琉球新報の最新ニュース
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海と山の幸が融合 “佃煮”
2016/08/26 14:00「与那原のヒジキは肉厚だから時間をかけないと味が染みないの」と話し、特大しゃもじで具を混ぜ合わせる永山菊江さん=8日、八重瀬町当銘(写真・琉球新報社)生ヒジキにコンブ、煮干し、島ゴボウに大豆、ショウガ。大量の具材がシンメーナービの中で踊る。業務用の特大しゃもじで具材をかき混ぜるのは、八重瀬町当銘で長年、みそ加工所を営んできた永山菊江さん(82)だ。しょうゆと砂糖、みりんで具材を煮しめること1時間強 -
「久志の若按司」堂々 名護市久志区の豊年祭で19演目披露
2016/08/26 14:00久志の若按司と天願の若按司が謝名大主を捕らえる場面 =18日、名護市久志区(写真・琉球新報社)【名護】名護市久志区の盆行事の豊年祭が18日、同区で行われた。同区体育館玄関前に特設した舞台では3年に1回の舞台踊りが行われた。地域で受け継がれてきた舞踊や組踊を計19演目披露した。複雑な駆け引きのある物語や豪快な殺陣の場面など見どころの多い敵討ち物の組踊「久志の若按司」も上演した。区内外から多くの来場者 -
スーパーオジー 一人追い込み漁50年 80歳新里さん、伝統守る
2016/08/25 12:00(写真・琉球新報社)【渡嘉敷】渡嘉敷村で唯一、一人追い込み漁を素潜りで50年余続けている80代の現役ウミンチュ(海人=漁師)がいる。島の人から追い込み漁の達人“タケミーヤッチー”と呼ばれる渡嘉敷漁協組合員の新里武光さん(80)だ。人口約700人の島で沖縄の伝統的な「追い込み漁」を守り続けている。新里さんは、カツオ漁の船長だった父親の故武治さんの影響を受けて育った。30歳のころから本業の合間に趣味で -
沖縄で大人気!食の野外フェス OKINAWA FOOD FLEA
2016/08/25 12:00(写真・琉球新報社)じゅうじゅうと焼ける肉に、スパイシーなカレーの香り、色鮮やかな果物入りのスイーツ・・・。8月20日、那覇市のかりゆしアーバンリゾート那覇横の広場に、大規模な屋台村が突如現れた。屋台村の正体は「OKINAWA FOOD FLEA(オキナワ・フード・フレア)」。いま注目を集めている「食の祭典」、まさに「食の野外フェス」だ。さまざまな料理が一度に楽しめる大人気イベントの「食レポ」と、 -
「虫の声」今も聞こえず 静かな生活求める 17歳の又吉さん 第3次嘉手納爆音訴訟
2016/08/25 12:00(写真・琉球新報社)第3次嘉手納爆音訴訟の第1回弁論では、17歳の少女が「飛行機の爆音ではなく、虫の声が聞こえる生活がしてみたい」と訴えた。当時、意見陳述したのは、嘉手納町屋良に住む又吉姫香さん(21)だ。第3次訴訟から原告に加わり、基地のことを考える良い機会だと、父親に勧められて証言台に立った。原稿用紙3枚につづった率直な思いは、共感を呼んだ。2016年度定期総会で原告団は、うるま市で発生した米 -
2万2,000人静かな夜訴え 第3次嘉手納爆音訴訟あす結審
2016/08/24 12:002016年2月の緊急集会で外来機の騒音増大に抗議する参加者=2月26日午後、北谷町砂辺の嘉手納基地第1ゲート前(写真・琉球新報社)米軍嘉手納飛行場の周辺住民約2万2千人が日米両政府を相手に、米軍機夜間飛行差し止めなどを求めた第3次嘉手納爆音訴訟の一審が25日、那覇地裁沖縄支部(藤倉徹也裁判長)で結審する。同訴訟の原告は沖縄市、うるま市、北谷町、嘉手納町、読谷村にわたる。うち嘉手納町の原告は4,91 -
爽やかな香りやんばるから 温州ミカン初出荷式
2016/08/24 12:00収穫したばかりの温州ミカンを選果する作業員ら=23日、名護市のJAおきなわ北部地区営農振興センター(写真・琉球新報社)【名護】JAおきなわの今年の温州ミカン初出荷式が23日、名護市の同北部地区営農振興センターで行われた。収穫したばかりの約16トンが選果され、県内外へ出荷された。2016年度は北部全体で前年度比47トン増の231トンの出荷を予定している。出荷は9月下旬まで続く計画だ。JAによると、今 -
幸せって、どんな時? 小学生が「てつがくカフェ」
2016/08/24 12:00てつがくカフェの冒頭で絵本を読み聞かせる友寄舞さん(右)=16日、浦添市の前田ユブシが丘児童センター(写真・琉球新報社)【浦添】哲学対話の手法で語り合う「てつがくカフェ」が16日、浦添市の前田ユブシが丘児童センターで開かれた。立教大学4年生の友寄(ともより)舞さん(21)が進行役のファシリテーターを務め、前田小の1年から6年までの児童15人が参加した。児童たちは「幸せ」や「うれしさ」について語り合 -
炎天下で拘束1時間半 沖縄・高江のヘリパッド建設 機動隊が市民ら排除、2人けが
2016/08/23 12:00(写真・琉球新報社)【ヘリパッド取材班】沖縄県の東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場への新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設を巡り、機動隊は22日、建設に反対し工事車両の通行を阻止しようとした市民ら約90人を強制排除した。男女2人がけがをして緊急搬送された。機動隊は炎天下、市民を約1時間半にわたって機動隊の大型車両と隊員で挟むように囲い込み、体調不良を訴える人も出た。沖縄防衛局が工事に着手した -
対馬丸の子どもたちが伝える平和
2016/08/23 12:00(写真・琉球新報社)72年前の1944年8月22日、戦火が迫る沖縄から本土に疎開する学童らを乗せた船「対馬丸」が鹿児島県悪石島付近で、米軍の魚雷攻撃を受け沈没した。学校単位で疎開した学童783人、家族で疎開した一般疎開者626人を含む1,484人(2015年8月22日現在、氏名判明分)が犠牲になった。これだけの子どもが犠牲になった悲劇を伝え、平和を作る取り組みが沖縄県那覇市の対馬丸記念館で始まって -
資源ごみの浴衣、着ぐるみ…… 無料レンタル 好評
2016/08/23 12:00(写真・琉球新報社)南風原町新川にある那覇市環境部のエコマール那覇プラザ棟では、リサイクルの無料貸衣装が好評だ。2015年度は108件の貸し出しがあった。子ども用の浴衣や着物から着ぐるみ、ウエディングドレス…、そのほとんどが市内から資源ごみとして出された古着の一部だ。エコマール那覇プラザ棟では、事業を受託するアースの会が捨てられた家具の再生や古着販売、食器貸し出しなど、資源活用に向けた取り組みをし -
大きなうちわで福の風 首里・赤田「みるくウンケー」
2016/08/22 14:00(写真・琉球新報社)沖縄県那覇市首里赤田町の伝統行事「みるくウンケー」が21日、地域の公民館・赤田クラブを中心に行われた。多くの住民や観光客らが、みるくが地域を練り歩くスネーイと、みるくにささげる奉納芸能を堪能し、無病息災と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。スネーイは、午後4時半にクラブを出発。縦笛「ピーラルラー」と小太鼓「クー」などの楽器を演奏する路次楽隊(ろじがくたい)と、ンカジ(ムカデ)旗を -
「遠くから見守ること」 キムタク母・木村悠方子さん、沖縄で子育て語る
2016/08/22 14:00食育イベント「食まる!スマイルガーデン」で講演した木村悠方子さん(右)(写真・琉球新報社)木村拓哉さんの母・木村悠方子(まさこ)さんを招いた講演会が20日、沖縄県内で開かれました。一般社団法人「三月のひまわり」顧問として、東日本大震災の被災地支援や朗読会など、全国で講演活動を続ける悠方子さんは、命に対する優しいまなざしと柔らかな言葉で来場者を包み込み、会場には涙を流す人もいたほど。とはいえ講演会で -
夏の大輪 太陽受け 南風原、ヒマワリ見頃
2016/08/19 12:00(写真・琉球新報社)沖縄県南風原町津嘉山のJAファーマーズマーケット南風原くがに市場近くの畑で大輪のヒマワリが見頃を迎えている。18日、車を止めて見入る観光客や携帯電話で撮影する家族の姿も見られ、夏の花に見入っていた。緑が映えるサトウキビの隣で、太陽の光を受けた黄色いヒマワリは鮮やかにゆったりと揺れていた。家族でドライブ中に立ち寄ったという喜久里琉生君(9)と弟の心流君(6)は「こんなに大きくてい -
リゾ婚「ゲリラ撮影」防止を 沖縄協が声明、外国人客に周知へ
2016/08/19 12:00(写真・琉球新報社)沖縄リゾートウエディング協会(小川義昭会長)は18日、浦添市てだこホールで開いた8月定例会で「『ゲリラ撮影』防止声明」を発表した。「ゲリラ撮影」は、外国人カップルが県内の式場や公共施設、観光施設などで無許可で撮影を繰り返す行為。海外からもフォトウエディングの人気地と評価される表れとはいえ、一般の観光客や関係施設に迷惑が及ぶ新たな課題となっている。同協会はウェブサイトで公共ルール -
主張ばかりでは衝突、犠牲は子どもに “平和への思い”花岡君作文に
2016/08/19 12:00合唱団で歌の練習をする花岡光君(中央)=那覇市若狭の対馬丸記念館(写真・琉球新報社)一人一人が思いやりを持ち、相手に対して理解と許し合える心を持ち、変わっていけば、みんなが平和の心を育てていけるかもしれない-。22日に那覇市の小桜の塔で執り行われる「対馬丸慰霊祭」(対馬丸記念会主催)で、つしま丸児童合唱団の花岡光君(12)=那覇市立垣花小6年=が平和を誓う作文を朗読する。同慰霊祭で児童が作文を読み -
屋我地に“大人の探検場” 「グランピング」施設 10月開業
2016/08/18 12:00(写真・琉球新報社)野外体験を楽しみながらホテル並みの宿泊ができるとして、欧米を中心に人気が広がる「グランピング」施設が名護市の屋我地島で10月10日に開業する。運営するナンマムイネイチャーリゾート(名護市饒平名)の大朝(おおとも)将嗣オーナー(61)によると、県内では初の大型グランピング施設で、屋我地の自然を最大限に活用し、“大人の探検場”として県内外の30~60代に「やんばるならでは」の観光体 -
沖縄素材で世界へ ファッションブランド“LEQUIO”
2016/08/18 12:00琉球藍やフクギで染織した洋服や琉球かすり、芭蕉布などを用いて服飾デザインをするLEQUIOの嘉数義成さん=宜野湾市喜友名のLEQUIO(写真・琉球新報社)目の前に米軍基地が広がる。遠方にはコバルトブルーの海。基地のフェンスに面した宜野湾市喜友名の普天間でいご通り付近の高台に、ファッションブランド「LEQUIO」(レキオ)の本社兼店舗がある。白い建物内に藍染めやフクギ染め、ウージ染めなど沖縄の素材を -
大豆栽培 体験”畑から食卓へ” 手作り豆腐「うまい」 豆乳プリン、おから炒めも
2016/08/18 12:00地域体験学習で自分たちで植えた大豆で豆腐作りをする子どもたち=12日、伊江村の西崎公民館(写真・琉球新報社)【伊江】西崎・真謝子ども会は12日、同区公民館で豆腐作りを体験した。子ども会30人と保護者や地域のお年寄りたちが参加した。今回の体験学習は食育をテーマにしており、普段何気なく食している豆腐も口に入るまでにはいろんな工程があることを、3月19日の大豆の植え付けから6月21日の収穫、そして、豆腐 -
「熊本は大丈夫ですか?」 児童、手紙で心つなぐ 那覇市石嶺小/熊本県山鹿小 九州音楽大会で再会期待
2016/08/17 11:00山鹿小からの手紙をうれしそうに読む、石嶺小音楽部の児童ら=15日、那覇市首里石嶺の石嶺小(写真・琉球新報社)那覇市立石嶺小学校音楽部と熊本県の山鹿(やまが)市立山鹿小の児童との間で、熊本地震後から手紙を通じた交流が続いている。両校はNHK全国学校音楽コンクールの県大会小学生の部で優勝し、25日の九州大会に出場する。“良きライバル”との再会に、石嶺小音楽部の児童らは胸を高鳴らせている。手紙を先に送っ -
竜巻発生、沖縄2位 気象台「積乱雲発達しやすい」
2016/08/17 11:002016年7月30日に、石垣島地方気象台の南約10キロの海上で発生した竜巻(写真・同気象台提供/琉球新報社)気象庁によると都道府県別の竜巻発生数は1991~2015年までの25年間で、沖縄県は43件の竜巻が発生し、全国で最も多い北海道の44件に次いで2番目に多いことが分かった。沖縄気象台は「沖縄は台風を引き起こす積乱雲が発達しやすい。今後も大気は不安定で、注意が必要だ」と話している。気象庁がまとめ -
目指せ「レインボーアイランド」 LGBT、挙式・宿泊プラン続々
2016/08/17 11:00カフーリゾートフチャクコンド・ホテルの挙式プランでウエディング写真を撮影した女性カップル=4月、恩納村(写真・カフーリゾートフチャクコンド・ホテル提供/琉球新報社)県内の宿泊施設が同性愛者や性同一性障害者などの性的少数者(LGBT)を対象とした宿泊プランやウエディングプランの商品造成を強化している。県内は、LGBT向けの挙式数が全国の上位になるほか、LGBT向けのスポーツ大会も多く宿泊需要も見込め -
絆つないだ海銀SC「22」 故・浜元さん、仲間見守る
2016/08/16 11:00(写真・琉球新報社)14日に南風原町の黄金森公園陸上競技場であった天皇杯全日本サッカー選手権大会県予選の決勝。FC琉球と対戦した海邦銀行サッカークラブ(海銀SC)のベンチに掛けられた「22」のユニホームが、仲間を鼓舞するように風になびいていた。6月17日、悪性リンパ腫により29歳で亡くなったFW浜元盛太さん=北谷町出身=の背番号。妻のゆりあさん(30)が抱く「もっとサッカーをさせたかった」思いと、 -
原爆投下機 飛来か 読谷補助飛行場 45年6月の写真、米軍機多数
2016/08/16 11:00(写真・琉球新報社)【読谷】沖縄戦での組織的戦闘が終わった1945年6月23日に米軍が撮影したとみられる読谷補助飛行場の航空写真が見つかり、読谷村史編集室へ贈られた。写真の飛行場は規模が拡張され、米軍機の駐機エリアを随所に配置、米軍機が多数駐機しているのが分かる。米軍上陸後、約3カ月で一変した飛行場を捉えている。読谷補助飛行場は、米軍が読谷上陸後間もなく、整備に着手。米軍が鹿児島などへの出撃基地し -
誓う「風化させない」 農林健児之塔で慰霊祭 終戦記念日
2016/08/16 11:00(写真・琉球新報社)【嘉手納】終戦記念日の15日、県内で鉄血勤皇隊として戦場動員され命を落とした県立農林学校の生徒や教職員を追悼する農林健児之塔の慰霊祭が、嘉手納町嘉手納の塔前で開かれ、同窓生ら40人が集まり不戦を誓った。嘉手納町出身の戦没者を追悼する招魂之塔の前では平和祈願祭が開かれた。県立農林学校同窓生代表の渡口彦信さん(89)=読谷村=は「戦争では多くの人を傷つけ、人を殺すことが褒めたたえら