歴代英国君主の公式誕生日を祝う行事「トゥルーピング・ザ・カラー」が6月15日に行われた。3月にがんの治療中であることを動画で公表したキャサリン妃が、172日ぶりに公の場に姿を見せ、英国民から熱烈な歓迎を受けた。英王室の伝統、そして再出発のイメージを示す純白のドレスは、斜めにかぶった幅広の帽子と相まって“母“であるダイアナ妃を強く思い出させるものだった。
「同じ病院でともにがん治療を受けたチャールズ国王は、何度も病床のキャサリン妃を見舞われたといいます。これまで以上に家族の絆が強くなったことが、急きょパレードに参列された理由なのでしょう」(英王室に詳しい多賀幹子さん)
純白のドレスは、家族一丸となって前へ進むという決意の象徴だったのかもしれない。