“ヨン様”から始まった韓流ブーム以降、私たちをときめかせてくれたスターたちの気になる“その後”を徹底追跡!
ドラマ『愛の不時着』(Netflix)で共演したヒョンビン(39)とソン・イェジン(40)の結婚は「まるでドラマの続編のよう」と世界中で話題に。4月に2人はアメリカへ新婚旅行に出かけ、その仲むつまじい姿に注目が集まった。
最近では『イカゲーム』(Netflix)が人気を集めるなど、韓国ドラマの勢いが止まらない。
この韓流ブームの火付け役となったのは、なんといっても『冬のソナタ』だろう。私たちを魅了した“ヨン様フィーバー”から今年で20年を迎える。
『大人もハマる! 韓国ドラマ 推しの50本』(大月書店)の著者で、韓流カルチャーを20年以上見続けている渥美志保さんは韓流ドラマの変遷を次のように語る。
「第1次韓流ブームはぺ・ヨンジュン(49)を筆頭に、イ・ビョンホン(51)、チャン・ドンゴン(50)、ウォンビン(44)の“韓流四天王”が人気の核に。第2次ブームは、『美男(イケメン)ですね』(’09年)のチャン・グンソク(34)がけん引し、“イケメン”俳優をたくさん起用した胸キュンドラマが人気を博しました」
続く第3次では、「K-POP」ブームが巻き起こった。
「東方神起やBIGBANGといった、K-POP人気に火がついて、アイドルがドラマに多く起用されるようになりました。動画配信サイトでの視聴が中心である現在のブームは第4次と呼ばれていますが、韓国ドラマはもはや一つのジャンルとして確立されているように感じます」(渥美さん・以下同)
トレンドが移り変わっていくなか、かつて私たちが夢中になったスターのなかには、最近ドラマで見かけなくなった俳優も。そこで本誌は、ブレークを経た“その後”が気になる36人の近況を徹底追跡することに!
「韓国スターは事業を始める人が多いのですが、いちばんの成功者はやはりペ・ヨンジュンでしょう。
’06年に芸能プロダクション『KEYEAST』を設立。’18年にはその事務所を、東方神起などが所属する『SMエンターテインメント』に売却し、主要株主に。’11年の『ドリームハイ』に特別出演して以降、ドラマへの出演はなく、もはや実業家と言っていいと思います」
同じく“韓流四天王”の一人であるウォンビンは、映画『アジョシ』(’10年)以降、10年以上も俳優業から遠のいているが、紳士服ブランドやコーヒーCMなどの広告モデルとして活躍している。
「昨年は、43歳でプレミアムスキンケアブランド『INCELLDERM』の専属モデルに抜てきされました。出演作がなく寂しいという声もありますが、変わらぬ美貌が度々話題を呼んでいます」
俳優との“二刀流”で活動するケースも少なくない。『天国の階段』(’03年)で一躍有名になったクォン・サンウ(45)は’19年、俳優業の傍らソウルに洗車場をオープン。チャン・グンソクも、今年1月まで渋谷でショップ経営をしていた。実業家のほか、韓国では不動産投資で成功を収めるケースも多い。
「ヒョンビン&ソン・イエジンも不動産投資長者として知られていますし、『星から来たあなた』(’13年)のチョン・ジヒョン(40)も昨年、ビル1軒の不動産投資で約149億ウォン(約15億円)の利益を得たといわれています」
華々しい生活を送る一方、スキャンダルに見舞われて表舞台に姿を見せなくなった俳優も。