戦争の避難に関する話題
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国境なき医師団・白根麻衣子さんが見たガザの惨状…「子どもの遺体をアイスクリーム用冷凍庫に」
2023/11/30 11:0021日、ガザに赴任した国境なき医師団の医師3人も犠牲になったと報道が。人口の半数が18歳以下のガザ地区に、子供たちの笑顔が戻る日は来るのだろうかーー。「ガザ地区北部にあるシファ病院にいるスタッフによると、10月の段階で、子供を含めた多くの人々が無差別の空爆や襲撃、そして医療機器や薬が不足しているため、亡くなっています」イスラエル軍が攻撃しているシファ病院の状況を語るのは、ガザ地区で医療支援活動を行 -
南樺太、ウクライナ――戦争で2度「故郷」を奪われ日本へ避難した降簱英捷さん(79)
2023/11/12 06:0023年6月、ウクライナ北西部の都市・ジトーミルの郊外にある墓地。ここで痩身の男性が妻の墓前にたたずんでいる。妻・リュミドラさんの隣の墓碑には、すでに自分自身の肖像画を刻んでいる。「しばらく来られなくなるけれど、また来るからね」そっと手を合わせ、祈りを捧げるのは降簱英捷さん(79)。1年3カ月暮らした日本から、危険を顧みず再びウクライナの地にやってきた。英捷さんの両親は戦前、日本統治下であった南樺太 -
ウクライナから決死の脱出 ソ連で生きてきた日本人男性の平和への願い
2023/11/12 06:00【前編】南樺太、ウクライナ――戦争で2度「故郷」を奪われ日本へ避難した降簱英捷さん(79)より続く降簱英捷さん(79)は、先の大戦中に日本統治下の南樺太で生まれた。故郷は’45年の旧ソ連の侵攻により大混乱に。降簱家は日本への引揚げ船には家族の病気やけがで乗りそびれた。望郷の念を胸に秘め、英捷さんはソ連の一部だったウクライナに移住し必死に働いた。妻の故郷で穏やかな老後を迎えるはずだったが――。ロシア