高市早苗首相(65)が日本時間6月16日、フランスで開催されている主要7カ国首脳会議(G7サミット)に参加。初の“G7外交”で思わぬ注目を集めている。
高市氏にとっては就任後初となったG7の舞台。米国のドナルド・トランプ大統領(80)やフランスのエマニュエル・マクロン大統領(48)、英国のキア・スターマー首相(63)、イタリアのジョルジャ・メローニ首相(49)ら各国首脳が出席。ウクライナ情勢や中東問題、経済安全保障などについて議論が交わされた。
しかし、そんな国際舞台で高市氏の振る舞いを捉えた動画がSNSで拡散され、話題になっている。
きっかけとなったのは、会議開始前とみられる円卓の会場で、高市氏が1人で着席している様子を捉えた動画。各国首脳らが円卓周辺で立って談笑するなか、高市氏1人が回転椅子をくるくると回しながら待機しているように見える映像が拡散されたのだ。さらには別のシーンでは通訳なしでメローニ首相と話しているが、会話が噛み合っていないように見える動画、トランプ大統領に笑顔で話しかけるもスルーされているように見える映像も拡散され、Xでは”孤立しているのではないか”と指摘する声が相次いだ。
《ほっとかれている高市》
《G7サミットで孤立した日本の首相が、回転椅子で自分を楽しませている》
《「コミュ力お化け」の異名をとる高市さん、G7の会合前、手持ち無沙汰過ぎて椅子をクルクルさせまくる》
《あんなに抱きついて、手を握り 手を摩り、くねついていたのに G7では話しかけられないし 話しかけることもしない高市氏》
高市首相といえば、これまで国内政治では“コミュニケーション能力が高い”と評価されることも少なくなかっただけに、一部ではそのギャップが余計に目立ったとの見方も出ている。G7で日本の首相が“ぼっち認定”されるのは今回が初めてではない。
「G7などの国際会議の場で日本の首相が孤立しているのではと指摘されることはよくありますが、昨年の同時期に行われたG7サミットでは、当時の石破茂首相が大きな批判を浴びました。今回同様、会議前にテーブル周辺で各国首脳が自然と会話をしている中、石破氏が1人自席に着席している姿が報じられ、”ポツンとぼっち””浮いている”などとかなり批判的に扱われました。
’24年11月のAPECでも石破氏は、カナダのトルドー首相に握手を求められた際に座ったままだったり、1人でスマホを操作していたりする姿が繰り返し報じられたばかりだったので、当時は余計に石破氏の外交スキルが問題視されたのかもしれません。石破氏に批判的な右派だけでなく、多くのメディアも批判的なトーンで報じていました」(全国紙政治部記者)
そうしたことから、今回の高市氏への批判を受け、Xでは当時の石破氏をはじめ、過去の歴代首相らへの批判を思い出す人も少なくなかったようだ。
《これは、宮沢喜一などの例外を除いて日本の宰相は、だいたいこんなふうになっていなかったかな?》
《アジアの代表としてG7会合に出席と大見えを切りながら、英会話力の無さは隠しようがない。石破前首相が一人英会話ができず孤立した感じで新聞、テレビでさんざん叩かれたことを思い出す》
「G7は外交の場であると同時に、広報戦の側面も強いです。首脳同士が談笑している数秒の映像が印象や評価を左右することも。実際には首脳会談や実務協議の方が重要なのですが、日本では政策や成果よりも『輪に入れているか』『仲良く話しているか』が話題になりやすい。
高市さんはそのあたりを意識しているのか、各国要人をファーストネームで呼ぶなど親密さを積極的にアピールしてきたからこそ、今回の“ぼっち動画”がより注目された側面もあるでしょう」
“ぼっち外交”論争は首相が代わっても繰り返される――。
