「けじめが必要だと思うので、倫理委員会が開かれるということだが真摯に対応したい」
11月13日、記者団に対してこう語ったのは、国民民主党の玉木雄一郎代表(55)。11日に
11日に『SmartFlash』によって高松観光大使を務める元グラドル・小泉みゆき(39)と、7月、10月に高松市内や都内で“密会”していたことが報じられ、同日の会見で報道を「おおむね事実」と認めて謝罪。
玉木氏は党代表として続投されたが、不倫相手の小泉をめぐっては、市役所が観光大使の解任も含めて検討中とメディアの取材に答えるなど、事態は深刻化している。
国民民主党は党の倫理委員会で調査を行うことを決め、それを受けて玉木氏は冒頭のように発言していた。
突然のスキャンダルに見舞われた国民民主党だが、依然として国会のキャスティング・ボートを左右する存在として脚光を浴びている。その長である玉木氏もいまや09年に政界入りして以来当選6回の大ベテランだが、民主党公認で香川2区から立候補した’05年の自身初の衆院総選挙では、自民党前職に大敗した過去が。
当時、敗戦後に更新したブログで、玉木はこう捲土重来を誓った。
《今日から、次へ向けた戦いを開始します。くじけているヒマはありません。涙をぬぐって、胸を張って進みます。また、応援してください》
その後もさまざまなトピックの記事を公開し続け、’06年10月7日の記事では、既存政党に不信感を持っているという若手経営者から《玉木さんも、無所属でやるんだったら、応援しますよ》とエールを受けたことを明かしたうえで、《政党とは何か》についてこう綴ったのだ。
《同じ政治理念、政策を共有する集団ということでしょうが、私は、それ以前に、一定のクオリティ(品質)を満たした人の集団であるべきだと思います。これは、弁護士や会計士などのように一定の資格試験をクリアーすることを条件にするというよりも、
『絶対に、不正をしない。』『絶対に、不倫をしない。』などというように、そもそも政治家として有権者信頼に耐えうる集団であることを、自信をもって約束できる集団であるべきだと思います
何も聖人君子である必要はありませんが、より高い倫理観を持った人の集団であるべきだと思います》
落選しリベンジに燃えていたこともあってか、クリーンな理念を訴えていた当時の玉木氏。しかし、今回の報道でこのブログが拡散されることとなり、宣言を“反故”にする形となった玉木氏に対して厳しい声が。
《痛過ぎるブーメラン…》
《まぁ昔から応援している人達は相当怒ってるよね。裏切られた感がすごい》
《このときは本当にそう思ってたんだろうに 年月は人を変えてしまうのね》
《より高い倫理観とは…》
闘志に燃えていた15年前の誓いは忘れてしまったのだろうか。