鹿鳴館のXアカウントより 画像を見る

「契約満期と移転白紙という現実の中でも、『この場所をなくしてはいけない』という想いで継続を決意しました。音楽の原点を未来へつなぐための挑戦に、どうか力を貸してください」

 

6月上旬、クラウドファンディングのサイトにこのように書き込んだのは、東京目黒区のライブハウス・鹿鳴館のオーナーの山口高明氏だ。‘80年のオープン以来、“日本ロックの聖地”として知られていた同所は、収容人数300人ほどの決して大きくはないキャパシティのライブハウス。しかしX JAPANやLUNA SEA、GLAY、BABYMETALといった日本を代表するアーティストを多数輩出するなど、ここが日本の音楽シーンに与えた影響は計り知れない。

 

しかし昨年12月、同ライブハウスは入居するビルの老朽化などを理由に営業終了を発表することに。様々なアーティストから営業終了を惜しむ声が上がっていた。そんななか、一縷の望みをかけたのが“クラウドファンディング”だった。今回、山口氏が“ロックの聖地”の再起をめぐる経緯やその葛藤を本誌に語ってくれた。

 

「本来、‘24年1月をもって契約満期により移転する予定だったのですが、発表直後から大きな反響が起き、その声にビルのオーナーが応える形で営業を延長する事ができたんですね。ですが1年の延期後、移転先予定の話が白紙となり、再び“続けられないかもしれない”という現実に直面したのです」

 

そこで山口氏が思い当たったのが、クラウドファンディングという手段だった。

 

「当初は抵抗があったのです。例えばコロナ禍のころに様々な人たちがクラウドファンディングをはじめたじゃないですか。その時は世界中が大変なときに、ライブハウスなんかが被害者のように“お金を恵んでください”なんて言うのは許されるのだろうか……と。

 

しかし、移転先の話がなくなってしまった以上、背に腹は代えられない。そんなとき、近所の方にクラウドファンディングに抵抗感があるという話をしたら『山口さんね、今時クラファンにそんなネガティブな意見を持っているのは老害だよ。鹿鳴館を助けたいファンはきっと沢山いるから、みんな支援してくれるよ』と言われ、そこで“じゃあ、やってみるか”という気持ちに至ったのです」

 

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出典元:

WEB女性自身

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