2030年には、日本の女性の生涯未婚率(50歳時点で結婚の経験がない人の割合)20%前後になるとも言われている。

そんななか、〝街コン〟や〝お見合いバスツアー〟など、婚活の市場はいまも日々進化を続けている。

「豊かな愛情をもった女性たちが、その愛の注ぎ先を上手に決められないでいるんです。その結果、愛情が余っている。それが婚活真っ盛りの今の日本の現状だと感じます」

 

こう語るのは、恋愛や結婚問題をテーマに取材を続けるライター・にらさわあきこさん。にらさわさんは婚活に勤しむ女性100人以上にインタビュー。そこからみえてきたリアルな婚活事情を綴った著書『婚活難民』を先日上梓した。

今回は、同著の取材過程でみえてきた、〝婚活難民〟に陥りやすい危険パターンをにらさわさんに教えてもらった。いくつも当てはまる女性は、要注意です!

 

①そこそこモテる

「なまじモテるがために、出会いがあっても『私にはもっといい人がいるはず……』、と決め切れないことが続く、というパターンに陥りがち。〝自分が本当にモテない〟という自覚をもつ女性は、男性とうまくいきそうなときに『こんな自分をいいって言ってくれるなんて!』と、即決できるんです」

 

②いろんな〝出会いの場〟をハシゴしている

婚活のイベントは女性の参加費無料のケースも多く、なんとなく参加しているだけで、結婚相手を決めるという意識が欠けてしまう人も少なくありません」

女性無料のものは、男性側も「結婚を決める」というより「若いコと知り合いたい」くらいの心構えの人が多いそう。婚活をしている気分にはなるが、結果がともなわないまま長期化してしまうという。

 

③休日は女友だちとつるんでいることが多い

「気の合う友人と過ごしているとやっぱり居心地がいいので、パートナーがいなくても楽しいと思ってしまうんです。

会話も女性寄りになって、いざ男性と接するときに『何を話したら……』と困ってしまうことにも」

 

④不倫をした経験がある

婚活で出会う男性を、不倫していた相手と比べてしまうクセが婚活での障壁に。

「既婚者に比べ、婚活市場にいる男性は、どこかボ~っとしてみえてしまうようです」

その結果、出会う独身男性の魅力に気づきづらくなる……といった悪循環にはまってしまうのだという。

 

⑤恋人が3年以上いない

学生時代に付き合っていた人や、社会人になってすぐ付き合った人と別れてからしばらく恋愛をしないできた人に多いケース。

「恋愛を始める前に、どこか頭で考え過ぎて『どうせ私なんか……』と悲観的になってしまう人も多いようです」

 

 

 

にらさわ・あきこ

NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛・結婚などの分野で取材・執筆活動をおこない、独身女性に幅広いネットワークを持つ。著書に、『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)『婚活の神様! 崖っぷち婚活隊の目指せ結婚! 神頼みツアー♪』 (幻冬舎)など

 

『婚活難民』恋愛・結婚をテーマに500人以上の男女を取材してきた著者が、婚活中の女性12名を徹底取材。彼女たちの表情や言葉から垣間見える、もうひとつの婚活の姿。理想の結婚を求めさまよう独身女性の本音と真相を描く、渾身の初ルポルタージュ

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