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米国のハンバーガーチェーン「アービーズ(Arby’s)」のフロリダ州ペンブロークパインズにある店舗がにわかに注目を集めている。19歳のアルバイト店員が、ドライブスルーに来た地元警官へのサービスを拒否したからだ。

 

ペンブロークパインズ警察のジェニファー・マーティンは、ドライブスルーで注文をした際、店員のケニー・ダヴェンポートに「あんた警官でしょ。サツはお断りなんだよね」と言われた上、その場にいた店長までもが、笑いながら「コイツにはサービスを拒否する権利がありますから」と部下を諫めるどころか同調したという。商品は渡されたものの、店員の対応からその中身に不安を覚えたマーティンは返金を要求。商品を受け取ることなくその場を去った。

 

この件が地元テレビ局で放送されるや、当該店舗のみならずアービーズ本体にもクレームが殺到、さらにデイド郡警察扶助組合が全国の警官に向けてアービーズをボイコットするよう呼びかける事態に発展した。アービーズのCEOポール・ブラウンはダヴェンポートと店長の発言は彼ら個人のものであって同社の見識とは異なること、国民のために働く全ての警察官に深く感謝していることを強調しながら最大限の謝罪を発表。4日はデイド郡のメトロエリアにある全ての店舗において、警察官に好きなコンボを無料で提供すると約束した。

 

yelpでは報道後に星一つのレビューが数多く寄せられ、渦中の店舗のレートは急降下。「警官嫌い募集中」と加工された従業員を募るポスターの写真まで投稿され、まさに四面楚歌だ。

 

ダヴェンポートはCBSマイアミの取材に対し、「話しても意味ねえよ。ただの冗談だったんだ。俺19歳だし。彼女は警官で俺黒人だし。忙しかったから店長呼んだだけだって。警察のこと憎んでるわけじゃねえよ。別に誰も憎くない」と弁解したものの、既に後の祭り。店長共々解雇されたようだ。

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