6月30日に、秋篠宮家側近の加地隆治皇嗣職大夫が定例の記者会見で明らかにした佳子さまの“1人暮らし”。秋篠宮ご夫妻と悠仁さまが改修した秋篠宮邸で生活される一方で、佳子さまは“仮住まい”であった御仮寓所での生活を続けられているという。
その理由について加地皇嗣職大夫は、“工事費節減のため、工事着手前に秋篠宮ご夫妻と眞子さん、佳子さまでご相談された”と明かしていた。しかし、工事終了から9カ月経ってからの発表は、国民から批判の声も上がった。
「改修工事の終了後、御仮寓所は“事務所と収蔵庫として活用される”と説明されていたのですが、宮内庁は昨年11月に“私室機能を一部残す”と方針転換。しかし、今年1月に佳子さまの“1人暮らし”が報じられ、物議を醸していました。加地皇嗣職大夫はこのタイミングで発表した理由について、“私的な事柄でセキュリティーに関わるため公表を控えていたが、大きな変更であるため説明が必要と考えた”と釈明するに留まりました」(皇室担当記者)
そんななか、宮内庁の“内輪揉め”がさらなる波紋を広げている。
西村泰彦宮内庁長官が7月13日の会見で、佳子さまの居住状況の発表について「情報発信がタイムリーではなかった」「問題になった時になるべく早く発表すべきだった。まとめるのに時間がかかったと聞いている」とコメント。しかし、「まとめるのに時間がかかった」理由については、「承知していません」とのことだった。
また、正しく説明されていなかったとの指摘には、「結果的に違ったことについては反省すべき」と述べていた。加地皇嗣職大夫の“判断”を公然と批判した形となった西村長官だが、それに対して加地皇嗣職大夫は反論したのだった。
「加地皇嗣職大夫は14日の会見で、長官の指摘に対して『ミスリードにならないよう、節目では説明してきた』と主張していました。“タイムリーな情報発信”だったかどうかについても、『長官のお考えではないか』とコメントしたのです。いずれにせよ、宮内庁内で情報共有や情報発信の連携が取れていなかったことが露呈してしまいました。
皇室の情報発信のあり方について、秋篠宮さまは昨年11月の記者会見で『正確な情報をタイムリーに出していくことが必要』と述べられていました。今年4月には皇室の活動を広く伝えるための広報室もできたばかりです。しかし、宮内庁トップと秋篠宮さまの側近が情報発信について揉めているようでは、皇室の信頼にも関わってくるのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)
ネット上では、統制が取れていない宮内庁内の意思疎通に落胆する声が上がっている。
《報連相が・・・組織としてどうなのよ》
《今更長官がこのようにコメントするのはおかしいと思います。私には大夫に責任を押し付けているようにしか聞こえません》
《結局、皇室のイメージを悪くしているのは宮内庁なのでは?》