4月6日に行われた阪神競馬7Rで競走中に落馬し、頭部と胸部を負傷して入院治療中だった藤岡康太騎手(35)が、10日の午後8時ごろに逝去したと11日、JRAが公表した。
藤岡騎手は’88年に祖父が厩務員、父が調教師という“競馬一家”で育ち、’04年に競馬学校に入学し’07年に騎手免許を取得してデビュー。
ルーキーイヤーからJRAで24勝をあげると、’09年にはG1初制覇。以降も安定した活躍をみせ、’23年は自身最多のJRA年間63勝をマークしていた。今年も先週時点で28勝と、昨年を超えるペースで活躍しており、通算の成績はG1・2勝を含む803勝。
訃報に際し、日本騎手クラブ会長の武豊騎手(55)は「こんなにつらく、悲しいことはありません。まだ、信じられないです。今後、康太の思いを胸に乗っていきたいと思います」とコメントしていた。
’23年には第一子が誕生しており、同年11月に第40回マイルチャンピオンシップ(G1)を制した際には、「(父になったことで)さらに頑張りたい気持ちになりました。帰って子供を風呂に入れないと」と話していた。
SNS上では妻と0歳の子供を残しての早すぎる死を、嘆く声が。
《妻と0歳の子がいてるって自分と同じやし35歳ってのもほぼ同じやし…奥さんと子どもとか残された人のこと考えると胸が痛い…悲しい…》
《藤岡康太騎手のご家族を思うと言葉もありません。まだ0歳の息子がいるのに。》
《藤岡康太子供0歳かよ…》
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