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重病にかかったと嘘をつき、クラウドファンディングサイトで37,000ドル(約520万円)をだまし取った20歳のインフルエンサーが、第一級窃盗罪などの自身の罪を認めた。ABC系列のWQUADなどが報じている。

 

米アイオワ州スコット郡在住のマディソン・ルッソ被告は昨年2月にステージ2の膵臓がんを、その数カ月後に急性リンパ性白血病を発症したとTikTokなど複数のソーシャルメディアで公表した。「サッカーボール大の腫瘍が背骨にできていた」「90回の放射線治療に耐えた」「生存率は11%だと言われた」などと語って同情を誘い、クラウドファンディングサイトのGoFundMeで「もし可能なら、医療費をカバーするため、治療に専念するために寄付をお願いします」と呼びかけたという。

 

ルッソ被告は点滴最中に撮ったセルフィーや、病変の写真などをコンスタントにシェアし、“闘病”の様子を伝え続けた。彼女のストーリーは新聞にも取り上げられ、New York Postによると、セントアンブローズ大学や膵臓の病気を研究する財団「The National Pancreas Foundation」などでゲストスピーカーとして公演までしていたという。

 

しかし、彼女の語る話に医学的な矛盾が多いと気づいた医療関係者が警察に通報。結果、全て嘘だったことがわかり、今年1月にルッソ被告は逮捕された。家宅捜索では、点滴棒と点滴チューブ、茶色のウィッグ、他人の口座情報が記載された財務諸表、他人の処方薬などが押収されたという。また、本物のがん患者のCT画像を盗み、自分のものだと偽ってソーシャルメディアに投稿していたことも明らかとなった。

 

ルッソ被告は2月の時点では無罪を主張していたが、今月14日に行われた審問で第一級窃盗の罪を認め、有罪となった。今後量刑が決まるが、最大で10年の懲役刑が科される可能性があるという。

 

GoFundMeは集まった37000ドルの寄付金を全額出資者に返金している。

出典元:

WEB女性自身

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