1月2日に起きた日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機との衝突事故。日航機は乗客・乗員379人全員が脱出したが、海保機は乗っていた6人のうち5人が死亡した。
1日に発生した能登半島地震の被災地へ、海保機が支援物資を輸送するために離陸しようとした際に起きた今回の事故。悲劇の連鎖が日本中に衝撃を与えたが、さらなる悲劇が。事故に遭った日航機では2件のペットの預かりがあったものの、いずれも救出は叶わなかったと、「Smart FLASH」の取材で明らかになったのだ。
海外の一部航空会社や「スターフライヤー」ではペットの同伴搭乗を条件付きで認めているが、JALでは盲導犬や介助犬を除き手荷物として貨物室に預ける決まりとなっている
JALは「ENCOUNT」の取材に、預けた手荷物などの補償について金額は明かせないとしつつ「手荷物、お帰りの交通費も含めてお支払いを始めております」と回答している。しかし、今回救出が叶わなかったペットに関してはどのような補償となるのだろうか。
本誌の取材に対し、JAL広報部は次のように答えた。
「今回ペットを救出できず、お悔やみを申し上げます。ペットはお客様の『ご家族』であることは重々承知しており、大切な命をいくらと一概に金額を申し上げることはできませんが、誠心誠意、真摯に対応します」
今回の事故を受け、SNS上ではペットの同伴搭乗を求める声も広がっている。今後、同伴搭乗を検討する可能性はあるのか聞くと、次のような回答があった。
「海外の航空会社などで同伴搭乗が認められていることは認識しておりますが、現時点ではなんとも申し上げることはできません」(JAL広報部)
出典元:
関連カテゴリー: