10月3日、みのもんた(69)の次男・御法川雄斗容疑者(31)が逮捕から実に22日ぶりにようやく釈放された。

 路上で酔いつぶれて寝ていた男性のキャッシュカードを使って現金を引き出そうとしたとして、窃盗未遂容疑で次男が逮捕されたのは9月11日。さらに10月1日には、男性のかばんを盗んだとして窃盗容疑で再逮捕された。

 容疑を否認し続けていた次男だが、再逮捕直後に「かばんに金が入っていたら盗もうと思いました」「出来心でしたが、盗んだことには間違いありません」「心を改めてやりなおすために、正直に話すことにしました」などと、供述を始めたという。容疑を認めたこともあり、逃亡の恐れもないと判断されての釈放だった。

 釈放直後、みのは都内でひそかに次男との再会を果たした。みのに近い関係者によると、やつれた姿で「いろいろ面倒をかけて申し訳ありませんでした……」と自分にわびる息子に、みのは「俺に謝るよりも、まず嫁さんと子供たちに、手をついて謝るほうが先じゃないのか!」と一喝したという。

 次男が逮捕されたとき、妻は2人目の子供を身ごもっており、まさに臨月だった。みのは、愛妻の靖子さんと昨年5月に死別したばかり。それだけに孫の誕生を心待ちにしていたが、息子の嫁に大きな心労をかけてしまったという苦渋が、胸の奥にあったのだ。

 今回の事件について、みのは親しい仕事関係者に次のようにもらしていた。
「本人は酔っぱらっていて、(事件のことは)何も覚えていないと言っているんだ。しかし、自分がしでかしたことを反省するのは当然だ。それにしても、俺の息子じゃなかったら、ここまで大きく取り上げられなかっただろうに……」

 釈放直後に息子にぶつけた「妻と子供たちに土下座して謝れ!」という言葉には、父としての複雑な思いがこめられていたのだ。だが、事件は終結したわけではない。社会部記者は「検察は、引き続き任意で捜査を続け、御法川容疑者を起訴するかどうかを判断する方針です」と話している。

 みのもんたの“父の苦悩”はまだ続くーー。

関連カテゴリー:
関連タグ: