シリーズ人間の最新ニュース
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女性支援医療の第一人者・対馬ルリ子 直面した“女だから”の壁
2020/06/08 11:00東京の銀座と新宿で、「女性ライフクリニック」を開業する産婦人科医で医学博士の対馬ルリ子さん(62)。婦人科、乳腺科、内科、皮膚科などを備え、女性の心と体をトータルに診ている。対馬さんは、7都府県に緊急事態宣言が出た翌日の4月8日から、銀座のクリニックを開放。コロナ禍で、DV被害などを受ける女性たちの駆け込み寺として機能させてきた。弱い立場に追いやられた女性たちに寄り添い、長年サポートをしている対馬 -
貧困支援「もやい」理事長は33歳 10年間対峙した困窮の現場
2020/06/01 11:00東京都新宿区にある「自立生活サポートセンター・もやい」。生活困窮者の支援活動を行うため2001年に設立された認定NPO法人だ。若き理事長は、過去10年にわたって、この国の「貧困」と最前線で対峙してきた大西連さん(33)。大西さんのスタート地点は、高卒フリーター時代に初めて参加した炊き出しだったという。「いや、もうびっくり、衝撃でした。こんなにたくさん、野宿の人がいるんだって。こんなところが本当にあ -
失業シンママ、在宅DV…貧困支援「もやい」が見たコロナの惨状
2020/06/01 11:00「あの……、相談したいんですけど……コロナのせいで仕事が見つからず、預金も残り少なくなってしまって、不安で不安で……」それは、先月半ばのことだった。電話をかけてきた女性の声は、いまにも消え入りそうだった。ここは、東京都新宿区にある「自立生活サポートセンター・もやい」。生活困窮者の支援活動を行うため2001年に設立された認定NPO法人だ。もやいでは、毎週火曜日に生活困窮者のための相談会を開催している -
酸素吸入しつつ公演を… 引退のたかね吹々己語る宝塚トップ時代
2020/05/25 11:00「マスクは今後も旅行者に必要ですから、この秋、開業予定のホテルのお土産物にしようかな」元宝塚歌劇団雪組のトップスター・たかね吹々己(ふぶき)さん(54・前名・高嶺ふぶき)は充実した顔でほほ笑んだ。4月12日、ミュージカル『美しい人』を最後に、舞台を引退したたかねさん。新天地は、山口県の周防大島。なんと、過疎地のホテルの女将(おかみ)さんに転身するという。きっかけの一つは、3月にガンが見つかったこと -
ガン発見で引退のたかね吹々己 宝塚トップからホテルの女将に
2020/05/25 11:00「いま、マスク作りに凝っているんですよ」 そう言いながら、器用に生地を裁断し、ミシンをかける。瞬く間にフェルトのマスクが完成だ。 「4段のひだ付きで、鼻の部分の癖付けには、植木用のビニールタイを使っています。ファンデーションがついても目立たないように、色はベージュ。10種類くらいできています。次は唇の形を書いて、穴を開け、ストローを入れられるようにしようかな」より便利な“手作りマスク”のアイデアが -
コロナで“老舗弁当の味”残せず「木挽町辨松」152年の歴史に幕
2020/05/18 11:00「本日をもちまして閉店させていただくことになりましたが、歌舞伎座の前にこういう弁当屋があったということを、忘れないでいただければ、幸いに存じます」マスクに隠された口元が、口惜しさに歪むことが、これまで幾度あったかわからない。しかし、閉店直後の店頭で、こうあいさつした社長・猪飼信夫さん(67)の表情は、どこか晴れ晴れとしているようにも見えた。4月20日。コロナ禍による緊急事態宣言のもと、静まり返った -
勘三郎さんも愛した辨松が廃業 コロナで消えた“歌舞伎座の味”
2020/05/18 11:004月20日。コロナ禍による緊急事態宣言のもと、ひっそりと静まり返った東京・銀座で、老舗弁当店「木挽町辨松(こびきちょうべんまつ)」は最後の日を迎えていた。社長・猪飼信夫さん(67)は、70代が目前に迫るなか「元気なうちに、店を誰かに譲りたい」と考えていたところだった。昨年夏ごろから、事業譲渡の計画を進め、それも大詰めというタイミングでコロナが重なり、あえなく白紙化。辨松の味とのれんを後世繋げること -
野口五郎デビュー50周年 ステージは“戦友”西城秀樹さんと共に
2020/05/09 06:00真っ暗なステージにスポットライトが当たると、ギターを抱えた歌手・野口五郎(64)の姿が浮かび上がった。野口が特別な思いを寄せる場所、Bunkamuraオーチャードホールで2月22日、『Goro Noguchi 50TH ANNIVERSARY CONCERT TOUR 2020 I can sing here~今ここで歌える奇跡~』が開かれた。今年は、デビュー50年目に突入する大きな節目の年でもあ -
パニック症候群とがん手術乗り越え… 野口五郎語る家族の支え
2020/05/09 06:00真っ暗なステージにスポットライトが当たると、ギターを抱えた歌手・野口五郎(64)の姿が浮かび上がった。野口が特別な思いを寄せる場所、Bunkamuraオーチャードホールで2月22日、『Goro Noguchi 50TH ANNIVERSARY CONCERT TOUR 2020 I can sing here~今ここで歌える奇跡~』が開かれた。今年は、デビュー50年目に突入する大きな節目の年でもあ -
野口五郎明かす苦悩の下積み「歳ごまかしキャバレーで歌を…」
2020/05/09 06:00真っ暗なステージにスポットライトが当たると、ギターを抱えた歌手・野口五郎(64)の姿が浮かび上がった。野口が特別な思いを寄せる場所、Bunkamuraオーチャードホールで2月22日、『Goro Noguchi 50TH ANNIVERSARY CONCERT TOUR 2020 I can sing here~今ここで歌える奇跡~』が開かれた。今年は、デビュー50年目に突入する大きな節目の年でもあ -
池袋事故遺族・松永さん語る心の変化「憎しみより家族への愛」
2020/04/27 11:00池袋自動車暴走事故から1年。被害者遺族・松永拓也さん(33)の、最愛の妻と娘とのかけがえのない日常は、突然奪われた。遺された夫が、悲しみと苦しみのなかでもがきながら、踏み出せた“一歩”とは――。『起きて「お父さんお仕事お休みがいい~」と何度も言っていた。公園で1h近くずっとぶらんこに乗っていた』真菜(まな・当時31歳)は、莉子(りこ・当時3歳)が生まれた日から1日も欠かさず育児日記をつけていて、こ -
「遺体の顔が傷だらけで…」池袋事故遺族松永さん初の実名告白
2020/04/27 11:00妻・真菜さん(まな・当時31歳)と娘・莉子ちゃん(りこ・当時3歳)の命を奪った池袋自動車暴走事故から1年。被害者遺族の夫・松永拓也さん(33)の、初の実名告白160分。松永さんの心の支えは、今でも、肌に残った妻と娘の温もりだという。1年前、“いつも通りの日々”を送るはずだった、あの日の家族の様子を語ってくれた――。事故当日の19日は、いつもどおり、朝7時10分くらいに家を出ました。莉子はそのころ、 -
「公判で真実を追求したい」池袋事故遺族・松永さん明かす願い
2020/04/27 11:00池袋自動車暴走事故から1年。被害者遺族・松永拓也さん(33)の、最愛の妻・真菜さん(まな・当時31歳)と娘・莉子ちゃん(りこ・当時3歳)とのかけがえのない日常は、突然奪われた。遺された夫が、悲しみと苦しみのなかでもがきながら、踏み出せた“一歩”とは――。2人のお通夜の日、僕は葬儀場に泊まって、一晩中、真菜と莉子の棺桶を交互に開けていました。真菜の手を握りながら、「真菜。ありがとう、愛してるよ」。莉 -
ピーター 母の言葉で得た生き方「誰が好きでも別にかめへん」
2020/04/20 11:00例年とは少し違った盛り上がりをみせた、令和最初の紅白歌合戦。紅でも白でもない、自分らしさを前面に打ち出した氷川きよしが「限界突破」したかと思えば、紅組のトリ、MISIAは、ド派手メーク&衣装のドラァグクイーンを従え、多様な性を象徴する虹色の旗を掲げて――。「私がデビューしたころとは時代が違うんですよね。私なんて、化粧してるってだけで出られなかったから(笑)もう、いまの感覚の人がディレクターやプロデ -
「男が化粧」で紅白落選…ピーター語る転機は“黒沢映画”
2020/04/20 11:00「私がデビューしたころとは時代が違うんですよね。私なんて、化粧してるってだけで出られなかったから(笑)」こう話すのは「ピーター」こと、歌手・俳優の池畑慎之介さん(67)。映画『薔薇の葬列』で、いきなり主役を務めて鮮烈な銀幕デビューを飾り、デビュー曲『夜と朝のあいだに』も大ヒット。最近では人気ドラマ『下町ロケット』(TBS系)でイヤミな弁護士役を白髪頭で演じ、好評を博した。そんな彼の父親は、女形の舞 -
ピーター語る人間国宝の父との確執「幼稚園にも行くなと…」
2020/04/20 11:00例年とは少し違った盛り上がりをみせた、令和最初の紅白歌合戦。自分らしさを前面に打ち出した氷川きよしが「限界突破」したかと思えば、MISIAは、ド派手メーク&衣装のドラァグクイーンを従え、多様な性を象徴する虹色の旗を掲げて――。「私がデビューしたころとは時代が違うんですよね。私なんて、化粧してるってだけで出られなかったから(笑)」こう話すのは「ピーター」こと、歌手・俳優の池畑慎之介さん(67)。映画 -
『エール』モデル作曲家の猛烈夫婦愛 3カ月の文通で電撃婚
2020/04/13 11:00ある住宅の窓から早春の風に乗って、勇ましくも軽快な高校野球の公式ソング『栄冠は君に輝く』の女性の歌声が流れてくる。シンセサイザーで伴奏をしているのは、この家の主である古関正裕さん(73)。正裕さんは、これらの名曲をはじめ、『オリンピック・マーチ』や『君の名は』など生涯におよそ5千曲を作った天才作曲家・古関裕而(ゆうじ)の長男だ。3月30日にスタートしたNHK連続テレビ小説『エール』は、その古関裕而 -
五輪行進曲で紫綬褒章 古関裕而さん奏でた戦後への『エール』
2020/04/13 11:003月30日にスタートしたNHK連続テレビ小説『エール』は、生涯におよそ5千曲を作った天才作曲家・古関裕而(ゆうじ)と、妻の金子(きんこ)をモデルにした物語である。〈♪六甲颪に 颯爽と~〉『阪神タイガースの歌』(通称『六甲おろし』)を裕而が作ったのが'36年。前年には、歌謡曲でも『船頭可愛や』がヒットして、名実ともに売れっ子作曲家に。2人の娘も生まれ、公私ともに充実した日々を送っていた裕而・金子夫妻 -
『エール』古関裕而さん 最愛妻に捧げた“五千曲のラブレター”
2020/04/13 11:00新聞記事を読んだだけで熱烈なファンレターを送ってきて、文通だけの3カ月で結婚。NHK連続テレビ小説『エール』主人公モデルの作曲家・古関裕而(ゆうじ)の妻・金子(きんこ)という女性はとにかく強烈な個性の持ち主と、子や孫は口をそろえる。そんな夫婦の物語を、子や孫は「内助の功もないのに、なぜドラマ化?」と思っているが、温厚な裕而を支え続けたのは、やはり妻・金子だったのだ――。裕而は自伝で、金子についてこ -
誕生直後に生存率30%の“余命宣告”…325gの娘が生きた9カ月
2020/04/06 11:00「この先、72時間が山場です。赤ちゃんの生存率は30%です。だから、その覚悟を……」誕生直後の、半ば余命宣告ともとれる言葉。赤ちゃんのパパ、幸田敏哉さん(54)は生存率の低さに衝撃を受け、その後の説明は頭に入ってこなかった。22週と3日で生まれた奈乃羽ちゃんは、体重わずか325グラム。ここから、奈乃羽ちゃんの、親子の、闘いの日々が始まった。生後1週間目。奈乃羽ちゃんは腸が破け、汚物が体内に漏れ出る -
生まれた娘は325g…“流産扱いの壁”乗り越え産んだ母の願い
2020/04/06 11:00「奈乃ちゃーん、今日はねぇ、取材の人が来てはるよ~。奈乃ちゃんのこと、いっぱいお話ししようねぇ」幸田佑里子さん(42)はこういって、愛してやまない娘に語りかけた。でも、「奈乃ちゃん」と呼びかけられたまな娘がその声に応えることはない。ママの視線の先にあったもの、それは小さな、小さな骨壺だった。奈乃羽ちゃんが亡くなって間もなく1年半。ママは、小さな骨壺をいとおしそうに抱きしめた――。一昨年の1月のこと -
山田たかおが笑点36年交代しなかった訳 五代目圓楽激怒で復活
2020/03/29 11:001966年5月から、毎週放送されている『笑点』(日本テレビ系)。世界で最も長い歴史を持つ演芸番組としてギネスにも載る長寿番組。そのなかにあって山田たかおくん(63)、じつは2番目の古株なのだ。長い期間、苦楽を共にした師匠たちとは、家族同然の付き合いで、個性あふれる噺家との思い出は数かぎりない。なかでも、とくに彼のことをかわいがっていたのが、司会を務めていた五代目三遊亭圓楽だという。「一見、穏やかそ -
ずうとるび脱退で無一文に…山田たかお救った笑点からの電話
2020/03/29 11:00「僕はいつもニコニコ笑うようにしてるんだよね―」山田たかおさん(63)は子供のときからそうだった。のど自慢に飛び入り参加で大ウケ。番組のご褒美で作ったグループ「ずうとるび」が大人気。そして、ご存じ『笑点』の座布団運びまで、笑いを振りまき、家族やファン、視聴者といった周囲の人たちを楽しませてきた。五代目・三遊亭圓楽や桂歌丸からもかわいがられ、一目置かれたのもこの笑顔があったからこそ。そんな彼が直面し -
山田たかおの極貧幼少期 座布団運んでマンションオーナーに
2020/03/29 11:00「キャー、こっち向いて~」ライブが始まるやいなや、そんな黄色い声援が何度も何度も飛んでいた。令和2年のこの日会場はレトロな熱気に包まれていた。それもそのはず、ステージの上でスポットライトを浴びていたのは、昭和40年代末から50年代初頭にかけて一世を風靡した人気アイドルグループ「ずうとるび」。今日はおよそ38年ぶりにオリジナルメンバーが再結集した、復活ライブの初日だった。歌い終えて一息つくと、満面の -
佐藤浩市語る親子確執の真相…縁切りの裏にあった父との関係
2020/03/20 06:00俳優・佐藤浩市さん(59)に“故郷”について尋ねたとき、意外な言葉が返ってきた。「僕には、もう故郷なんてないですから――」佐藤さんは1960年12月、東京都新宿区出身。父親は、“怪優”と呼ばれた俳優の故・三國連太郎さん(享年90)だ。「僕は、東京・神楽坂の生まれですが、実家もないし、当時からある数件の店を除いて。僕が育ったころの面影なんて、全くと言っていいほど残っていません。そう思うと、自分は守る