2026年7月24日、参議院本会議で成立した「副首都」構想の関連法案(撮影:長谷川新) 画像を見る

123対121。わずか2票差。この数字こそが、7月24日の参議院本会議で成立した「副首都」構想の関連法案をめぐる国会の“混乱”を如実に物語っている。

 

法案には、自民党、日本維新の会に加え、IT活用などの修正を条件つきでチームみらい、さらに無所属議員3人が賛成票を投じたことで、辛うじて野党を振り切った。しかし、本会議直前まで与党内には重苦しい空気が漂っていたという。

 

「委員会でもなかなか採決動議が出せなかった。まさに半信半疑。蓋を開けてみなければ、結果がわからないという異例の採決でした。じつは、17日の本会議では、3名の自民党員が手術を伴う治療中で欠席していました。ただ、1人は欠席届の病名から判断して出席が可能と考えられていました。ところが、じつは検査で深刻な病気であることが分かり、出席できる状態ではなくなりました。執行部は『これはまずい』と一気に緊張したそうです。もともと、101人の自民党員から3人減って、98人の見込みとなったからです。

 

自民党の票数は98票。これに維新とみらい、無所属議員3人が加わっても121票にしかならないからです。そして、無所属議員には賛成に投じるよう働きかけましたが、果たしてそれを信じられるのか。彼らにとって副首都関連法案は関心のない法案であり、そのうち1名は態度を保留していましたから」(自民党関係者)

 

仮にこの態度を決めていない無所属議員まで反対に回れば、青票(反対票)は122票。すなわち否決されていた可能性が高かったのである。

 

「結局、治療中の自民議員が1人だけ出席でき、最悪でも同数に持ち込める計算になった。そこまでいけば議長裁決という最後のカードが残る。執行部はその一点に望みをつないでいました」(同前)

 

結果として法案は可決されたものの、関係者は「勝った」というより「助かった」という認識が強いという。

 

「とはいえ、この無所属議員は次回が改選になります。このままなら、当選の可能性はほぼない。今回のことで野党の結束は一定、高まっています。チームみらいが“絵に描いた餅”のような合意文書で白票を投じてくれましたが、次回はどうなるか。同じような局面になればまた、この無所属議員を頼ることになる。次回の参院選でこの無所属議員に何らかの手当をしなければならないでしょうね」(同前)

 

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出典元:

WEB女性自身

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