大林宣彦( オオバヤシ ノブヒコ )
大林宣彦の最新ニュース
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「戦争なくなれば映画いらない」大林宣彦さんの「反戦への思い」
2020/04/23 11:00「昨年11月ごろから、新作の公開日に照準を合わせて、大事をとって自宅で療養していました。父は何よりも、母のそばを離れたくない。とにかく自宅が大好きな人でした。亡くなる当日まで、寝室の窓から見える八重桜を眺めながら『きれいだね』と、日課のように話をしていました」悲しみをこらえながら、本誌のインタビューに答えてくれたのは、4月10日、肺がんのため亡くなった映画作家・大林宣彦さん(享年82)のひとり娘、 -
大林宣彦さん愛した家族の絆「妻いなければ映画作っていない」
2020/04/23 11:00約3年前「がんが消えた!」と笑顔で語ってくれた大林さん。病魔は大林さんに試練を与え続けたが、映画への熱が冷めることはなかった。それはきっといまでも……。「昨年11月ごろから、新作の公開日に照準を合わせて、大事をとって自宅で療養していました。父は何よりも、母のそばを離れたくない。とにかく自宅が大好きな人でした。亡くなる当日まで、寝室の窓から見える八重桜を眺めながら『きれいだね』と、日課のように話をし -
大林宣彦さん「転移よありがとう」本誌に語っていた前向き闘病
2020/04/23 06:00「昨年11月ごろから、新作の公開日に照準を合わせて、大事をとって自宅で療養していました。父は何よりも、母のそばを離れたくない。とにかく自宅が大好きな人でした。亡くなる当日まで、寝室の窓から見える八重桜を眺めながら『きれいだね』と、日課のように話をしていました」悲しみをこらえながら、本誌のインタビューに答えてくれたのは、4月10日、肺がんのため亡くなった映画作家・大林宣彦さん(享年82)のひとり娘、 -
大林宣彦さん続けた命懸けの撮影 語っていた黒澤明さんの遺言
2020/04/11 20:39映画監督の大林宣彦さんが4月10日、肺がんのため亡くなった。82歳だった。大林さんにゆかりのある俳優たちからは、追悼の言葉が上がっている。83年の主演作「時をかける少女」で映画デビューを果たした原田知世(52)は《大林宣彦監督 在りし日のお姿を偲びつつ、ご冥福をお祈りいたします》とTwitterに投稿。また各メディアによると82年の「転校生」で主演の1人を演じた小林聡美(54)は「大林監督は私の根 -
「あと30本は撮る!」余命3カ月宣告から2年、大林宣彦監督の決意
2018/12/25 16:00「(自身の人さし指で肺を指しながら)時々ここで暴れたがるがんは駄々っ子にしか思えない。表現者は会話人間ですから、僕の体にすみついた以上、“俺の命がある限りは飼ってやるから、いい子にしてろよ”と、いつも話しかけています。がんとは共存共生。“オマエも長生きしたければ、俺に優しくしろよ。俺が死んだらオマエも死ぬんだからな”って(笑)。今はちゃんと言うことを聞いてくれていますよ」'16年8月、肺がんステー -
「映画という薬で克つ」大林宣彦監督語るがんとの共存生活
2018/12/25 11:00「昨日、定期検診を受けたら、担当医から“無罪放免のようなものだから、しばらくは病気のことは忘れて過ごしてください”と言われました。まだがんはありますが、共存共生している。がんを映画という薬で抑え込んでいるという感じですかね」'16年8月、肺がんステージ4、余命3カ月という宣告を受けた映画作家・大林宣彦監督(80)。その後2年4カ月が経過した今も、新作映画『海辺の映画館-キネマの玉手箱-』(’19年 -
稲垣吾郎 大林宣彦の新作出演!巨匠からの直々オファーで実現
2018/07/12 16:00来年公開の映画『ばるぼら』で主演をつとめる稲垣吾郎(44)。8月と11月にも2つの舞台出演を控えるなど、絶好調だ。そんな彼に、さらなる朗報が――。実は、なんと巨匠・大林宣彦監督(80)の映画『海辺の映画館‐キネマの玉手箱』に出演することが決まったのだ。「大林監督は16年8月にがんと診断され、余命3カ月と告げられました。そんな監督が全力で臨んでいる作品とあって、そうそうたる俳優や女優が出演したいと“ -
映画作家・大林宣彦語る映画の魅力「何年かけても平和作れる」
2017/09/02 16:00「僕は戦争映画でカタルシス(鬱屈した気持ちが浄化されること)を描いてはいけないと思っています。カタルシスというのは不幸なことでも悲しいことでも、それに埋没してしまうとある種、気持ちがいいという状況になる。映画にはそもそも、そのカタルシスが濃厚にあるんです。だから非常に危険。反戦映画を撮っていても、結果的には好戦映画になってしまう恐れがあるんです。昨今、そういう戦争映画が多いんです。主題歌が流れるな -
映画作家・大林宣彦「“余命三カ月がん”は撮影に役立った」
2017/09/02 16:00「昨年の8月のことです。映画の撮影に入る前に受けた検査結果から『骨に異常があるから、きちんと調べたほうがいい』と言われましてね。唐津の撮影現場に入って、さあ、いよいよ明日から撮影だという日に、唐津赤十字病院で念のため再検査を受けたんです。まず、異常がある骨を診てもらうと、がんが見つかった。続けて検査した大腸や胃は何も問題はなくて。最後に肺を調べてもらったら、ステージ4の肺がんだとわかった。余命半年