7月22日に、無事にジョージ王子を出産したキャサリン妃。彼女はこれから“未来の国王”をどのように育てていくのか。ウィリアム王子夫妻の“脱・王室流”の育児計画を本誌が追跡取材した。

【新王子のために7.5億円豪邸を購入】
「ウィリアム王子夫妻は、かなり早い段階から“生まれてくる第1子の育児は妻の実家で”と考えていたようです。そのため何度となくキャサリン妃の母・キャロルさんを交え、話し合いを重ねていたようです。パーティグッズの通信販売会社の起業などで成功したキャロルさん夫妻が7億5千万円の古い英国様式の豪邸を購入したのも、王子夫妻の子育てサポートのためでした」(前出・王室ジャーナリスト)

 キャサリン妃とジョージ王子の2人は、9月上旬までの6週間、ウィリアム王子は2週間の育児休暇が切れるまでの間、ロンドンから80キロほど離れたキャサリン妃の両親が住むバックルベリーで暮らす予定だという。王室の習慣では母と子が一日に会える時間は朝の30分間とティータイムのみ。キャサリン妃は、この“王室流”習慣を拒否するために、“実家育児”を選んだようだ。

【実家育児を決めた義母の産後うつ】
「ウィリアム王子夫妻が前例のない“実家育児”にこだわったのは、ダイアナ元妃のつらい過去があったからです。ダイアナ元妃はウィリアム王子を出産後、極度の産後うつに苦しめられたといいます。原因は、宮殿での閉ざされた生活だったといいます。ダイアナ元妃の実家はロンドンから遠く離れたスコットランド。当時は、実家へ帰る許可は下りませんでした」(別の王室ジャーナリスト)

 このことを後で知らされたウィリアム王子はひどくショックを受けた。同じ思いをキャサリン妃には絶対させたくない、と今回の実家育児へつながったという。

【王子の昼マックデビュー計画も】
キャサリン妃がウィリアム王子の幼少期のエピソードのなかで、特に気に入っているというのが、“マック・デビュー”の話だという。
「宮殿でランチが用意されていたにもかかわらず、ダイアナ元妃は2人の王子をマクドナルドに連れて行ってランチセットを購入。昼マックを楽しみました。キャサリン妃も、生まれてくる子にも普通の生活を体験させたい、と友人たちに漏らしていたようです」(現地の新聞記者)

【父親も通った庶民派の幼稚園】
「ダイアナ元妃はウィリアム王子を、ケンジントン宮殿近くにある一般人も通う『ノッティングヒル幼稚園』に通わせました。キャサリン妃も、ゆくゆくは息子もこの庶民派幼稚園に入れたいと思っているそうです。通園の途中、ぐずるウィリアム王子にダイアナ元妃は取材陣を前に『カメラマンさんがいるのだからお行儀よくしなさい』と注意することもありましたね」(別の王室ジャーナリスト)
 幼稚園の送迎では、キャサリン妃が息子をしつける姿が見られるかもしれない。

【親友ベッカムの願いは却下】
王子は『ジョージ・アレクサンダー・ルイ』と名付けられたが、実はウィリアム夫妻は親友のデビット・ベッカム(38)に、こんなお願いをされていたという。
「生まれてくる第1子をサッカーが上手な男の子にしたかったら、ミドルネームに僕の名前のデビッドを入れるといいよ。絶対にプレミアリーグで活躍できる男の子に育つから。名前を入れてくれたら僕がサッカーのコーチをしてあげてもいい」
と、本気でアドバイスしていたとか。しかし、ウィリアム夫妻は、命名に関しては王室の伝統を守ったのだ。

 ロイヤルベビー誕生の歓喜は世界中に広がっている。キャサリン妃が王子を連れて来日するのは、いつになる!?

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