映画業界の最新ニュース
1 ~7件/7件
-
性暴力起こしても加害者は起用され続け…映像業界の黙殺で被害者が“悪者”に
2022/06/11 06:004月27日に発表した結成の声明が反響を呼んだ『映像業界における性加害・性暴力をなくす会』。会には女性だけでなく、男性の性被害当事者も参加している。それは映画監督の加賀賢三氏だ。加賀氏は自身の出演した’07年のドキュメンタリー映画『童貞。をプロデュース』の撮影中に、同作の監督・松江哲明氏から性行為の強要を受けた。苦痛に感じた加賀氏はブログを通して被害を明かし、映像関係者にも苦しみを伝えてきた。さらに -
性暴力を引き起こす映像業界の劣悪な労働環境「撮影所で寝ているところを狙われる」
2022/06/11 06:004月27日に結成の声明を発表し、反響を呼んだ『映像業界から性暴力をなくす会』。なくす会の声明には《極端な過労と睡眠不足によって、気力も体力も失われているところに加害者がつけ込むなど、劣悪な労働環境が性加害・性暴力の温床ともなっているのです》とある。そこで映像業界の実情を知るために、本誌はなくす会のメンバーである羽賀香織氏に取材をした。映像業界で、美術仕事に携わっている羽賀氏。映像業界の劣悪な労働環 -
女優だけでなくスタッフも…映像業界の“性加害”がはらむ複雑さ「声上げにくい」
2022/06/11 06:00《性加害・性暴力・二次加害が、当事者だけの問題ではないと広く認識されることを私たちは望んでいます》《映像業界における性加害・性暴力を可視化し、撲滅するための実態調査に加え、しかるべき第三者機関の設置が必要であると考えます》4月27日、『映像業界における性加害・性暴力をなくす会』が結成にあたり声明を発表した。映像業界で起こっていた性加害が相次いで明らかになっている。3月9日、“女性の性被害”に焦点を -
西川美和監督が語る日本映画界の問題点「高いチケット代が作り手に1円も還元されない」
2022/05/10 15:5020年からのコロナ禍によって、興行面をはじめ、撮影休止や公開延期など大きな打撃を受けた日本の映画業界。しかし、邦画だけでは2021年の年間興行収入が2000年以降で歴代3位を記録するなど、復調の兆しを見せている。そんななか、今年2月24日に『東スポweb』がアップした記事に掲載されたある映画監督の次の発言が大きな話題を呼んだ。「映画では食べてないです。ほかの映像を作ったり、いろいろアルバイトしなが -
西川美和監督が訴える映画界への支援の重要性「多様な作品に触れる機会がなくなる」
2022/05/10 15:50【中編】西川美和監督明かす監督専業で生活できないことの苦しみ「映画の価値が低いと思わされる」から続く今年2月に配信された『東スポweb』のインタビューで「映画では食べてないです」と話したことが、波紋を呼んだ西川美和監督(47)。本誌は西川監督にメールインタビューを敢行。前2記事では「なぜ映画で食べることができていないのか」という理由を明かし、映画製作が軽視される風潮から「自尊心を保てなくなる」とも -
西川美和監督明かす監督専業で生活できないことの苦しみ「映画の価値が低いと思わされる」
2022/05/10 15:50【前編】西川美和監督が語る日本映画界の問題点「高いチケット代が作り手に1円も還元されない」から続く今年2月に配信された『東スポweb』のインタビューで「映画では食べてない」と語ったことが、波紋を呼んだ西川美和監督(47)。本誌は西川監督にメールインタビューを敢行。映画監督の具体的な窮状について尋ねると、監督3名のケースを紹介してくれた。すると華やかな世界の陰で、生計を立てることに喘ぐ監督たちの実情 -
『鬼滅の刃』一強で他作品が…空前のブームに映画界の本音
2020/11/10 16:20俳優の犬飼貴丈(26)が主演を務める映画『彼女は夢で踊る』の舞台挨拶での一幕。「『鬼滅の刃』だけでなく『エロスの刃』もお願いします!」先月に劇場公開されて以降、国内興行収入を次々と塗りかえるほどのメガヒットとなった映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。同時期に公開した他作品の関係者が“鬼滅ブーム”を意識しないわけにはいかない。なかにはブームの影に埋もれてしまう懸念もあるのではないか。映画宣伝会社の