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「日本でイチからミュージカルを作るってすごく大変で。日本語は母音が強いし、ひとつのことを伝えるために説明が必要になるんですよね。英語だったら単語ひとつで表現できることも多い。これは大きな違いなんですが、『Endless SHOCK』に関しては、ショーカンパニーの話なので、ストーリーの中でそのカンパニーのショーを作ることができる。劇中劇だから、見た目にも華やかな世界を作ることができるんです」

 

そう語るのは、隔週連載『中山秀征の語り合いたい人』第74回のゲスト・Kinki Kidsの堂本光一さん(38)。7月にKinki Kidsデビュー20周年を迎え、主演舞台『Endless SHOCK』は17年目へ。今回、光一さんが『Endless SHOCK』にかける思いを明かしてくれました。

 

【1】強みは“オリジナル作品である”ということ!

 

「海外作品だと手を加えられないこともありますけど、『変えたほうがいい』と思ったらすぐに変えられる。’05年から脚本や演出についてもやらせてもらっていますが、オリジナル作品だからこそできることが多いと思います」

 

【2】初演が跡形もないくらいに形を変えている!

 

「ストーリーを重点的に変更してきたので、初演とは跡形もないくらいに変わっています(笑)。ショーとして面白いものを提供することを大切にしながらも、この作品が何を言わんとしているか、ということを意識しました」

 

【3】その日その日、常にベストな公演を求めて!

 

「そのときの公演が自分にとっては勝負なので。明日の公演のために、ということでもなければ来年のことまで考えていません。常にベストを尽くした公演をお届けしたい、という思いだけでここまでやってきました」

 

【4】日本のオリジナルミュージカルとして定着を!

 

「メッセージや楽曲に定番が生まれてきているので、いまは大きな変更をしないようにしている部分もあります。日本のオリジナルミュージカルとして、“これが『SHOCK』だ”というものを定着させていきたいので」

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