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2023年も半分が終わったところだが、“最近テレビやネットニュースで見る機会が一気に増えた”と感じるタレントはいないだろうか? いわゆる“ブレイクタレント”だ。

 

新たな才能や魅力が発掘され、その人気に納得がいくタレントもいれば、どうしてこのタレントはこんなにテレビに出たり、ニュースになっているのだろうか? と疑問がわく場合もあるだろう。

 

視聴者のニーズにあった真のブレイクタレントはだれなのか。ニホンモニター株式会社が6月30日に発表した、昨年からの出演テレビ番組の増加数を比較した「上半期ブレイクタレント」ランキングの上位10名を対象に、ブレイクが「納得できる/納得できない」タレントについてアンケートを行った。今回は「ブレイクが納得できない」と思うタレントについての結果を紹介する。

 

3位に選ばれたのは、人気ラッパーの呂布カルマ(40)。MCバトルで数多くのタイトルを獲得し、ヒップホップ界では大物の呂布。『ゴゴスマ~GOGO!Smile!』(CBCテレビ)にコメンテーターとして出演するほか、ACジャパンの「叩くよりたたえ合おう」CMで目にしたことがある人もいるのではないか。

 

オールバックにサングラスといういかつめな見た目に、率直な物言い、本質をつくようなコメント力と存在感の塊である呂布。’22年上半期のテレビ出演本数は2本だったが、’23年上半期は71本と爆増しバラエティの世界でも領土を広げている。とはいえ、まだ認知率が低いようで、“そもそも呂布カルマを知らない”ため、ブレイクしているといわれても納得できないという回答が集まった。

 

《誰だか知らない》
《たまにネットニュースで名前を見かけるくらいだから》
《名前を聞いても分からないから》

 

2位に選ばれたのはフリーアナウンサーの神田愛花(43)。元NHKアナウンサーで、今年1月からは、平日昼の帯番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)のMCを担当している。テレビ番組出演本数は、’22年前半の45本から、’23年上半期は210本と大幅に躍進し、二ホンモニターの調査結果ではNo.1のブレイクタレントに。

 

NHK時代からアナウンサーらしからぬキャラクターが注目を集めていた神田。漢字が読めずに綱引きを『あみびき』、東北・関東地方を『ひがしきた・かんとうちほう』などまちがいを連発。今年6月には『ぽかぽか』で黒歴史について聞かれ、NHK時代、酒を飲み過ぎて朝起きられず、ラジオを1回飛ばしたことがあるとも明かしていた。

 

とにかくもっているエピソードが強烈な神田。あわせて、何事にも動じない図太さと、アナウンサーながらお高くとまらぬ天然ぶりが好感度を押し上げているようだ。しかしながら、強すぎる個性がゆえに一部からは否定的な意見もあがった。

 

《良さが分からない。》
《とても変わっていると思うがブレイクの理由はわからない》
《元アナウンサーなのに品がない》

 

ブレイクが納得できないタレント1位に選ばれたのは、元アイドルグループ「ゆるめるモ!」メンバーのあの。舌足らずなしゃべり方と、そのぶっとんだ内容で独特の存在感を放つ、今引っ張りだこのタレントだ。今年4月からは、『オールナイトニッポン0』(ニッポン放送)の火曜日パーソナリティを務め、新しく冠番組『あのちゃんの電電電波』(テレビ東京)もスタート。’23上半期に出演した番組は89本で、’22上半期から68本の増加となった。

 

一昨年10月に、『ラヴィット!』(TBS系)に出演した際には、大喜利企画でとっぴな回答を連発。実は『水曜日のダウンタウン』(TBS系)のどっきり企画で、あのは芸人たちから遠隔で答えを指示されていたのだが、七味唐辛子に含まれるものの答えとして「ほぐした赤LARK」などと回答する姿は共演者や視聴者に強烈なインパクトを与えた。

 

メディア露出が著しく増えるなか、独特のスタイルは一部の人には受け入れられなかったようで“しゃべり方が苦手”という声も。実は、あのは「“納得できる”ブレイクタレントランキング」でも1位に輝いている。「納得できない」へのランクインも人気ゆえのようだ。

 

《わがままがウリみたいなところが見ていてイライラする》
《話し方やキャラが好きではない》
《個性的かもしれないが態度、発言、声、やる気のない感じが好きではない》

 

今後の活躍で、タレントとして強固な地盤を作っていくことができるだろうか。

 

【’23年上半期 ブレイクが納得できないブレイクタレント】

1位:あの
2位:神田愛花
3位:呂布カルマ
4位:ウエストランド
5位:やす子
6位:五十嵐亮太
7位:村重杏奈
8位:コットン
9位:槙野智章
10位:なすなかにし

 

調査対象:20歳~60代の男女400人
調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)

出典元:

WEB女性自身

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