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(写真・神奈川新聞社)

 

横田めぐみさんが13歳で北朝鮮に拉致されて間もなく40年になるのを前に、母親の横田早紀江さん(81)=川崎市川崎区=が4日、ミューザ川崎(同市幸区大宮町)で開催中の写真展「めぐみちゃんと家族のメッセージ」(同市主催)の会場を訪れ、「本当に長い間闘ってきたんだと、40年の年月の重みを感じた」と現在の心境を語った。

 

中学1年生だっためぐみさんは1977年11月、新潟市内で下校中に拉致された。父親の滋さん(84)が撮影した小学4年生の「えくぼのめぐみちゃん」をはじめ約40点の写真を見て回った早紀江さん。「あのときのすべてを思い出す。ごく普通の家族の、何げない幸せが暗黒に突き落とされ、まだ何も解決できていない」と述べ、解決への期待感をにじませた。

 

早紀江さんによると、滋さんは体調を崩し自宅で静養しているという。

 

めぐみさんの幸区での写真展は同日が最終日で、年内に高津、宮前、中原、麻生の各区で順次開催される。

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