「いわゆる『不機嫌ハラスメント(フキハラ)』で処分を受けていたことが報じられた元警視正のA氏(60)ですが、新聞社やテレビ局の担当記者からの評判も良いとはいえませんでした」
そう語るのは、A氏を知る警視庁担当記者の1人。
警視庁幹部だったA氏の処分を報じたのは3月10日付の朝日新聞だった。
「記事では警察関係者の談話を掲載しています。警視庁や警察庁に『(男性から)パワハラを受けている人がいる』といった訴えがあり、聞き取り調査を行ったところ、『反論すると不機嫌になる』『一方的で、意見具申できない』『一度嫌われたら終わり』といった証言があったそうです。いっぽうで『(自分が)パワハラ被害にあった』という人はいなかったとか。
A氏は署長や本部の課長などを歴任していましたが、昨年12月付で『警務部長注意』とする処分が下ったそうです。A氏は、それから3カ月後の3月9日付で辞職していますが、処分と辞職は関係ないとされています」(WEBジャーナリスト)
A氏はノンキャリからの叩き上げで、サイバー犯罪、消費者被害などを扱う生活安全部の畑で活躍し、大学で学生たちに注意を促すためのセミナーの講師を務めたこともある。
敏腕との評価を受けるいっぽうで、“クセの強い人物”とされていたようだ。前出の警視庁担当記者はこう語る。
「メディアには“夜討ち朝駆け”という言葉がありますが、A氏は自分のところに通い詰めてくる記者を評価していました。
ポイントは自分が語った情報を記事にするかどうか。話をしたのに報じなかった記者には『なんでやらなかったんだ! そういう社には今後はもう話さない』と、すごんだり、他の警視庁関係者のところへ取材にいった記者には『なんで俺のところに話を聞きに来ないんだ! もう来なくていい』と、文句を言ったりしていたのです。
担当記者たちに彼なりの順位をつけていたようで、懇親会でそれを匂わせたりするので、一部の記者からは顰蹙を買っていました。
そんなA氏が絶賛していたのがフジテレビでした。『何でも言うことを聞くフジテレビと俺は相性がいいんだ!』と、懇親会であからさまに語っていたこともあります」
昨年はパワハラやセクハラが社内に蔓延していたことが問題になったフジテレビ。A氏の担当記者たちもハラスメントへの耐性がついていたのか――。
画像ページ >【写真あり】フキハラ幹部が絶賛していた「テレビ局」(他1枚)
