には、ギリギリの距離。消えそうになりながら、また力強く発光するホタルは、自分の命に重なりました」こう語るのは『緩和ケア医が、がんになって』(双葉社)を出版したばかりの大橋洋平さん(56)。愛知県JA厚生連海南病院の医師であり、1 -
歯を抜きたがる医師にご用心!危ない歯科医には共通点が
2019/04/25 16:00「放っておくと、がん化する恐れがあります」「抜かないと、取り返しのつかないことになります」いま歯科治療の現場で、患者がむやみに脅かされるケースが横行している――と嘆息するのは、歯科医師の斎藤正人氏。斎藤氏はできる限り抜かずに治療して歯を守る、保存歯科のエキスパートだ。院長として治療にあたるサイトウ歯科医院は、冒頭のような宣言をうけた患者さんの“駆け込み寺”的な存在となっている。「私の見立てでは、丁 -
セカンドオピニオンを嫌がる歯科医は信用してはいけない!
2019/04/25 16:00「放っておくと、がん化する恐れがあります」「抜かないと、取り返しのつかないことになります」いま歯科治療の現場で、患者がむやみに脅かされるケースが横行している――と嘆息するのは、歯科医師の斎藤正人氏。斎藤氏はできる限り抜かずに治療して歯を守る、保存歯科のエキスパートだ。院長として治療にあたるサイトウ歯科医院は、冒頭のような宣言をうけた患者さんの“駆け込み寺”的な存在となっている。「私の見立てでは、丁 -
「がんと口内炎は見分けにくい」は本当?悪徳歯科医に注意
2019/04/25 11:00「放っておくと、がん化する恐れがあります」「抜かないと、取り返しのつかないことになります」いま歯科治療の現場で、患者がむやみに脅かされるケースが横行している――と嘆息するのは、歯科医師の斎藤正人氏。斎藤氏はできる限り抜かずに治療して歯を守る、保存歯科のエキスパートだ。院長として治療にあたるサイトウ歯科医院は、冒頭のような宣言をうけた患者さんの“駆け込み寺”的な存在となっている。「私の見立てでは、丁 -
“伊江の母”と13年ぶり再会 修学旅行で民泊・遠藤さん 村診療所で医師研修
2018/12/21 14:27【伊江】13年前、民泊で伊江島を訪れた医師の遠藤梓さん(27)=新潟県出身=が、11月1日から30日まで伊江村立診療所で医師としての初期研修を行い、念願だった「伊江島のお母さん」の儀保真知子さん(53)=村西江上=との再会を果たした。遠藤さんは、群馬大学医学部で6年間勉学に励み2年前に卒業、群馬県太田市にある太田記念病院に就職した。就職の決め手になったのは「初期研修の中の地域医療・離島研修場所に伊 -
大谷翔平は来年どうなる?診断医師が語る二刀流復帰の可能性
2018/11/15 11:0011月13日、エンゼルスの大谷翔平(24)がメジャーリーグの新人王に選ばれた。野茂英雄(50)、佐々木主浩(50)、イチロー(45)以来、4人目の快挙となった。大谷は今年4月にメジャー移籍し、直後から代名詞の“二刀流”で大活躍。ベーブルースの再来とも言われ、現地ファンを熱狂させてきた。6日には最終候補に選ばれ、事前投票でもダントツの1位に輝いていた。だがそんな「メジャー挑戦1年目の栄光」の陰で抱え -
イモトアヤコ、三浦雄一郎…「山の夢」をかなえる国際山岳医
2018/11/11 11:00「やった……。なんとか……ヒマラヤ、自分の足で立ちましたぁ」息も絶え絶えになったイモトアヤコは、その瞬間の表情を視聴者に届けるべく、顔全体を覆っていた酸素マスクをかなぐり捨てた――。現在も高視聴率を誇る人気番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が、'13年秋に敢行したヒマラヤ山脈のマナスル登山(登頂まで約1カ月間。標高8,000メートル)のクライマックスシーンである。折しも登山ブームが盛 -
「登山ブームで命を守る」国際山岳医・大城和恵さんの闘い
2018/11/11 06:00登山ブームといわれて久しい。週末になると、若者から高齢者まで自分たちのスタイルで、山を楽しんできた姿を電車などで見かける。山の魅力を知ってほしいからこそ、“山の主治医”は講演などで、初心者にも山の危険性や怖さを教えている。「遭難なんて自分には関係ないと思っている人が少なくないんですね。でも山の高さや登山経験に関係なく、誰にでも起こりうることです。私は、山で助かる命をひとつでも多く救いたいんです」大 -
天皇陛下の執刀医、初めて明かす6年前の心臓手術の舞台裏
2018/10/19 06:00「天皇陛下はご自分の足で、歩いておみえになりました。そして、緊張した面持ちで整列していた医師やスタッフ、一人ひとり、全員にお声をかけてくださった。それは、とても印象的な光景でした」すべての人に分け隔てなく――それは、私たち国民には見慣れたいつもの天皇陛下のお姿だった。ただ、その場所がこれからご自身の心臓手術が執り行われる、手術室という一点を除けば……。2012年2月18日。東京大学医学部附属病院・