沖縄県の琉球新報に関する話題
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「白梅学徒隊」最初に伝えた記者 河内さん、交流38年
2018/06/26 12:00沖縄戦から73年の慰霊の日、白梅の慰霊祭に柔らかなまなざしがあった。38年前に全国紙で初めて白梅学徒隊を取材した元新聞記者の河内鏡太郎さん(74)は、白梅同窓会会長の中山きくさん(89)の追悼の言葉を聞いていた。読売新聞大阪本社で43年間記者を務めた河内さんは1980年、白梅学徒隊を取材し報じた。当時、沖縄県外ではひめゆり学徒隊は知られていたが、白梅の名はほとんど知られていなかった。河内さんの記事 -
命の重み、4世代紡ぐ 家族6人犠牲の我如古さん 沖縄・慰霊の日
2018/06/25 15:38沖縄戦で家族8人中6人を失った我如古盛徳さん(83)=宜野湾市=は23日、子や孫、ひ孫ら4世代計13人で父やきょうだいの名が刻まれた平和の礎を訪れた。家族で命の重みをかみしめ、非戦の誓いを込め、手を合わせた。戦時中、両親ときょうだい5人で現在の宜野湾市志真志に住んでいた。1945年4月に米軍が本島に上陸し、激しい地上戦が繰り広げられる中、本島中部を転々とし、6月には南部へ避難した。家族で避難してい -
好調!キャンピングカーのレンタル バーベキューに星空…楽しみ方自由に
2018/06/22 14:52沖縄ツーリスト(OTS、東良和会長)のOTSレンタカーが2014年から始めたキャンピングカーのレンタル件数が2017年は247件に上り、順調に伸びている。リゾートホテルなどへの宿泊が多い沖縄だが、キャンピングカーを使えば公園を併設したダム湖畔などに泊まることも可能で、宿泊施設が少ないやんばる地域の観光資源開拓にもつながると期待している。OTSのキャンピングカーは豊見城市の臨空豊崎営業所でのみ貸し出 -
「また行きたい!」でトップ 沖縄、満足度も
2018/05/28 14:00沖縄、とっても楽しかったし、また行きたい―。日本観光振興協会が行った2017年度の「国民の観光に関する動向調査」で、沖縄が「満足度」と「再来訪意向」の項目で全国1位に輝いた。県の嘉手苅孝夫文化観光スポーツ部長は「県内観光関連事業者による受け入れ施設の整備や、県民を含めた観光客を温かく迎え入れるホスピタリティーの高さが高評価につながった」と喜びを語った。再来訪意向は16年に続いての1位で、2位に京都 -
紅型、ミンサー 壁紙に 一般住宅向けに展開
2018/05/25 13:00グラフィックデザインや内装・外装の事業などを手がけるJ&Sインターナショナル(浦添市、高良俊男代表)が、沖縄らしさを取り入れた壁紙ブランド「りゅうそう」を設立した。既存のメーカーがカタログに掲載している一般的なデザインと異なり、琉球紅型や八重山ミンサー織などを壁紙に描き出した。高良代表は「沖縄らしさを表現できる壁紙をつくりたかった」と話している。J&S社はこれまで、県内の大型商業施設や病院、ホテル -
火の破片、恐怖今も 沖縄県うるま市川崎米軍機墜落から56年
2017/12/07 12:00静かに事故の日のことを語る多嘉良初子さん=沖縄県うるま市川崎1961年、沖縄県旧具志川村(現うるま市)の川崎地区に、米軍のジェット機が墜落した事故から7日で56年になる。死者2人、重軽傷者6人と地元に大きな被害をもたらした事故だ。うるま市立川崎小学校では7日に平和集会を開き、平和への思いを新たにする。墜落事故を目の当たりにした多嘉良初子さん(85)=市川崎=は「また戦争が来たと思った」と、当時の恐 -
師走前なのに…夏日 沖縄県内各地25度超え
2017/11/29 13:00汗ばむ陽気の下、ビーチで砂遊びをする祖父と孫=28日午後4時ごろ、宜野湾市のトロピカルビーチ(内原優士撮影)28日の沖縄県内は各地で晴れ間が広がり、汗ばむ陽気となった。下地島空港で28・1度、波照間空港で28・0度を記録した。沖縄気象台の県内28の観測地点のうち、26カ所で最高気温が25度を超える夏日となった。同気象台によると、石垣島で平年より3・4度高い27・8度、名護で同4・3度高い27・1度 -
多言語翻訳、運転手も外国客も安心!? 沖縄県内タクシーで実証実験
2017/11/17 13:00運転手と外国人客の会話を翻訳する「多言語音声翻訳システム」を搭載したタクシーKDDIと沖縄セルラー電話、沖縄県ハイヤー・タクシー協会などは16日、外国人観光客向けに「多言語音声翻訳システム」を搭載した観光タクシーの社会実証を始めると発表した。後部座席に設置したタブレット端末とマイク、運転席に設置したマイクを通して、外国人乗客と日本人運転手の音声を相互に自動翻訳し、会話を成立させる。観光スポットへの -
沖縄県民は“少”旅行 過去1年間「行った」52%、全国最低
2017/11/13 16:00曜日別、起床・就寝および朝食・夕食開始の平均時刻生活時間の配分や自由時間の過ごし方を調べる国の2016年社会生活基本調査で、過去1年間に「旅行・行楽」を行った沖縄県民は52・4%で、全国47都道府県で47位と最低だったことが沖縄県のまとめで分かった。離島県という沖縄の地域事情が影響したとみられる。また生活時間では、起床から朝食開始、夕食開始、就寝まで、全ての項目で全国平均より遅かった。沖縄の「夜型 -
沖縄県西原の地下に天然ガス 首里断層北で初 合同資源と祭温調査
2017/11/10 14:00ゆいまーる鉱山第2号井の掘削予定地で調査の安全を祈願する(右から)祭温の大見謝恒慈路社長、合同資源の舘良男社長、総合開発の根本新太郎社長=9日、西原町兼久資源・化学メーカーの合同資源(東京、舘良男社長)とエネルギーコンサルタントの祭温(那覇市、大見謝恒慈路社長)が5月から西原町内で進めている地下資源の試掘調査で、水溶性天然ガスを確認した。天然ガスを分離した水に含まれるヨウ素も検出しているという。本 -
愛称は「おきみゅー」、新マスコットも 沖縄県立博物館・美術館10周年、海の魅力満載の記念イベント
2017/11/02 13:0010周年の特別展で、全長5メートルのリュウグウノツカイの剥製に見入る来館者=1日、沖縄県那覇市の県立博物館・美術館開館沖縄県の那覇市おもろまちに開館して10周年を迎えた沖縄県立博物館・美術館(田名真之館長)の記念イベントが1日、同館で開催された。特別展「海の沖縄」「彷徨の海」の開会式が開かれたほか、記念式典では同館の愛称「OkiMu(おきみゅー)」と、マスコットキャラクター「おきみゅーちゃん」が公 -
沖縄県産あぐー豚「おいしいよ」 「ま〜さん月間」始まる
2017/11/02 13:00沖縄県産食肉や卵、牛乳の消費拡大を目指す「県産!畜産!ま〜さん!月間」が1日から始まり、県産食肉等消費拡大推進協議会(会長・大城勉JAおきなわ理事長)は那覇市の県民広場でオープニングセレモニーを開いた。あぐー豚の丸焼きや県産牛乳などが振る舞われ、多くの人でにぎわった。主催者を代表して大城会長は「安全・安心で新鮮な県産畜産物を消費者に届けていく」と呼び掛けた。あぐー豚の丸焼きを味わった知念園子さんは -
世界遺産候補地、観光施設に歓迎と懸念 沖縄県西表島、国や県が整備検討
2017/10/23 15:00「西表フィールドミュージアムセンター」(仮称)の整備が検討されている浦内川=沖縄県竹富町西表島世界自然遺産登録を目指す沖縄県の竹富町西表島で、県や国などは大勢の観光客を想定した「マスツアー」を推進するための拠点となる施設整備を検討している。マスツアー拠点は自然遺産推薦地外の緩衝地域・周辺地域に整備する計画で、遺産登録を機に大幅な増加が見込まれる観光客受け入れ体制構築の一環。歓迎する声がある一方で、 -
米軍、現場立ち入り拒否 沖縄県、放射能調査求める 高江米軍ヘリ炎上
2017/10/13 14:00放射能測定器を膝の上に乗せ、現場に入る米軍関係者=12日、東村高江高江米軍ヘリ炎上を受け、翁長雄志沖縄県知事は12日正午すぎ、東村高江の事故現場を視察した。視察後、翁長知事は記者団に「悲しい、悔しい、そして怒り」と憤りをあらわにした。県が抗議をしても繰り返される米軍事故に「国に県が強いられている意味では、これが国難だ」と強調した。県環境部は11、12の両日、土壌中の放射性物質や有害物質の有無などを -
オスプレイ「危険」72% 配備5年世論調査 沖縄県民68%「撤回を」
2017/09/28 14:00琉球新報社は23、24の両日、10月1日で普天間飛行場に米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが配備されて5年となるのを前に18歳以上の沖縄県民を対象に世論調査を実施した。オスプレイの県内配備については68・7%が「配備をやめるべき」と答え、「配備が必要」は11・3%だった。オスプレイの安全性については72・7%が「危険だと思う」と回答した。8月のオーストラリア沖での墜落事故後、飛行自粛を求めた -
沖縄県内で初の逮捕者 リベンジポルノとセクストーションを考える モバプリの知っ得![23]
2017/09/21 16:00イラスト・小谷茶(こたにてぃー)9月7日、沖縄県内に住む46歳の会社員男性が、10代少女のひわいな画像を少女の知り合いにメールで送ったとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反の疑いで逮捕されました。少し長い名前ですが「私事性的画像記録の提供被害防止法」とは、本人が第三者に見られることを了承していないヌードや性行為の場面を撮影した画像・動画を、インターネットで公表したり、他人に提供した際の罰則を -
沖縄県内移設は政治的な理由 普天間、日米合意時の米国防長官語る
2017/09/14 14:00SACO最終報告について振り返るウィリアム・ペリー氏=13日、沖縄県那覇市米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先を「沖縄本島東海岸沖」と決定した1996年12月の日米特別行動委員会(SACO)最終報告を承認した当時の米国防長官ウィリアム・ペリー氏(89)が13日、那覇市内で琉球新報などのインタビューに応じた。ペリー氏は移設先の決定要因は「安全保障上の観点でも、軍事上の理由でもない。政治的な背景 -
沖縄県外移設、なぜできなかった? 普天間第二小元教員、元児童が手紙 鳩山氏と7年越し面談
2017/09/11 16:00鳩山元首相(右)と握手する下地律子さん(中央)、手紙を書いた多和田有紗さん(左)=9月9日、那覇市久茂地の東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター2010年、普天間飛行場の移設先を「最低でも県外」と明言していた当時の鳩山由紀夫首相に、普天間第二小の児童らの手紙を直接、手渡した同小元教員の下地律子さん(62)と、手紙を書いた琉球大学1年の多和田有紗さん(18)の7年越しの鳩山氏との面談が9日、那覇市内 -
離島の水不足解消へ淡水化施設 沖縄県、阿嘉島に整備へ、伊是名にも常設方針
2017/09/08 14:00阿嘉島・慶留間島の水源枯渇の恐れを受けて、島に搬送される可搬型海水淡水化装置(沖縄県企業局提供)離島の上水道事情を改善するため沖縄県企業局が2020年度までに、座間味村の阿嘉島に常設の海水淡水化施設を整備する方針であることが7日分かった。今夏も阿嘉島では降水量の少ない状態が続いているため、県企業局では移動式の海水淡水化装置の貸与を6日に決めていた。常設の海水淡水化装置について、県企業局は20年度ま -
沖縄県産グルクン激減 潜り手不足で食卓に届かず 水揚げ拠点 宮古・伊良部
2017/08/30 13:00アギヤー漁 サンゴ礁に沿って移動するグルクンを追い、潮流を読みながら袖網や袋網を張り、魚群を複数の潜り手で追い込む伝統漁法。1877年ごろに与那城漁民が編み出したとされる。伊良部島へは大正初期ごろ、糸満漁民が伝えたとされる。糸満や八重山でも盛んだったが、現在は伊良部島のみで行われている。グルクンの漁獲量は日本復帰の1972年以降、81年の1244トンがピークだった。グルクンは70年に県魚に指定され -
元沖縄県知事の大田昌秀氏が死去 多くの県民が悼み 平和への意志受け継ぐ
2017/06/13 14:00完成前の平和の礎を視察する大田昌秀さん(右)=1994年12月13日、糸満市摩文仁多くの学友を失った沖縄戦体験を原点とし、戦争と米軍基地のない平和な沖縄を希求し続けた元県知事で琉球大名誉教授の大田昌秀さんが12日、死去した。「平和の礎」を建立し、平和のメッセージを沖縄から発した。少女乱暴事件に抗議する1995年10月の県民大会で「幼い少女の尊厳を守れなかった」と謝罪し、基地の重圧を沖縄に強いる日米 -
辺野古で市民排除にはさみ 沖縄県警もみ合う中ひも切断
2017/05/16 14:00米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込む市民を強制排除する機動隊員(左)の手に、はさみが握られている=15日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古での新基地建設工事で15日午前、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込み建設反対を訴える市民らに対し、沖縄県警機動隊がはさみを取り出し、隣り合う市民同士が腰に巻き付けていたひもを切って -
沖縄県石垣島初「山羊まつり」ヤギ汁やヤギそば堪能!闘山羊も!
2017/05/11 11:00体を持ち上げて角をぶつけ合うヤギ。激しい音が響くたびに、会場からは歓声が上がった=4月30日、石垣市総合体育館南側広場ヤギ文化の継承や新たなヤギ肉ブランドの確立を目的に、「第1回石垣島山羊まつり」(主催・石垣島山羊生産組合)が4月30日、沖縄県石垣市総合体育館南側広場で開催された。石垣市制施行70周年記念事業の一環。多くの市民や観光客が訪れ、ヤギと触れ合ったり、ヤギ汁やヤギそばを頬張ったりして、祭 -
沖縄県内初の取組み「地域おこし企業人」ANAから2名が配属
2017/04/25 10:00【沖縄】地域活性化を目的とした総務省の事業を活用し、航空事業のANAグループから沖縄市に派遣された佐藤隆志さん(47)と坂口美香さん(34)が4月、市役所での業務を始めた。佐藤さんは「地域おこし企業人」としての派遣で、市によると、同プログラムの活用は県内自治体で初めて。2人は自身の経験で培ったノウハウや知見を生かし、市の観光振興を後押しする。配属は観光振興課。任期は1年で、最長3年まで延長できる。 -
沖縄県護国神社で『神社コン』人気の理由は「信頼感」
2017/04/04 13:00那覇市奥武山町の県護国神社で行われる婚活イベント「神社コン」が好評だ。小禄地区の有志がつくる禄志会が「地域に住む独身の人たちのために」と3年前から始め、最近は県内各地から参加者が集まるようになった。これまで8回開催し、4組から結婚の報告があったという。企画した禄志会事務局の瀬底明さん(64)は「真剣な気持ちで来る人が多い。いい出会いの場になれば」と笑顔を見せる。神社コンは祈祷(きとう)から始まる。