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「最初は“炎上”とか怖いイメージもありましたが、始めてみたら温かい言葉をいただいて、SNSに支えてもらってこの3年間やってきたといっても過言ではないくらい」

 

そう話すのは、SNSでの誹謗中傷をテーマにしたドラマ『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』(テレビ東京系・月曜22時〜。1月25日スタート)で主演を務める香取慎吾(43)。3年前、新たな船出とともにSNSを始めた。

 

「ただ、去年のステイホーム中はSNSとの付き合い方がわからなくなって。何を発信したらいいのか? 発信しないほうがいいのか? と考える中、ちょっとずつ更新してみたらコメントが返ってきて、『つらい』というメッセージも含めてみんなの声を聞けたときに、“僕は一人じゃないんだ”と感じて助けられました」

 

最近は楽しいだけではなく問題も増えてきているそう。

 

「アノニマス(匿名)なSNSには変な力があるのか、ほかでは言葉にしないような心の声をぶつけたりする。僕は、実際に会ったりメディアを通じて言葉を発したときに人が不快だと思うことは言わないように生きてきたつもりで、SNSも同じ思いでやっています。……が、時々『テレビだったら絶対言わないな』と思うことを打ち込んでいることもあるので、投稿するボタンを押す前に必ず確認します」

 

また、自分の心をどう守っていくかも大事だという。

 

「僕は“知りたすぎない”ようにしています。知らなければ怖くないから。でもエゴサーチはすっごいする(笑)。たとえば『セットが見切れてる』という書き込みを見つけたら、すぐスタッフに連絡して次の週から見切れないようにしたり、昔からネットの意見は参考にさせてもらってます。入り込みすぎないように、ちょっと離れた目線も持ってSNSと付き合っていけたらと思います」

 

「女性自身」2021年2月2日号 掲載

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