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「劇中で次々と主要人物が殺されるなか、『鎌倉殿』の子供たちを守り、多くの視聴者の癒し的な存在にもなっていた八重の突然の退場に“八重ロス”の声が殺到してます」(テレビ誌ライター)

 

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で源頼朝との間に子供を産み、その後主演の小栗旬(39)演じる北条義時の妻・八重役を好演した新垣結衣(33)。5月29日放送の第21回で最期のときを迎えた。

 

約半年間、『鎌倉殿』を盛り上げた新垣だが、意外にも大河ドラマには初出演だった。当初はかなり困惑したと『NYLON』6月号のインタビューで吐露している。

 

《(リハーサルで着る)浴衣は用意したものの着付けの練習はしていないし、普段から日常的に和服を着て過ごすことがなかったのでやり方がわからず、現場でハッとして焦りました》

 

大河ドラマどころか、本格的な時代劇も初めてで戸惑いの連続だったという。制作関係者は言う。

 

「今作の八重は史実と異なり、義時の妻となり、後継者となる泰時を産む大事な役柄でした。新垣さんは脚本家の三谷幸喜さんに役作りについて聞きたかったそうですが、スタジオにはまったく来ない。そこでディレクターや時代考証担当者に聞き、手探りで八重像を創りあげていきました」

 

そんな不安を抱えて現場入りした新垣を支えたのは、ほかならぬ“夫”の小栗本人だったそう。

 

「2人は13年前のドラマ『スマイル』(TBS系)でも共演した仲。8作目の大河出演となる小栗さんは、八重像について一緒になって考え、新垣さんの不安を払拭したそうです。クランクイン前に歴代の大河の主役を務めた先輩たちに話をじかに聞いたという小栗さんの話には、誰よりも説得力があったと話していました」(前出・制作関係者)

 

新垣は最後の出演となる収録時、なにかとフォローしてくれた小栗への感謝を口にしていたという。

 

「幼なじみから夫となる義時が、男として成長する姿に重なったのか、座長として堂々と振る舞う小栗さんの姿に感極まって目を潤ませていました。鎌倉幕府第二代執権となって“日本一”となる義時を、今後も応援すると伝えたといいます」(前出・制作関係者)

 

今後、義時の正室・比奈として堀田真由(24)が登場する。

 

「現場入りの際には『北条家に残っている八重さんの存在感は圧倒的。皆さんに認められるよう精いっぱい務めたい』と神妙に話していました」(NHK関係者)

 

これから新垣は、義時の成長をリアル夫・星野源(41)とともに自宅で見守ることになりそうだ。

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