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大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(72)が、読者からの相談に答える!

 

【Q】「3人の子どもと感染予防で在宅勤務している夫。5人で狭い家で過ごしているとウツになりそう。買い物に付いてくる夫は、刺身をカゴに勝手に入れるし、あ~、イライラする!!」(マシャ萌えさん・47・主婦・東京都)

 

【A】「今はイライラしたら負け。ただ淡々と過ごすべし」(蛭子能収)

 

今は、イライラしたら負けですよ。平然と過ごしたほうがいいかもしれません。夫には「ムダ遣いしたくない」とやんわり言ったら違う反応があるかもしれませんよ。

 

オレも閉じこもっています。出無精になって太って腹が苦しくなりました。そしたら女房がイトーヨーカドーで1,400円の大きいズボンを買ってきました。すごく安いけど、思えばズボンなんてはければ十分ですよね。

 

3月上旬に、無観客レースが行われているボートレース住之江でロケをしました。スタッフに頼めば、ネットで舟券も買えたので、貸し切り気分で満喫できると思ったら、後ろめたい気分で楽しめませんでした。レースは負けましたが、その悔しさは半減していました。

 

冷静に考えてみると、たぶん勝ったときも「どうだ!」と周囲にわかるようにオーラをかもしながら換金するのがたまらないんですよね。ギャンブルの奥の深さに気づきました。ふだんとは異なる生活ですが、いろんな気づきを見つけて、オレは淡々と生きています。

 

「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載

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