2026年6月5日、参院予算委員会に出席した高市早苗首相(撮影:長谷川新) 画像を見る

中傷動画問題で揺れる高市政権に、新たな火種が持ち上がった。今度は高市早苗首相(65)が絶大な信頼を寄せる側近官僚に、不倫と不適切な公費出張疑惑が浮上したのだ。

 

6月9日、『文春オンライン』が報じたのは、木原稔官房長官(56)の首席秘書官を務める、茂木正氏のスキャンダル。茂木氏は、2025年に大阪・関西万博の首席国際博覧会統括調整官として大阪出張を繰り返していた。その際、公費で宿泊したホテルに、親密な関係にあった女性を招き入れた疑いがあるという。

 

大手紙の政治部記者がこう苦笑する。

 

「報道では、メッセンジャーアプリでのやり取りも公開されており、きわめて近い関係者から情報提供された可能性が伺えます。出張自体は職務上必要だったと考えられますが、ホテル代は茂木氏1人分しか請求されておらず、仮に2人で泊まったことが確認されれば、今後ホテルから追加請求される可能性があります。

 

それより問題となるのは、公務員としての『信用失墜行為』(国家公務員法第99条)にあたるかどうかでしょう」

 

木原官房長官は、9日の記者会見で茂木氏の不倫疑惑について質問されると、「コメントは差し控える。経産省において、必要に応じて事実関係などの確認をおこなう」と平静を装ったが、この問題が政権を揺るがしかねない理由は、高市首相と茂木氏の関係にある。

 

「茂木氏は、高市首相が経済産業副大臣だった時代から仕えている腹心中の腹心です。2025年10月の高市政権発足時には、高市首相みずから茂木氏の首相秘書官への起用を希望したとされます」(官邸関係者)

 

異例なのはその経歴だ。

 

「茂木氏は、調整官として、工期遅延に苦しんだ大阪・関西万博を予定どおり開催に導きました。その手腕が、元経産官僚で官邸人事に大きな影響力を持つ今井尚哉(たかや)内閣参与から、“経産省屈指のアイデアマン” と、高く評価されました。

 

しかも、茂木氏は単なる秘書官ではありません。官邸でおこなわれる正副長官会議にも出席し、政策決定の現場に深く関与する政権中枢メンバーの一人と目されているんです。

 

霞が関では木原官房長官と飯田祐二筆頭首相秘書官、そして茂木氏を加えた3人を“官邸トライアングル”と呼んでいるんです。官邸の総理執務室にノックだけで入れるのは彼らだけですよ」(同前)

 

ある自民党関係者によると、高市首相はこの夏、茂木氏をさらに“重要ポスト”へ抜擢する意向を持っていたという。

 

「高市首相が議長を務める『日本成長戦略会議』の事務局長ポストに、茂木氏が送り込まれる予定でした」

 

日本成長戦略会議は、岸田文雄政権時代の「新しい資本主義実現会議」に代わって新設されたもので、高市カラーを象徴する政策司令塔と位置づけられている。

 

「高市首相は、今後、重要な政策の多くを日本成長戦略会議で決定していく構想を持っています。そんな重要ポストに選出しようとした“秘蔵っ子”のスキャンダルに、高市首相は頭を抱えているでしょうね」(同前)

 

文春報道が事実であれば「政権中枢の規律」が問われる問題となりそうだ。高市政権は、またひとつ厄介な火種を抱え込むことになった。

 

画像ページ >【写真あり】不倫疑惑が報じられた茂木正官房長官秘書官(他2枚)

出典元:

WEB女性自身

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