加藤慶祐 舞台で活躍するイケメン俳優が体を鍛え上げた理由は「韓流」にあり!
『メイちゃんの執事』や『仮面ライダーキバ』で活躍してきた俳優・加藤慶祐さんが、昨年末に続き、2月も舞台に立ちます。
取材場所にあらわれた加藤さんはクールな印象ながらも、話してみると気さくな性格で好感度大!
いまハマっている「あること」やお仕事についてうかがってきました!!
――加藤さんて、細身でスラリとした印象がありますけど、実際にお会いしてみると、がっちりされている方だなと思いました。
「4カ月ぐらい前より、体重が10キロ増えたんですよ。痩せていたんですが、韓流の俳優さんたちの影響を受けて鍛えました」
――韓流スターがお好きなんですか?
「はい。みなさん、パフォーマンスの力がすごいじゃないですか。だから朝、自分の気分をあげるため、PVを見ながら仕度しています(笑)。だから、最近よく行くところも新大久保、みたいな(笑)。ミーハーな生活しているんです」
――では『女性自身』も、もしかしてお読みになっているとか?
「はい、かなり読んでいますよ!」
――ありがとうございます(笑)。久しぶりに会った方に、体型が変わって何か言われませんか?
「言われますね。それに、前に着ていた洋服が小さくて着られなくなりました」
――10年と11年と、クリスマスの時期に舞台をされていますね。昨年末は『The
Night of Christmouse~クリスマウスの夜~』ですが、舞台のお仕事は、テレビドラマとは違った魅力がありますか?
「舞台はその場で反応がわかります。その日によって、お客さんの空気感も反応も違いますし、ダイレクトに反応を体験できるのがいいですね。自分たちが思いっきりやって、拍手がもらえて、というのを経験すると、やっぱりうれしいです。一度体験すると、やめられない魅力があります」
――『The
Night of
Christmouse~クリスマウスの夜~』は、歌や踊りもふんだんに取り入れられているということですが、歌と踊りは得意なほうですか?
「あまり得意じゃないですね(笑)。でも、舞台では踊ることが多いので、できるようにならないとなって思っています。それから最近は、韓流の作品を見ても、歌って踊れてかっこいいなって思うことが多いので、それも見習いたいなと」
――本当に韓流にハマっているんですね(笑)
「はい(笑)。筋トレも自己流でしているんですけど、韓流スターの本を開いてお手本にしているんです」
――舞台は体力勝負というイメージがありますが、体力づくりはされているんですか?
「健康には気を使いますね。1年前の舞台を始めたころは、マスクをしたり、風邪を引いていないのに風邪薬を飲んだりしていたんですけど、最近は、普段の生活にあわせて対応するようになってきました。舞台ならではの体のつくり方が身についてきたのかなと思います」
――加藤さんが、このお仕事を始めるきっかけは何だったのでしょうか?
「もともとは、テニスをかなり本格的に、朝から晩までやっているような感じだったんですけど、怪我をして続けることができなくなったんです。何かほかのことををしなきゃいけないとなったときに、友達から事務所を紹介されたのがきっかけです。怪我で休んでいるとき、ドラマをすごく見ていて、面白そうだな、と興味を持っていたというのもあります」
――テニスをしていたころも、かなり人気があったんじゃないですか?
「いえいえ。テニスをやっていたときは毎日ジャージだったので(笑)」
――現在、23歳ですが、今後どういう俳優になりたいですか?
「いまは、いろんなことを経験して吸収していきたいな、と思います。ジャンルを問わず何でも挑戦したいですね」
――挑戦したい役柄はありますか?
「悪い人。これまで、優等生っぽい役や、マジメなエリートという役が多かったんですけど、本当は自分は優等生ではないので。どうやって演じていいのか迷ったり、窮屈に感じることもあったんです。それで、悪い役に挑戦したら違う自分が見えるんじゃないかと思っていて。1回だけ人殺しの役を演じたことがあって、自分とはまったく違うキャラクターを演じる面白さを知りました。徹底的に役作りをして、見た目も、いつもの自分とはまったく正反対にして。演じることの快感とでもいうんでしょうか」
――俳優業を5年近くされてきて、少しは余裕が出てきましたか?
「今も大変です。でも、仕事が終わるときの満足感がいいと感じられるようになりました。この仕事って、ひとつの仕事が終わってもすぐに次へと進むので、そのとき、自分にある力を最大限に出さないといけない。そういうところがこの仕事の面白いところだと気付きました」
――ひとつの仕事が終わると、次の仕事への意欲がわいてくる感じ?
「そうですね。大変ではありますけど」
――韓流にはまっているということですけど、韓流スターたちから学ぶことは多いですか?
「自分たちの“見せ方”をよく知っているな、と思いますね。この仕事って、セルフプロデュースみたいな部分がありますけど、そういう部分がすべて長けているな、と。ファンサービスをして、ライブパフォーマンスをして、そしてドラマにも出演したり……と、マルチじゃないですか。しかも、ひとつひとつの完成度が高いので、勉強になると同時に、刺激になります」
――クリスマスはお仕事ですが、その後の予定はありますか?
「去年も同じ時期に舞台をしていましたが、今年も終わったらみんなで打ち上げをして、事務所の後輩もいるので、みんなでケーキを食べようかと思います」
――2月には舞台『悲しき天使』に出演されます。
「はい。そのときに“あること”に初挑戦するんですけど、いま、その練習中なんです」
――そうなんですね。何なのか知りたいですが楽しみにしています。最後に、『悲しき天使』のPRをお願いします。
「事務所の先輩でもある小沢真珠さんとのダブル主演で、今もいったように、僕自身、あることに初挑戦します。それも含めぜひ見にきてほしいなと思います。舞台は毎回違うことが起きるので、何度、足を運んでも、楽しめると思います」
かとう・けいすけ★
88年9月2日生まれ、埼玉県出身。06年に俳優デビュー。おもな代表作に『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(フジテレビ系)、『仮面ライダーキバ』(テレビ朝日系)などがある。舞台、テレビドラマ、映画と幅広く活躍中。