大晦日の恒例番組『NHK紅白歌合戦』。今年のトップバッターは、ME:Iとこっちのけんと。ME:Iはデビュー曲の「Click」を、こっちのけんとはサビの「ギリギリダンス」がSNSで注目された「はいよろこんで」を披露する。
今年話題になった注目のグループから、懐かしのアーティストまで様々な顔ぶれが登場する紅白。果たして、最も注目されているアーティストは誰だろうか? 20〜70歳の500人を対象に「見たい」と思う出場者は誰なのか聞いた。今回は白組のアーティストについて発表する。
3位に選ばれたのは、今年初出場となるCreepy Nuts。披露するのは、「Bling-Bang-Bang-Born」。人気アニメ「マッシュル-MASHLE-」のオープニングテーマとして配信されると、サビの特徴的なダンスが注目され、TikTokを中心にダンスを真似するのがブームに。
流行は海外にも広がり、Spotifyでは2024年に「国内で最も再生された楽曲」となるだけでなく、「海外で最も再生された国内アーティストの楽曲」となった。
アンケートでは、《のりがいいから》《歌のリズムとダンスが好き》《曲が好きだから》《曲が楽しい。みんなノリノリになると思う》と楽曲自体を楽しみにする声があがった。また、《どのようなパフォーマンスをしてくれるか楽しみなので》《今年一番耳にしたかも。ステージで何かやってくれそう》と、DJの世界大会で優勝経験のあるDJ松永と史上最強のバトルラッパーとして知られるR-指定のパフォーマンスに期待する声もあがった。
2位に選ばれたのは、歴代最長ブランクの41年ぶりに出場するTHE ALFEE。「星空のディスタンス」を披露する。
今年デビュー50周年のTHE ALFEE。高見沢俊彦と坂崎幸之助はすでに70歳。桜井賢も来年1月で古希を迎える。それでも精力的に活動を続けており、12月23、24日には東京・日本武道館でライブ「THE ALFEE 50th Anniversary 冬の祭典 WINTER CARNIVAL」を開催。バンド史上最多の武道館でのライブ公演数となった。
今も現役のTHE ALFEE。’84年に発売された「星空のディスタンス」は今も人気の名曲。アンケートでは《懐かしいので》《青春時代、よく聞いたので》《この曲がヒットしてる頃を思い出すから》《長年がんばっているので、応援したい気になる》《昭和の名曲だし伝説の3人の紅白再来だから》と懐かしむ声が相次いだ。
栄えある第1位に選ばれたのは、今年デビュー55周年の南こうせつ。こちらも懐かしの名曲「神田川」を歌唱する。こちらは、「放送100年 特別企画」の一環として、ラジオから生まれたヒット曲として選ばれた「神田川」。 イルカによる「なごり雪」とメドレーで披露される。
南こうせつとかぐや姫として1973年に発表した「神田川」は200万枚以上を売り上げた大ヒット曲。実は南こうせつとかぐや姫は同年の『紅白』出場が決定していた。しかし、「神田川」の2番の歌詞、「二十四色のクレパス」の「クレパス」が商品名のためNHKから「クレヨン」への歌詞の変更を要請されたため、内定を辞退したと言われている。
アンケートでは《青春期のわびしい思いがあふれている》《私の青春時代の歌だから》《学生時代の歌で、懐かしい》《自分の青春時代の思い出の曲だからです》《高齢者にとっては思い出深い》など、懐かしの名曲を楽しみにする声が寄せられていた。