目黒蓮と真田広之(写真:本誌写真部) 画像を見る

「前作の快挙もあってか、現場では“よりハイグレードな作品を!”という雰囲気が漂っているようです。とはいえ、撮影開始間もない時期ですので現場にぎこちなさもあり、今回初めて加わった日本人スタッフは、少し戸惑いを感じることもあるそうですね」

 

こう語るのは、現在カナダで撮影中の『SHOGUN』制作関係者だ。

 

ディズニープラスで配信予定のドラマ『SHOGUN 将軍』シーズン2の撮影に、1月下旬から参加している目黒蓮(29)。目黒が初の海外長期ロケに加わってから、1カ月あまりが経過した。

 

「2月から3月にかけてバンクーバーは、最低気温が0度を下回ることもしばしば。屋外でのシーンもあるため、ときには極寒のなかでの撮影になることも。

 

撮影には主演でプロデューサーを務める真田広之さん(65)がそばについて目黒さんの演技に目を配っており、時折アドバイスを伝えることもあるそうです。

 

本作にはシーズン1と同様、真田さんが若手のころから付き合いのある時代劇出身の日本人スタッフが多くカナダ入りしています。初めての本格的な時代劇への挑戦となる目黒さんですが、先輩方の指導に必死に食らいついているようですね」(ドラマ関係者)

 

真田といえば、故・千葉真一さんが設立したジャパンアクションクラブ(JAC)出身として知られる。今回の現場にも、同じくJAC出身で、シーズン1でエミー賞のスタント・パフォーマンス賞を受賞した南博男氏や帯金伸行氏など“アクションの猛者”が参加しているようだ。

 

現在、目黒はどんなシーンの撮影を行っているのだろうか。前出の『SHOGUN』制作関係者が明かす。

 

「殺陣や居合などの本格的なアクションシーンはまだ稽古中だそうで、撮影自体はまだ先になると聞いています。

 

現在撮影している場面は、戦国時代の所作を魅せるための静かなドラマパートが多いそう。真田さんと一緒のシーンも少なくないようで、目黒さんも時代背景を意識しながら、時代劇ならではの身ぶりや表情管理を心掛けて演技に臨んでいるといいます」

 

まずは所作を中心とした撮影を、という段取りは、真田の意向によるところが大きいという。その背景には、彼のこれまでの俳優経験が反映されているようだ。

 

「真田さんは年を重ねるにつれて、時代劇には“精神面”が必要とされる繊細な演技が不可欠だと考えるようになったそうです。一時期、アクションの仕事はセーブし、役者として成長するために演技一本で勝負する作品を意識的に選択していたときもあったのだとか」(前出・ドラマ関係者)

 

映画『Mr.Holmes』(’15年)に出演した際、真田は当時のインタビューにこのように語っていた。

 

《アクションだけを求められてイメージが固定することは、俳優を続けていく上でストレスになる》(『バンクーバー新報』’15年)

 

前出の『SHOGUN』制作関係者が続ける。

 

「真田さんは撮影現場を“後輩に技術を継承してもらう場所”と考えていると明かしています。俳優としての目黒さんに期待を寄せているそうで、だからこそ自分の経験を積極的に吸収してほしいと考えているのでしょう。

 

真田さんは“静かな所作にこそ魂が宿る”と考えているそうで、目黒さんには派手なアクションよりも、いまは精神面で魅せる演技を伝授しているといいます。

 

所作などの細かい演技の撮影を優先しているのは、まずはメンタルの鍛錬を通して目黒さんに“将軍の心”を育ててほしいと考えているからではないでしょうか」

 

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