ヤマザキマリ( ヤマザキ マリ )
ヤマザキマリの最新ニュース
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ヤマザキマリさん「リモート作業は慣れっこだったけれど…」
2020/06/18 06:00自粛生活が徐々に解除され、「アフター・コロナ」の世界へ向けて。世の中の価値観や働き方が見直されるなか、私たち女性はどう生きるべきか−−今こそ新たな視点を持ち、主体性を持って発言・行動するときです。そこで、コロナの時代を生き抜く女性たちへの提言。■漫画家・ヤマザキマリさん(53)「海外で暮らしながら日本の漫画連載をしていた経験があるので、リモート作業にストレスはありません。でも……」そう自粛生活を振 -
深刻事態のあとに笑いが―阿川佐和子&ヤマザキマリ「母娘介護対談」
2019/06/30 06:00阿川佐和子(65・以下、阿川)「うちはいま、認知症の母(91)をきょうだいとお手伝いの方とローテーションを組んで、在宅介護しています。その合間にショートステイで外泊サービスを利用しているんです」ヤマザキマリ(52・以下、マリ)「私の母(86)は北海道の実家の近くに住む妹が、在宅介護をサポートしてくれていました。それが、認知症に加え、パーキンソン病も併発して……。足元がおぼつかなくなり、今年1月、部 -
阿川佐和子とヤマザキマリが語る 認知症母にやさしくなれるまで
2019/06/29 06:00「お互い、もう介護される年齢に近づいているわね」という話から始まった“認知症介護対談”。年を重ね歴史のある母娘でも、母が認知症になればその関係は変わってくる。いままで見せなかった弱さを見せるようになったヤマザキマリさん(52)の母は、これまで着ていた鎧を脱いで穏やかに。阿川佐和子さん(65)の母は家族のかせから逃れて、自由になった。母娘が向き合って、その距離がぐっと近くなった介護の時間はとても豊か -
最終回 「“何が必要なのか”を判断するのは、意志ではなく“流れ”と“直感力”!」
2018/05/01 19:004月某日 東京2012年から約5年半続けてきました『地球のどこかでハッスル日記』、今回で最終回になります。連載開始当時、アメリカのシカゴに家族で暮らしていた私は、その2年前に刊行した『テルマエ・ロマエ』のヒットや実写化による余波で、それまでの生活のリズムがすっかり変わってしまい、仕事が忙しくなったこともさることながら、諸々の事情が起因となった出版社との齟齬や、日本の漫画業界のあり方を好意的に捉えら -
第167回 「野放図な接し方で子供を守れるか?」
2018/04/17 19:004月某日 パリイタリアへ向う途中、パリでのトランジット中にこのエッセイを書いています。乗り換えのフライトまで4時間以上もあるので、航空会社のラウンジで仕事をしようといちばん落ち着けそうな場所を見つけてそこでPCを開き、途中だった今回のエッセイの続きを書こうとしていたわけですが、その書きかけのエッセイは中断することにして、急遽自分の目の前にいる若いロシア人親子を見ていて思ったあれこれを綴ります。日本 -
第166回 「人間の長寿化にシンクロしない“歯”について」
2018/04/10 17:004月某日 東京只今、久しぶりに歯を治療しております。ずっと長い間放ったらかしにしておいた様々なトラブルのツケが、ある日突然いっぺんに来てしまい、「まあでも大丈夫か」では済まされない事態になってしまいました。冒頭から何ですが、みなさん、ほんっとうに歯だけは楽観視していると後で大変なことになりますので、ちょっとでも不具合を感じたら、すぐに処置をしてもらうという癖をつけましょう。さて、私の口の中で何があ -
第165回 「通じ合わなくても共存はできる。昆虫を通じてそれを再確認した夜」
2018/04/03 19:004月某日 鎌倉先月、鎌倉で解剖学者の養老孟司先生にお会いする機会があり、先生のもうひとつのご専門と言っていい昆虫や飼っている猫についてなど、面白いお話をたくさんしてきました。全くのプライベートですからインタビュー記事としてどこかに掲載されることも、インターネットサイトにアップされることもないのですが、興味深い話というものはそういう時に限ってじっくりできるもののようです。特に私も大好きな昆虫について -
ヤマザキマリの『暮しの手帖』愛 忘れられないゲイカップル記事
2016/04/08 06:00「私は同世代のなかでは、日本一、『暮しの手帖』を読んでいる自信があります!いま80代の母が10代のころから愛読していて、実家にはボロボロになった創刊号から、ほとんどのバックナンバーがそろっています。家にはいつも見える場所に『暮しの手帖』が置いてあったので、私も子供のころから何度も手に取って読んでいました」そう、熱すぎる“暮しの手帖愛”を語るのは、『テルマエ・ロマエ』を生み出した漫画家のヤマザキマリ -
著名人が語る“私の70年談話”ヤマザキマリ編
2015/08/13 06:00安倍首相の「戦後70年談話」が話題だが、国民一人一人に“私だけの70年談話”があるはず。そこで著名人に語ってもらった「この人生を歩んできた私だからおくるメッセージ」。16歳でイタリア留学した、漫画家のヤマザキマリさん(48)シングル子育て、国際結婚を含む欧州、中東、米国での海外放浪生活は30年目となった−−。“中東は危険”と誤解している人もいるかもしれませんが、イスラム教の戒律は厳しくて、人のもの -
第15回 老舗サーカスの〝ハイブリッド・パンダ〟
2015/01/06 00:001月某日 北イタリア・パドヴァ新年あけましておめでとうございます。つい同じような挨拶をしたのが3カ月前くらいに感じられるほどの、目まぐるしき時間経過です。子どものころは1年間学校に通うのがあんなにも長く、なかなか次の学年になれなくてもどかしい気持ちを散々味わっていたのに、今となってはあのときの、時間を持て余している感覚を分けてもらいたいくらいです。義務教育のように、あることに強制されている状況を終 -
第9回『疲れきった路上のパンダ』
2014/11/18 00:0011月某日 北イタリア・パドヴァ私の暮らしている北イタリアの古都パドヴァには、とある一匹のパンダが生息しています。ひしゃげた三角形のおにぎりのような顔型をした、決して可愛いとは言い難いそのパンダは、いつも全身から寂しさを放出させながら、街のメインストリートにある『ZARA』のこじゃれたウィンドウの縁にじっと座って、真正面に置いた紙コップに誰かが小銭を投げ入れてくれるのを待って、日々を過ごしています -
ヤマザキマリが語る、勘三郎さん夫妻の絆つなぐ「魔法」
2013/01/02 07:00「(中村)勘三郎さんと出会ったのは、私の初めてのヒット作『テルマエ・ロマエ』の第1話の読み切りが、雑誌に掲載されたあとでした。当時はポルトガルに住んでいて、日本の反応を知らない私にとって、『テルマエ』の最初の読者は、偶然、観光に来ていた勘三郎さんだったんです。主人公のルシウスを見て、ゲラゲラ笑いながら『こういう男がタイプなの?阿部(寛)ちゃんみたいだねえ』と言ってくれたのです」12月5日に逝去した