サッカーワールドカップ北中米大会の決勝トーナメント一回戦でブラジルと戦った日本代表。だが、1-2でブラジルに敗れ、ベスト32で大会を終えた。その激闘は天皇陛下と雅子さま、愛子さまもご覧になっていた。
「試合は日本時間で6月30日の午前2時キックオフでしたが、天皇ご一家はお住まいの御所で、最後までテレビで観戦されていました。ご一家は両チームの健闘をたたえながら、名将・アンチェロッティ監督率いる強豪のブラジル代表を相手に、最後まで挑み続けたサムライブルーの選手たちの活躍をうれしく思い、勇気づけられたそうです。
天皇陛下は1967年に上皇ご夫妻とともに、来日したブラジルのプロチームと全日本男子との試合を観戦した思い出を側近に述べながら、日本のサッカーが着実に進歩していることを実感したとお喜びになっていたとも伺っています」(皇室担当記者)
6月13日から26日まで、国賓としてオランダ・ベルギーを公式訪問されていた両陛下だが、オランダのヘット・アウデ・ロー城に滞在されていた6月14日夜(日本時間15日早朝)には、日本対オランダの試合をウィレム=アレキサンダー国王とマキシマ王妃とともに観戦された。
引き分けに終わった試合結果だったが、その後の国王夫妻の晩餐会でのスピーチで、陛下は「ピースフルな結果にホッとしました」と述べられ、その場を沸かせていた。
しかしオランダ国民の心を震わせたのは、ピッチ上の選手たちだけではなく、いまとなっては日本サポーターによる“恒例行事”が、いっそう注目を集めたからだったと、欧州事情に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんは話す。
「日本とオランダの試合を観戦されていた場面の写真は、宮内庁やオランダ王室がすぐさま公開され、両国で話題となりました。しかしオランダでは、日本サポーターによる試合後の“ゴミ拾い”も注目を集めていました。すっかり見慣れた光景となっていますが、試合中二度もオランダチームに追いつき、引き分けに持ち込んだ侍ブルーの組織力とサポーターの行いを結びつけて評価する声も上がっていたのです。
青いユニフォームを着たサポーターたちが、黙々とゴミを拾って帰っていく姿は、ちょうど天皇皇后両陛下が訪問していたことも相まって、オランダ国内で賞賛されたのです。また選手が使ったロッカールームをきれいに整理していたことも報じられたりしていて、『日本のファンになった』『日本に行きたい』などという声がオランダ国内で高まりました。
両陛下のご訪問が、ちょうど開催されていたワールドカップを観戦する日本国民の姿の相乗効果となり、オランダとのいっそうの親善が深まったのです」
両陛下と日本代表、そして日本サポーターの“共闘”が、日蘭の絆をより深めたのだ。
画像ページ >【写真あり】オランダ戦の試合終了後、称賛されたゴミ拾いを行う日本サポーター(他2枚)
