9月19、20日にハワイ・ホノルルで開催された、嵐の15周年コンサート『ARASHI BLAST in Hawaii』。2日間で3万人を動員し、日本ではパブリックビューイングで14万人が見守るなか、嵐の15年をギュッと凝縮したステージが披露された。
1999年9月の結成以来、今日まで15年。赤ちゃんが高校生になるほどの年月を、喜び、苦労、いろんな思いをともにして歩んできた5人。今ではすっかり成熟し、最強のグループに成長した嵐のメンバーが15年を振り返る。
【大野智】
「デビューしてから1〜2年たったころに、5人で集まって『今後どうしていくか』というようなことを話し合った時期があって。そのとき5人の気持ちや向かっている方向が一緒であることが確認できて、その後の原動力になりました。それは喜びというか愛というか、その両方の出来事かな。
昔から、『仲がいいね』と周りの人に言われているけど、自分たちにしてみればそれが自然というか普通のことだからよくわからないんですよ。でも、デビュー前から親しかったわけではないけど、5人でいることは全然苦痛ではなかったし、初めから波長が合っていたんだと思う。
’06年のアジアツアーにはビックリしたね。なんで自分が行ったこともない国の人が僕たちのことを知ってるの?って(笑)。行ったらまたすごい歓声で驚いたな。’07年には初めて東京ドームでコンサートをやらせてもらえて。そのときは嵐的にもファンの人的にも“やっとできた感”はあったんじゃないかねえ。うれしかったし、会場が非常にあったかい雰囲気だったことをよく覚えています。
喜怒哀楽の『怒』とか『哀』とかはないかなあ。目指すことと実際できることの差に対して、自分自身に怒ることはありましたけど。そういうことも少なくなりましたね。今は、不満もなんにもないというか、すごく平和(笑)。目の前の仕事を楽しく集中してやるだけかな。個人的には、もう一度、絵の個展的なことをいつかやりたいなって思ってます」