(C)JMPA 画像を見る

河野太郎デジタル相(60)の国会答弁が物議を醸している。2月13日の衆院予算委員会で、野党議員から、原発政策や外務大臣時代だった際の事実関係などについて質問を受けた河野氏。しかし、「所管外」という言葉を12回も繰り返すのみで、質問に答えなかったのだ。

 

野党をはじめ、14日には、自民党の梶山弘志幹事長代行が「あくまで一般論だが、国会の審議で閣僚は野党の質問に丁寧に、真摯に答弁すべきだ」と、記者会見の場で苦言を呈すなど、身内からも批判が。

 

“所管外連発”について、河野氏は13日にTwitterで、《デジタル大臣が、外交政策やエネルギー政策に関して答弁することはできないのが議院内閣制のルール。それぞれ外務大臣、経産大臣に質問していただければ良いだけ》と、あくまでもルールに則って発言を控えたと主張。また、疑問を呈したTBSの記者に対しては《へーえ、TBSってこういう印象操作するんだ》と噛み付いていた。

 

一連の流れを受けて、Twitterでは一時期「ブロック太郎」がトレンド入りする事態に。野党の質問に対して「所管外」で通した河野氏だが、これまでも数々の“ブロック歴”が。

 

’18年12月、当時外相だった河野氏は記者会見中、記者から受けた日ロ関係についての質問に対して「次の質問どうぞ」を4回繰り返し、回答を拒否。批判に対して、後日、自身のブログで「その質問には答えられませんという意味で『次の質問をどうぞ』と答えた」と理由を説明し、「せめていつものように『お答えは差し控えます』と答えるべきでした」 「おわびして、しっかりと改めます」と反省の意を示していた。

 

一般人とも気さくなやり取りをすることから人気が高く、260万人以上のフォロワーがいる河野氏のTwitter。しかし、2010年1月のアカウント開設以来、Twitterでは“河野氏からブロックされた”という声がたびたび出ていた。河野氏への誹謗中傷やデマは決して許されないし、そうした発信をするアカウントをブロックするのは当然の権利だ。

 

しかし、ブロックを報告したアカウントの中には、河野氏の言動を批判する呟きやワクチン接種推進担当大臣を務めていた際に新型コロナワクチンの効能に対して素朴な疑問を呈したものなども。中には河野氏へリプライを送っていないアカウントからも報告が。こうした河野氏の対応に対して、これまでたびたび“過剰”と批判がおき、「#河野さんにブロックされています」というハッシュタグが生まれたことも。

 

野党の質問や真っ当な批判でさえも“ブロック”する河野氏。果たして、真摯に人の声に耳を傾けていると言えるのだろうか――。

出典元:

WEB女性自身

【関連画像】

関連カテゴリー: