今年1月の米倉。その足取りは軽やかだった。 画像を見る

「シーズンを重ねるごとに制作費が増加し、“1本1億円”とも言われるようになっていました。それも、すべては看板シリーズを続けるため。テレビ朝日は局をあげてドラマに打ち込んでいました」(テレビ局関係者)

 

4月に入って、『ドクターX』(テレビ朝日系)の降板を申し入れたという米倉涼子(44)。それは、通常であれば考えられない選択だっただろう。

 

「米倉さんには1本800万円以上のギャラが提示されるなど、破格の待遇が用意されていました。ドラマが放送される3カ月間で、総額約1億円! これほどの額は聞いたことがありません。

 

また第2シーズンから第5シーズンまでは、全話平均視聴率20%超え。19年放送の第6シーズンこそ18.5%となったものの、依然として高い視聴率をキープしていました。さらにテレビ朝日は、シリーズものを得意とする局。続けていれば、これからも女優としての成功は約束されていたのです」(前出・テレビ局関係者)

 

そんな“失敗しない道“を、あえて自ら捨てた米倉。そんな彼女が近年、全力で打ち込んでいたのが舞台の道だった。

 

2012年にアジア系女優で初めてブロードウエーミュージカル『CHICAGO』の主演「ロキシー・ハート」役に抜擢された米倉。17年の再演が決まった際には「今回が最後だと思っている」と強く決意し、19年に3度目の起用となった際には「『CHICAGO』とずっと関わっていたい」と作品への愛着を見せていた。

 

前向きではなかったというドラマとは、対照的ともいえる意気込みだ。なぜ、彼女はこれほどまでステージに惹きつけられたのだろうか。

 

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