過労死の最新ニュース
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過労自殺の研修医・高島晨伍さんの母が悲痛告白「わたしの晨伍を返して」
2023/09/04 11:00「私にとって晨伍(しんご)は、泣いて笑って大切に育てた、かけがえのない宝物でした」そう苦渋をにじませるのは高島淳子さん(60)。淳子さんの次男・晨伍さんは、’20年春から研修医として甲南医療センター(神戸市・以下センター)に勤務。’22年4月からは、より専門を深める“専攻医”として消化器内科で勤務していたが、同年5月17日、下宿先で自死しているところを母・淳子さんが発見した。西宮労働基準監督署は、 -
働きすぎで亡くなる人も…増加するシニア労働者の労災への対処法を専門家が伝授
2022/10/28 06:00働くことが当たり前になった日本の高齢者。その一方、シニア労働者のトラブルも増加しており、なかには、命に関わるものも。働くうえで身を守る方法を専門家に聞いた。高齢化が進む日本社会。先月、総務省は、全国民の29.1%が65歳以上の高齢者で、そのうち909万人が働いていると発表した。特に65~69歳では、50.3%がなんらかの仕事に就いており、2人に1人が働くかたちとなっている。「残念ながら、働く高齢者 -
過労死NHK記者両親の怒り「安倍総理、娘はいまも泣いています」
2018/07/29 11:00残業200時間超……'13年7月に過労のため31歳で急逝したNHK記者・佐戸未和さん。今国会での“過労死促進法案”成立に、両親は再び怒りと悲痛の叫び声をあげる――。「大事な娘を先に失った親の気持ちがわかりますか。未和の誕生日の6月26日、命日の7月24日が近くなると、特に悲しくなります。私はいまでもお薬を飲まないと眠れません。無理にでも眠って、ようやく見る夢のなかでも、私はやはり悲しんでいて、悲し -
NHK過労死記者母の慟哭「大好きな仕事で亡くなるなんて…」
2018/07/29 11:00両親とも、娘の「過労死」をいまも受け入れられない。政治の動きは2人の気持ちをさらに逆なでする。若者を中心にこれだけ“犠牲者”が続出しているのに、6月29日、頑張って働く労働者を死に追いやるような働き方改革関連法案が成立してしまったからだ。「働き方改革」として、法案を総理自らが旗を振って進めたことに対する怒りも収まらない。大好きな仕事によって、未来を奪われた娘の無念を晴らすために、過労死根絶を目指し -
熱血教師の過労死 逆転で認めさせた妻が神奈川の家族会設立
2017/05/15 14:00(写真・神奈川新聞社)“労働被災者”になる前に相談を-。過労死で大切な人を失った家族らが25日、「神奈川過労死等を考える家族の会」を設立する。長時間勤務など過重労働に起因して命を落とすケースが後を絶たない中、当事者や家族の苦しみを共有し悲劇を繰り返さない社会を目指す。「突然命を奪われて立ちすくむ人たちの支えになりたい」。過労死した夫の公務災害認定まで5年半を要した工藤祥子さん(50)は、自身の経験 -
電通新入社員の過労死、我々が忘れてはいけない母親の言葉
2016/10/27 06:00大手広告代理店「電通」の新入社員だった高橋まつりさん(当時24)は、去年12月25日に住んでいた都内の会社の寮で自殺しました。高橋さんは東大文学部を卒業後、昨年4月に電通に入社。インターネット広告を担当するデジタル・アカウント部に配属されました。代理人弁護士は本採用となった同10月以降、労使協定で定めた上限の70時間を大幅に超える残業が続いていたと主張。調査にあたった三田労基署も高橋さんの1カ月( -
「残業代ゼロ法案」が呼ぶ「収入減」と「過労死リスク」
2015/04/16 06:00「『残業代ゼロ法案』とも呼ばれる労働基準法の改正案が、3日、閣議決定されました。今は、原則、1日8時間、週40時間を超えて働いた人には、残業代を支払わねばなりません。高度プロフェッショナル制度はこの残業規定を崩し、為替ディーラーや研究開発などの専門的業務に就き、年収1千75万円以上の方には、残業代を支払わない、ゼロにするというものです」そう話すのは経済ジャーナリストの荻原博子さん。「残業代ゼロ法案