市販薬の最新ニュース
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インフル大流行のなか「せき止め」が在庫不足に…解消は来春以降か
2023/11/10 06:00「ある薬局から、医薬品の在庫に関するリストが当院に届いているのですが、せき止め薬はメジコン錠のみわずかな在庫があるものの、ほかのせき止め薬は顆粒、シロップ、錠剤のいずれも在庫切れの状況。せき止め薬と一緒に処方されることの多い痰を切る薬、抗生物質なども軒並み在庫不足です。これまでも短期的に薬が不足することはありましたが、今回のように長期的に在庫不足が続くのは、はじめてではないでしょうか……」こう語る -
日本への外国人観光客が戻るなか…“爆買い”で市販薬品薄の懸念も
2023/08/31 15:50新型コロナが5類に移行し、4年ぶりに本格的なにぎわいを取り戻した今年の夏休み。そのいっぽうで、街のクリニックの「発熱外来」は急患であふれると同時に、「薬不足」に陥っているという。「ジェネリック医薬品のメーカーによる不正製造の問題が起きて以降、薬の需要に対して供給が追いつかない状態が続いています。特に、せき止め、喉の炎症を抑える薬、去痰剤の不足が深刻です。そのため、処方薬の代わりとして使われる市販薬 -
薬効低下や頭痛の原因にも…「水以外で薬を飲むこと」に潜むリスク
2023/07/07 11:00薬は通常「コップ1杯程度の水か白湯で飲む」とされているが、リビングにいて手元にお茶があるときや、外出中や急に具合が悪くなったときなどには、とりあえずそこにある飲み物で薬を服用してしまうこともあるだろう。しかし、安易な飲み方には注意が必要だーー。「急な体調不良でドラッグストアに駆け込み、市販薬を購入した際、手元に水がなくてお茶やジュースで薬を飲んだ、という経験は多くの人にあることでしょう。でも、一般 -
春に気をつけたい市販薬の“飲み合わせ”花粉症薬&かゆみ止めでめまいも
2023/03/22 06:00花粉が大量飛散し、寒暖差も大きく、環境の変化も生じやすいこの季節は、なにかと体調を崩しやすい。「不調があると気軽に市販薬に頼る人も多いですが、無意識のうちに誤った飲み方をしている人が少なくありません。きちんと注意を払わずに複数の薬をあわせて飲むと、薬の効き目を打ち消し合ってしまったり、また思わぬ副作用が生じることもあります」そう警鐘を鳴らすのは、『ドラッグストアで買えるあなたに合った薬』(羊土社) -
飛散ピークを前に知っておきたい「花粉症薬と相性のよくない薬&食材」
2023/03/16 06:00今年も本格的に花粉が舞う季節が到来。環境省によれば、今年のスギ花粉の飛散量は全国各地で“過去10年で最大レベル”とされている。ピークを前に、花粉症に悩まされる人にとっては戦々恐々の日々が続くことになりそうだ。ドラッグストアなどで買える市販薬に頼る人も多いが、どんな薬を服用するに当たっても頭に入れておきたいのが、その効果と副作用に関すること。「花粉症薬は、アレルギー性疾患治療薬ともいわれます。花粉症 -
集中力の低下、抗えない眠気…運転が危ない!花粉症薬早見表
2023/02/10 11:00日本人の2人に1人が発症する「国民病」ともいわれる花粉症。「コロナ禍でマスクをしている方が圧倒的に多い状況にもかかわらず、今年も例年並みに花粉症での来院や相談が増え始めました」こう話すのは、土日も診療する「まめクリニック」グループ創業者で内科医の石川雅俊先生だ。ひどい鼻づまりや鼻水など“花粉症あるある”への対処のため、薬を求める人も多い。ところが、「確かにくしゃみは止まるけど、眠くなっちゃって…… -
コロナ後遺症の処方薬、市販のかぜ薬も…深刻な“薬不足”に医療現場が悲鳴
2023/01/26 11:00「せき止めや痰を切る薬が、漢方薬も含めて、とても手に入りにくい状況です。胃に優しい解熱剤のカロナールも慢性的な品薄で、仕方なく別のものを処方しています。そうやって調整しても、連日『この薬が欠品したので、違う薬でもいいですか』という問い合わせが調剤薬局から来ている状態で……」そう語るのは、さがみ生協病院内科部長の牛山元美さんだ。日本製薬団体連合会が公表した調査結果によると、供給不足などによって“出荷 -
サンマ×葛根湯で吐き気も…秋の味覚と薬の同時摂取にご用心
2022/10/13 06:00「食欲の秋真っ盛り。おいしいものに手が伸びてしまいますが、食材のなかには薬との相性がよくないものもあるので注意が必要です」そう警鐘を鳴らすのは、薬剤師の宇多川久美子さんだ。たとえば、アイスクリームやプリンといったスイーツ。「季節限定」の商品なども出そろうが、これらはかぜ薬の効き目を弱めてしまうことがあるという。「かぜ薬に含まれるアセトアミノフェンは糖に付着しやすく、甘いものと一緒に取ると、薬の効果 -
寒暖差がなにかと不調を招く時季…「市販薬の副作用」にご用心
2022/09/28 15:50季節の変わり目は気候の変化に体の調節機能が追いつかず、さまざまな不調に悩まされる人も少なくない。コロナ禍でいまだ病院にもかかりづらい状況にあるなか、そういった不調にまずは市販薬で対処しよう、という人もいるだろう。「体調トラブルは市販薬でも対応できるケースがありますが、同時に誤った市販薬の使用には、思わぬ“副作用”のリスクが伴うことを忘れてはいけません」そう話すのは『ドラッグストアで買えるあなたに合 -
夏の不調を悪化させない「市販薬」の選び方・使い方
2022/08/26 11:00新型コロナウイルスの第7波の猛威により、自宅療養者が急増している。医療機関のひっ迫もあり、多少の不調であれば市販の医薬品で対処する人も少なくない。そして、夏場にはコロナのほかにも体調のトラブル要因が多々ある。市販薬を求めて薬局やドラッグストアを訪れると、種類が豊富すぎてどれを選んだらよいのかわからなくて困った、という経験がある人もいるだろう。薬剤師の宇多川久美子さんは、「市販薬には、最近まで処方せ -
花粉症の市販薬に頼っているなら「セルフメディケーション税制」の検討を
2022/03/28 06:00花粉症や新型コロナワクチンの副反応に備えるためなど、頼る機会の増えた市販薬。毎年、市販薬を多く購入している世帯であれば、ぜひ活用すべき国の特例制度がある。市販薬を1年間に1万2,000円以上(世帯合計)購入した場合、上限8万8,000円まで所得控除が受けられる「セルフメディケーション税制」だ。’17年にスタートした同制度。これまでは医師の処方箋から市販薬に転用された“スイッチOTC医薬品”のみが控 -
【医師解説】「オミクロン株で自宅療養」に備える市販薬とは?
2022/01/28 06:00「ワクチン未接種者が多く、活動的な若い世代を中心にオミクロン株の感染者が急増し、そこからさらに家庭内へと拡散されています。今後しばらく、感染者は増え続けるでしょう」そう語るのは、発熱外来でコロナ患者を診察してきた医療法人「杉原クリニック」(神奈川県横浜市)院長・古川健司先生だ。連日のように各地で「1日あたりで過去最多の感染者数」が更新され、誰もがいつ感染してもおかしくない状況になっている。「保健所 -
ワキガ・いぼ痔・カンジダ…なるといや〜な諸症状のための市販薬
2021/09/19 11:00深刻な病気ではないけれど、日常に潜む不調や気になる症状はいっぱい。でも、しものことや年を取ったから出てきた悩みは、なんだか人に相談しにくいもの。そこで、「なるとイヤ」な症状に効果的な最新治療薬を紹介。【ワキガ】風呂上がりに1日1回塗るだけ「ワキガード 50g」小林製薬/880円一年中、ワキガに悩まされ手術も考えるほど深刻な女性の、救世主ともいえるアイテム。1日1回、お風呂上がりなどに塗るだけで引き -
市販胃腸薬には認知症のリスク!薬剤師が教える常用避けたい薬
2021/08/20 06:00「『お薬を飲み続ける=病気が治る』ではありません。逆にずっと病気が治らないからお薬を飲み続けているのです。このことに気づかない限り、長期にわたって薬を飲み続けていると、その弊害として副作用の影響を受けることになります」こう話すのは、「薬を使わない薬剤師」として活動している宇多川久美子さんだ。「症状が体に出ているということは、『体の状態に異変がある』という体からのシグナルです。熱や発疹が出たり、鼻水 -
薬剤師が警鐘!飲み続けると危険な薬リスト 脳梗塞の原因にも…
2021/08/20 06:00健康のための薬だが、副作用はつきもの。怖いのは「依存」してしまった場合だ。医師や薬剤師の指示に従うことが第一ではあるものの、薬の別の側面も見てみようーー。「『お薬を飲み続ける=病気が治る』ではありません。逆にずっと病気が治らないからお薬を飲み続けているのです。このことに気づかない限り、長期にわたって薬を飲み続けていると、その弊害として副作用の影響を受けることになります」こう話すのは、「薬を使わない -
現役女医が使っている市販薬、胃もたれには「ガスター10」
2020/02/27 15:50新型コロナウイルスの流行が止まらない。国内での感染者の数も増えるばかりで、外出はおろか、少し体調不良を感じても、病院にかかることがおっくうになるのが正直なところだ。「病院に行かなくても症状を軽減させるためには、薬局や薬店などで処方箋なしで購入できる市販薬(OTC医薬品)の使用が必須になってきます。市販薬の効果をきちんと理解し、症状に合わせて服用することで、自分自身の健康を管理することが求められてい -
現役女医が風邪の初期に飲む「葛根湯」は肩こりにも効果
2020/02/27 15:50新型コロナウイルスの流行が止まらない。国内での感染者の数も増えるばかりで、外出はおろか、少し体調不良を感じても、病院にかかることがおっくうになるのが正直なところだ。「病院に行かなくても症状を軽減させるためには、薬局や薬店などで処方箋なしで購入できる市販薬(OTC医薬品)の使用が必須になってきます。市販薬の効果をきちんと理解し、症状に合わせて服用することで、自分自身の健康を管理することが求められてい -
花粉症患者に医師「『市販薬あるから病院いかない』は危険」
2020/02/26 11:00「これほど早く花粉が飛散したのは暖冬の影響によるものです」そう話すのは、日本気象協会の気象予報士、堀口貴司さん。新型コロナウイルスの感染拡大がいまなお続くなか、今年も花粉症の季節がやってきた。東京都では、青梅市と八王子市で2月3日からスギ花粉の飛散開始を確認したという。飛散開始は、過去10年の平均(2月17日)より14日、昨年より8日も早い。「今年のスギ花粉の飛散のピークは、東京では2月下旬から3 -
風邪薬はキャベツで効果ゼロに!「市販薬」のアブない飲み方
2018/01/22 16:00「市販薬は効き目が弱く、少しくらい間違って飲んでもたいしたことはないとタカをくくっている人もいます。それは大きな間違い。市販薬にも病気を治す『作用』がある半面、食事や飲み物などと体内で反応し、思いもよらない『副作用』を招くことがあります」こう話すのは、東京薬科大学教授を経て、現在、日本くすり教育研究所代表理事を務める加藤哲太先生。そこで、いまの季節、服用することが多い市販の風邪薬を中心に加藤先生に -
水なしでカプセル薬飲むと胃潰瘍に…意外と怖い「市販薬」
2018/01/22 16:00「市販薬は効き目が弱く、少しくらい間違って飲んでもたいしたことはないとタカをくくっている人もいます。それは大きな間違い。市販薬にも病気を治す『作用』がある半面、食事や飲み物などと体内で反応し、思いもよらない『副作用』を招くことがあります」そう語るのは、東京薬科大学教授を経て、現在、日本くすり教育研究所代表理事を務める加藤哲太先生。そこで、いまの季節、服用することが多い市販の風邪薬を中心に加藤先生に -
ちゃんと読んでる?市販薬「添付文書」でチェックすべきこと
2018/01/22 11:00忙しくて病院に行けなかったときに頼りになるのが薬局で買える市販薬。でもちゃんと“注意書き”を読んで副作用のことまで理解している人は少ないのでは?「市販薬は効き目が弱く、少しくらい間違って飲んでもたいしたことはないとタカをくくっている人もいます。それは大きな間違い。市販薬にも病気を治す『作用』がある半面、食事や飲み物などと体内で反応し、思いもよらない『副作用』を招くことがあります」そう話すのは、東京