5月22日、兵庫県の斎藤元彦知事(48)は“風通しの良い職場づくり”に向けた幹部研修を県庁で受講。内部告発文書問題をめぐって、昨年3月に県設置の第三者委員会で複数のパワハラが認定されて以降、斎藤氏が研修を受けるのは今回が2度目だ。
地元の神戸新聞によると、完全非公開で行われた研修には、斎藤氏や政策会議を構成する部長級以上の約30人が参加。ハラスメント防止や公益通報者保護制度など4時間の講義を受けたという。
「兵庫県の第三者委員会は昨年3月、文書で告発されていた斎藤氏の言動のうち、10項目をパワハラと認定。エントランスの20メートル手前で公用車を降りた際、出迎えた職員を叱責したことや、机を叩いて職員を叱責したこと、知事レクの際に資料を見ながら舌打ちをし、大きなため息をつくといった行為でした。そのほか、協議の際に付箋を投げるなどの行為については認定しなかったものの『パワハラの疑いが残る』とも指摘。昨年5月、斎藤氏は1回目のパワハラ研修を受けており、その後の会見では職員とのコミュニケ―ションの重要性を語っていました」(政治部記者)
2度目の研修を経て、斎藤氏はどんな学びを得たのか。26日に県庁で行われた定例記者会見で、記者から「斎藤知事は第三者委員会に10件のパワハラが認定されていますが、なぜそのような行為に及んでしまったか、その理由について今回の研修を受けて改めて顧みることはありましたか」と問われると、斎藤氏はこう述べた。
「職員の皆さまと普段からコミュニケーションを充実させていくことが大変大事、取り組んでいかなければいけないという意を強くさせていただいた」
内部告発文書問題をめぐって、斎藤氏は“告発者探し”を行った県の対応について、一貫して「適切な判断」との見解を示してきた。今回の研修でも、公益通報者保護制度に関する講義があったが、斎藤氏は「県の対応が適切だという認識は変わったか」と問われ、「公益通報者保護制度の基礎的な知識、外部窓口の設置、運用の点についても説明をいただき、大変有意義な研修だったと思っています。ご指摘いただいた点については、県としては適切に対応してきました」と従来の見解を繰り返した。
続けて、“パワハラ”に関する質問に。記者は「知事レクの場で、声を荒げたり、舌打ちをしたり、机を叩いたり、付箋を投げたりということは、その後、自分ではされていないという認識ですか?」と確認するのだが、斎藤氏の回答がかみ合わない。
「まぁ、知事レクチャーの場というのは、様々な政策課題に関して報告を受けて……」
これに対し、記者が「それは分かりますが、そういった行為には及ばれていないと、胸を張って言えるということでよろしいでしょうか?」と再度同じ質問を投げかけるも、斎藤氏はこう述べる。
「あの、密なコミュニケーションを職員と図りながら、いい政策作りに向けて力を尽くさせていただいております」
パワハラ研修の効果はあったのかという極めてシンプルな質問だが、受け答えができない斎藤氏に対し、記者は「断言すればいいじゃないですか、やっていないんだったら(笑)」と呆れる様子だったが、斎藤氏は「あの、風通しのいい職場づくりに向けて努力をしております」と述べ、ぺこりと頭を下げるのだった。
この会見の様子はXでも拡散。これまでも定例会見において斎藤氏と記者のやり取りがかみ合わないことは多々あったが、今回もシンプルな問いに対し、ちぐはぐな回答を繰り出す斎藤氏に対し、ユーザーからは以下のようなツッコミの声が起こっていた。
《「パワハラはしません」と、断言せず。おかしいやろ!》
《答えてもないもんな いつも、この人話にならへんやん》
《ごく当たり前の事を質問しているだけやのに、まあ答えない、答えられない》
《「今、パワハラやってませんよね?」の問いにさえ「やってません!」と言えなかった人間。無駄な研修でしたね》
画像ページ >【写真あり】「ただひたすらにイタい」波紋を広げた斎藤知事の“エアーテニス”(他7枚)
