「動物たちとお話ができる」と公言するほど、深く動物と交流してこられた黒柳徹子さん。そんな、無類の動物好きの黒柳徹子さんが、動物との、やさしくてちょっぴり不思議なエピソードを披露してくれた。
「タモリさんちの猫は人に懐かないコなんですって。人がいる部屋にはいっさい近づかないの。タモリさんにも懐いてなくて、かみついたこともあるみたい。でも、私が『ごめんください』って入っていくと、玄関で待ってて、『こんにちは』って挨拶してくれるのよ」
その後、猫は黒柳さんのあとをどこまでもついてきたという。
「お茶室みたいなお部屋に入ったら、そこにもついてきましたよ。きれいなお花が飾ってあったから、『写真を撮るから、お花のそばに座ってね』って言ったら、ちょこんと座って、カメラ目線をしてくれたんです」
また、こんなこともあった。
「このまえ、テレビを見ていたら、猫の体をぶらさげると体がぎゅ〜と伸びて70cmにもなる猫がいるという話をしてたのね。なかには1mにも伸びる猫がいるらしいの。それで、タモリさんちの猫に『あんたはどのくらいなのかしらね?』って言ったら、壁のところまで行って、爪先立ちしながら背伸びをしてくれたの。私が言ってることがわかるから、どのくらい伸びるのか見せてくれたのね、きっと」
すごい伸びをしてたから70cm以上になろうとしていたんだろう、と徹子さんは言う。
「でも、タモリさんがお台所に行っているとき、机の上にのって、私が食べてるものを一緒に食べようとしたから、『あれはお行儀が悪いからよしなさい』って叱っておきました。私は動物と楽しくおしゃべりできるけど、悪いことは悪いとはっきり言ってあげるの。しつけはちゃんとしなくちゃね」